[タベサキ Vol.2]
有名人のこだわり語り “おいしい”話
吉沢悠さんインタビュー
全国
2018.10.30
タベサキ
映画、ドラマ、舞台など多彩な活躍をみせる吉沢さん。撮影で地方に行くことも多く、その土地のものを食べることが楽しみなんだとか。全国各地を巡った吉沢さんが、なかでも思入れのある場所とは?
Photo: Takahiro Watanabe、Styling: Yasushi Yamada、Hair&Make: Ai Sasaki
旅の楽しみは“土地の味”を食べること
最近は撮影で地方に長期滞在することが増えています。そんな時は必ず“その土地ならではの味”を探すようにしていますね。きっかけは、二十代前半に撮影で行った香川県。地元スタッフの方に「香川のうどんを食べたら、うどんの概念が変わるよ」と言われたことです。うどんよりそば派だったんですけど、半信半疑で食べてみたら、そのおいしさに感動しました。特に具材は何もなく、すごくシンプルなのに、「麺と出汁だけでこんなに完成されているなんて……」とびっくりしたのを覚えています。それ以来、仕事に限らず知らない街へ行く時は「この土地にはどんな味が待っているんだろう」と毎回、“食べること”を楽しみにしながら旅をしています。
この夏は映画『ライフオンザロングボード 2nd Wave』の撮影で鹿児島県の種子島に一ヶ月間滞在していたので、島のあちこちに食べに行きました。終盤には島の人のご自宅にお邪魔してごちそうになることも多く、新鮮な魚介類などもたくさんいただきました。なかでも特に印象に残っているのが、「ニガダケ」というタケノコ。そのまま焼いただけなのに、素材そのものの味がダイレクトに感じられて本当においしかった。“島の人の家”というシチュエーションもたまらなくいいんです。海からの風を感じながら、談笑したりお酒を交わしたりして、自然のものをいただく。そういった雰囲気も含めて旅先で出合った料理はすべていい思い出になっています。
体づくりで変わった食や健康への意識
役柄に合わせて体づくりをすることが多く、今は自分自身で食事と運動をコントロールしています。マシンでウエイトトレーニングをしていた時期もありましたが、もともと柔軟性があまりなく腰を痛めがちだったので、体幹やインナーを鍛えるトレーニング方法に切り替えていきました。そうすると、以前より自分の体とよく向き合うようになって、今では筋肉だけでなく内臓なども意識しながら生活しています。
食事も意識するようになったのもその一つ。摂り入れたもので体が変わっていくことを感じているので、冷えている時はコーヒーを控えて白湯で温めよう、とかそういった選び方を自然にできるようになりましたね。
「鍋」も体の芯から温まるのでよく食べていますよ。最近はシンプルな鍋を柚子胡椒などの調味料でいただくことが多いかな。“自分の体を作るのは自分が選んだ食事”だと感じるようになった今だからこそ、ヘルシーに内側からコンディションを整えていきたいと思っています。
Profile
吉沢 悠/Hisashi Yoshizawa
1978年生まれ、東京都出身。1998年の俳優デビュー以来、映画、ドラマ、舞台などで爽やかな男性から、個性的な役柄まで演じきる実力派。趣味は、サーフィン、サバイバルゲームとアクティブ派ながら、自宅ではフレンチブルドッグを飼っているという動物好きの一面も。今後は映画『ライフオンザロングボード 2nd Wave』(主演、2019年公開予定)、舞台『MONSTER MATES』(2019年2月8日よりEXシアター六本木ほか)など、注目作の公開が控えている。
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