自然の恵みたっぷり!旬の食材シシトウ
- ジャンル
- 野菜・果物
色鮮やかで栄養満点の地場野菜
天ぷらや串焼きなどで定番の野菜、シシトウ。実は国内生産高の大半を、高知県産が占めている。ベータカロチンやビタミンCが豊富で、健康食材としても優秀だ。破裂しないように穴をあけてから、手早く加熱調理すれば、素材本来の美味しさを堪能できる。
- 旬の食材カレンダー
- 3月、4月、5月、6月
- 主な品種・ブランド
- 土佐じしビューティー、ししほまれ
- 主な産地
- 南国市、香美市、香南市ほか
この時期のおすすめカツオのタタキ
鮮度抜群な旬の味覚は、塩タタキも人気
カツオの表面をワラで焼くことにより、独特の香りを封じ込め、中はジューシーに仕上げた一品。ニンニクやネギをたっぷり添えて、酢を効かせた醤油ダレで食べるのが一般的。最近は、素材の味が楽しめる塩タタキも人気で、鮮度抜群の本場ならではの食べ方だ。
- 美味しい豆知識
- 厚めに切り、まな板の上で一度タレをかけ、皿に盛りつけたあと、さらにタレをかけて漬け込むと、より一層美味しい。
良質の苔で育った生粋の天然アユ
全国の川に夏の訪れを知らせる魚、アユ。釣り好きが心躍らせる獲物だが、なかでも四万十川の天然アユは特別だ。澄みきった水の中で質のいい苔を食べて育ったアユは、雑味がなく香ばしい。“香魚”の名にふさわしい格別の味わいは、現地でなければ出合えない。
- 旬の食材カレンダー
- 5月~10月
- 主な品種・ブランド
- 四万十天然鮎
- 主な産地
- 四万十川、仁淀川、物部川等
この時期のおすすめ室戸キンメ丼
西日本一の金目鯛漁獲高・室戸市のご当地丼
港から漁場が近く、日戻り漁のため新鮮な室戸産金目鯛の照焼きと、旬の地魚の刺身がご飯の上に並ぶ、豪華な丼。締めは金目鯛のダシでお茶漬けに。産地ならではの、税込1,600円というリーズナブルな値段。室戸市内10店舗で提供されている。
- 美味しい豆知識
- 金目鯛は水深300~900mに生息する深海魚。年間を通して食されるが、梅雨時から初夏が、産卵を控え最も美味しい。
自然の恵みたっぷり!旬の食材ブンタン
- ジャンル
- 野菜・果物
あふれる果汁と濃密な甘さに驚く美しい果実
露地栽培の土佐文旦と、繊細で大切にハウス栽培される水晶文旦がある。糖度が高く濃密な味で、みずみずしく弾ける宝石のような果肉は、高知を代表する果物の王様の名に恥じない。熟し方は果皮の色に関わらず、緑がかっていてもとびきりのジューシーさがある。
- 旬の食材カレンダー
- 10月、11月、1月、2月
- 主な品種・ブランド
- 水晶文旦、土佐文旦
- 主な産地
- 土佐市、宿毛市、須崎市
この時期のおすすめツガニ汁
新鮮なツガニの濃厚な旨味を味わう
ツガニは四万十川や仁淀川などに生息するモクズガニで、秋近くなると繁殖のため河口近くに下る。すり潰した活ツガニを漉してダシと合わせ、ナスやリュウキュウ(ハス芋の茎)を具にそうめんやうどんといただく「ツガニ汁」は、繁殖期はコクが増し格別の味だ。
- 美味しい豆知識
- ツガニ(モクズガニ)は上海ガニの仲間で、すり流し、煮立ててゆるく固まったカニの美味しさは、上海ガニに勝る地元自慢の味。
自然の恵みたっぷり!旬の食材のれそれ(アナゴの稚魚)
- ジャンル
- 魚介
つるつる透明なアナゴの稚魚
真っ白に透き通る5cmほどの細長い魚。底引き網にかかるため“漁の邪魔者”とされてきたが、最近は漁獲も減り、むしろ貴重な珍味として流通している。箸でつまみ口に入れると、まるで葛きりのようになめらかな舌ざわり。好みの味付けでつるっといただこう。
- 旬の食材カレンダー
- 12月~5月
- 主な品種・ブランド
- なし
- 主な産地
- 県内沿岸全域
この時期のおすすめのれそれの三杯酢、酢味噌
「のれそれ」の地元定番といえば
高知以外ではなかなか出回らない珍しいこの食材を、どんな味わいで楽しむか。地元の定番はやはり、三杯酢か酢味噌だ。透明な身がうっすらと飴色に染まる三杯酢。「のれそれ」の身にとろりと絡む酢味噌。つるりとすすり上げれば、跡形もなく喉へと消えていく。
- 美味しい豆知識
-
地引網のなかで、別の魚の背中に“のったり、それたり”しながら水揚げされるため、「のれそれ」と呼ばれている。