《三重編》
赤目温泉に佇む、明治初期創業の老舗温泉旅館。「日本の滝百選」に選ばれた赤目四十八滝の麓にあり、歩いて遊歩道まで行けるのが魅力だ。散策が終わった後は、伊賀流忍者が修行の合間に入っていたという言い伝えがある、源泉からあふれる美人の湯でほっこり。食事は三重ブランドの伊賀牛をはじめ、伊賀米コシヒカリなど地の食材を存分に味わい寛ごう。なかでも、名物料理の「伊賀牛とろ寿し」は口に入れた瞬間にとろける贅沢な逸品。秋は松茸づくし会席、冬は忍術鍋など季節限定料理もいただける。
旅の目的は人それぞれですが、食事が目当ての旅も楽しいですね。鱧やカニなど、その時季に旬を迎える魚介や、筍や松茸などの山の幸など、その土地でいただく名物の旬の味覚は、ほかでは得難いものです。また、熟練の料理人が腕を振るった見た目も美しい会席料理や、名シェフが素材からこだわって仕上げた芸術品のようなひと皿など、一度は食べてみたいと思う料理はたくさん。プライベートな空間で、そんな美食を存分に堪能しましょう。