《北陸編》
西陣織を染め上げるために使用された、上質な灰を作り続けた先祖にあやかる屋号が宿名の老舗旅館。1884(明治17)年創業という長い歴史を持つ宿が大切にし続けているのは“伝統旅館の温もりとおもてなしの心”だ。どうすればゲストに心から喜んでもらえるかが追求された客室や料理、大浴場をはじめとする館内施設も好評。客室は「松風庵」「十楽棟」「観月亭」の部屋に分かれており、なかでも庭園付きの離れ「松風庵」がおすすめ。純和風の空間で、心身ともに癒されるひとときを過ごそう。
料理が自慢の宿では、その多くが食材である野菜にこだわっており、地物の新鮮野菜をたくさん使っています。地元で採れた旬の野菜は味や食感に優れるだけではなく、栄養価も豊富。料理をいただけば、体が喜ぶのも感じられるほどです。京野菜を使ったおばんざい、滋味豊かな根菜や山菜がたっぷりの郷土料理、高原野菜をふんだんに使ったオーベルジュのごちそうなど、地元特産の野菜を使ったおいしい料理に出合う旅に出かけてみませんか。