自然の恵みたっぷり!旬の食材明石鯛(桜鯛)
- ジャンル
- 魚介
桜色に美しく輝く姿は縁起物の象徴
エビやカニなどの餌が豊富な明石海峡で育ち、激しい潮流で身が引き締まった明石鯛は、まさに魚の王様。「桜鯛」と呼ばれる春の鯛は、桜前線とともに明石海峡へ入り込み、産卵のため、美しい桜色に輝いている。秋には「紅葉鯛(もみじだい)」とも呼ばれる。
- 旬の食材カレンダー
- 3月、4月
- 主な品種・ブランド
- マダイ
- 主な産地
- 明石市
この時期のおすすめ鯛めし
明石鯛が丸ごと入った豪快な味覚
お造り、焼き鯛、鯛茶漬けなど、バラエティ豊かな鯛料理の中でも豪快な味覚といえる「鯛めし」。土鍋に米と明石鯛を丸ごと入れ、ショウガや昆布と一緒にじっくり炊き込む。鯛の味と香りがしっかりと移ったご飯は、おこげまで美味しくいただける。
- 美味しい豆知識
- 見た目の豪快さだけでなく、DHA・EPAなど魚の栄養素も豊富な料理。固くなってしまった場合は、鯛茶漬けにしても楽しめる。
自然の恵みたっぷり!旬の食材明石ダコ
- ジャンル
- 魚介
麦わら帽子の季節が旬の味
全国的に明石のタコは有名だが、なかでも6月~7月にとれる旬のタコは、麦わら帽子をかぶり始めるこの時期にとれるため、「麦わらダコ」と呼ぶ。エビやカニなどの餌が豊富な明石海峡で育ち、激しい潮流で身が引き締まった明石ダコは、歯応えも甘みも抜群だ。
- 旬の食材カレンダー
- 6月、7月、8月、9月
- 主な品種・ブランド
- マダコ(麦わらダコ)
- 主な産地
- 明石市
この時期のおすすめ播州素麺
麺つゆの味が際立つ伝統のそうめん
夏の美食には欠かせないそうめん。兵庫は「播州素麺」の名を掲げる店は多く、江戸時代から伝わるその技を、実直に伝え続けている。小麦や揖保川の清水など、材料に恵まれたこの土地のそうめんは、日本国内でトップの生産高を誇っている。
- 美味しい豆知識
- 全国区の「揖保乃糸」には等級があり、麺を束ねる帯の色が違う。最高級品は、組合が選抜指定した数軒の製造者にしか作れない。
自然の恵みたっぷり!旬の食材栗
- ジャンル
- 野菜・果物
日本の栗を代表するブランド栗
丹波・篠山地方は、日本書紀に朝廷献上の記述があるほど古くからの栗の産地で、現代でも大粒で色艶のよい甘い栗が生産されることで名高い。山に囲まれた内陸特有の寒暖差により、秋冬は「丹波霧」と呼ばれる濃霧が発生し、この霧に包まれて栗は旨味を増す。
- 旬の食材カレンダー
- 9月、10月
- 主な品種・ブランド
- 丹波栗
- 主な産地
- 丹波市、篠山市
この時期のおすすめ明石焼き
かんざし飾りがルーツの明石名物
たこ焼きのルーツとされる明石焼きは、明石界隈では「卵焼き」と呼ばれる。卵をたっぷりと使い、小麦粉と、熱を加えても固まらない澱粉質「じん粉(浮粉)」を合わせ、タコを包み込むよう丸い型で焼く。絶妙な味のダシでふわとろの焼きたてをいただくのが定番だ。
- 美味しい豆知識
- 江戸時代、明石で作られたかんざし飾り「明石玉」は卵の白身を使った。残った黄身を再利用し、明石焼が誕生した。
甘さと食感を備えた逸材のネギ
下仁田ネギ、博多万能ネギと共に「日本三大ネギ」とされる絶品のネギ。11月下旬から旬を迎え、白ネギと青ネギの中間種として、端から端まで美味しく味わえる。厳しく冷たい雪の中で甘みを増すため、香ばしい焼きネギや鍋物で、特にその実力を発揮する。
- 旬の食材カレンダー
- 9月、10月
- 主な品種・ブランド
- 岩津ネギ
- 主な産地
- 朝来市
この時期のおすすめぼたん鍋
丹波篠山の寒さに打ち勝つ絶品鍋
イノシシ肉を薄切りにし、花形に盛り付けることからその名がついた伝統鍋。味噌や醤油、白ダシや牛乳を用いるなど、店によってさまざまな味わいを楽しめる。肉と野菜のみならず、コラーゲンの溶け出した汁まで飲み干せば、美肌と元気は保証付き。
- 美味しい豆知識
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イノシシ肉は煮込むほどやわらかくなるといわれる。鍋を囲んで、ゆっくりと味わいたい一品だ。