【九州】パワースポットにおでかけ!運気の上がる神社32選

【九州】パワースポットにおでかけ!運気の上がる神社32選

観光・カルチャー

2024/03/04更新

全国的にみても、九州には、パワースポットとなる有名な神社がたくさんあります。そのため、九州におでかけのついでに、開運や縁結び、商売繁盛などさまざまなご利益のある神社に足を運んでみるのもおすすめです。今回は九州にある神社32選をご紹介しましょう。この記事を読んで、九州神社紀行を作ってみてはいかがですか。

開運で有名な神社

はじめに、九州にある開運で有名な神社をご紹介しましょう。

<開運>【鹿児島県】霧島神宮

家内安全から国家安泰まで、南九州最大級の神宮

南九州最大級の規模を誇る古社。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀り、家内安全から国家安泰までご利益があるといわれています。霧島山の噴火の影響で焼失と再建を繰り替えし、500年前に現在地に移りました。本殿をはじめ、ほとんどの建造物が国の重要文化財です。開運祈願をしたら、のんびり散策しながら歴史を感じてみては?

<開運>【鹿児島県】照國神社

名君「島津斉彬」を祀る神社

造船や紡績、ガラス製造、溶鉱炉といった西洋文化を積極的に取り入れ、日本近代化の礎を築くのに尽力した島津家28代の島津斉彬(なりあきら)を祀っているのが照國神社(てるくにじんじゃ)です。境内には照國文庫資料館があり、斉彬公のご事績等を学べます。開運祈願のほかにも八方除けや方位除けという珍しい祈願もできるので、該当する方は参拝してみるといいでしょう。

<開運>【大分県】宇佐神宮

全国に4万以上ある八幡社の総本営

725年に創建された、全国に4万以上もある八幡社の総本宮です。本殿は、江戸後期に建てられた檜皮葺(ひわだぶき)の「八幡造」となっており、美しい朱塗りの柱が特徴で、国の有形文化財に指定されています。訪れると、色鮮やかに輝く本殿に魅了されることでしょう。
厄除開運以外にも安産や交通安全などにもご利益があるため、家族で参拝するのもおすすめです。

<開運>【大分県】御手洗神社

奥宮「龍穴」は縁起の良いパワースポット

大分県大分市の街中にある「御手洗神社」は1087年に創建されました。主祭神は「八幡神」で相殿神に「春日神」「天満神」を合わせ祭り、境内には地元の芸術家とコラボした干支の絵馬が飾られ、夏は華やかな風鈴が楽しめます。授与所では、縁起にちなんだお守りや絵馬、御朱印が好評。
本殿の裏には「龍神」を祭る奥宮「龍穴」があり、3つの穴が御神体で八方除・運気隆昌の御利益があるとして知られています。風水では、“龍の棲む処”“大地の気が吹き上げる場所”とされ、縁起が良くパワーを授かれる場所として訪れる人々に親しまれています。

<開運>【福岡県】太宰府天満宮

学業とともに開運、恋愛もご利益あり

平安時代に、学者や詩人、政治家として多方面で活躍した功績のある菅原道真を祀る神社。学業祈願に訪れたことがある方も多いかもしれませんが、ほかにも家内安全祈願や厄除けにご利益がある神社として有名な九州の神社です。参拝者の中には、カップル円満祈願に訪れる人もいます。境内には、道真公ゆかりの飛梅や、大樟(おおくす)、花菖蒲、約6,000本の梅など四季折々の花や植物が楽しめ、美しい景観にも心癒やされますよ。

<開運>【熊本県】青井阿蘇神社

青井さんの通称で親しまれる阿蘇開拓の守り神

806(大同元)年に創建された神社です。地元では「青井さん」という通称で親しまれています。阿蘇の広大な土地を開拓した人々の守り神である三柱の神、健磐龍命(たけいわたつのみこと)、阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)、國造速甕玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)を祀っている神社です。ご利益は合格祈願、事業成就、商売繫盛、厄除けなど。
また現在の本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門は、1610(慶長15)年に造営されたもので、国の重要文化財に指定されています。それらの見どころは、華麗な桃山様式と球磨(くま)地方独自の社寺建造物の特徴が見られるところです。黒、金、赤などの漆で彩色され、社紋の鷹の羽や昇龍、瑞雲などが彫刻されています。また国の重要文化財に指定されている建物では、最南端に位置するものになります。

<開運>【宮崎県】宮崎神宮

初代天皇を御祭神とする神社

日本の初代天皇「神武天皇」の孫の健磐龍命(たけいわたつのみこと)が、祖父を御祭神とし創祀した神社といわれています。御祭神である神武天皇は、宮崎から大和へ都を移す東遷を成し遂げて初代天皇に即位したことから、開運、必勝祈願、合格祈願のご利益があります。
また東神苑には、国の天然記念物である樹齢は400年以上で、根回りおよそ3mもあるオオシラフジが植えられています。見ごろは4月中旬。

<開運>【長崎県】諫早神社

九州の守り神を祀る霊験あらたかな神社

長崎県諫早(いさはや)市に鎮座する「諫早神社」は、約1300年の長い歴史を誇る神社です。もとは九州総守護の神々を祀る「四面宮」と称され、篤く崇敬されてきました。御祭神は「天照大御神」「大己貴命」「少彦名命」を祀り、とくに「開運」「健康」「長寿」のご神徳があるとされています。境内のクスノキ群のパワースポットが有名な霊験あらたかな神社です。

「諫早神社」の拝殿前には日本でもトップクラスの大きさと言われる木彫りの「アマビエさま」が祀られています。疫病退散の願いを込めて奉納されたといわれており、社務所では「アマビエさま」の可愛いおみくじなどもあり、参拝の記念やお土産としても人気です。

<開運>【佐賀県】伊萬里神社

伊万里の地で長い間愛され続ける神社

香橘神社の名で現鎮座地に創祀され、1959年8月に戸渡嶋神社、1962年には岩栗神社と合祀し、同年11月に「伊萬里神社」と改称した由緒ある神社。伊万里の総鎮守として、この地一帯の住人をはじめ、崇敬する人々を広く守護しています。特に災厄消除や開運にご利益があるとされ、地元の人はもちろん、県外からも多くの人が訪れます。また、一年を通してさまざまな景色が楽しめ、春は桜のピンク色が境内を染め、参拝者の心をくすぐる光景に。夏は色鮮やかな新緑と青い空のコントラストに夏を感じ、秋は楓と紅葉が色づき、赤い楼門とともに映るアングルで、写真に収めたくなるほど美しい景色を楽しめます。

縁結びで有名な神社

続いて縁結びで有名な神社を見ていきましょう。

<縁結び>【宮崎県】青島神社

亜熱帯植物に囲まれた縁結びの神社

亜熱帯植物に囲まれた一風変わった雰囲気のある「青島神社」は、青島という小島の中央にあります。こちらのご利益といえば、何といっても縁結び。神話の彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)夫婦を祀ることから縁結びや航海安全、安産にご利益があるといわれています。境内には、願掛けをする女性の姿が多く見られます。本島から離れた神社で非日常を味わってみてはいかがでしょうか。

<縁結び>【宮崎県】鵜戸神宮

岬の洞窟にある神秘的な神社

本殿は、海に面している急な石段を降りた先の洞窟に位置する鵜戸神宮(うどじんぐう)。造りは、本殿・拝殿・幣殿が一体となっている権現造りです。縁結び以外にも子宝や安産祈願、育児祈願などに訪れる人も多く、結婚から出産まで見守ってくれる神社となっています。その理由としては、彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)の妻である豊玉姫命(とよたま)鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を出産したといわれているためです。神秘的な雰囲気漂う有名なスポットなので、家族で九州におでかけし、自然のパワーをチャージしてみては?

<縁結び>【熊本県】阿蘇神社

阿蘇を開拓した家族神を祀る一ノ宮

阿蘇の開拓した祖神の健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ、12神の家族神を祀る肥後の一ノ宮で、約2000年以上の歴史があります。ご利益は開運、縁結び、不老長寿などさまざま。
神殿や楼門など6棟が国の重要文化財に指定されており、楼門は「日本三大楼門」の一つです。2016年の熊本地震楼門や拝殿が倒壊し多大な被害を受け、現在復旧工事中です。参拝とともに数多くの重要文化財から歴史を感じてみましょう。

<縁結び>【宮崎県】高千穂神社

手をつないで3周すれば幸せが訪れる

創建が1900年前と伝わる古社。高千穂郷八十八社の総社として信仰を集め、縁結び、往昔、武神、農産業、厄払いの神様として知られています。老木に囲まれた神域に本殿、拝殿、神楽殿が建ち並び、厳かな雰囲気です。
境内には、二本の杉の幹が一つになった「夫婦杉」がそびえ、この周囲を好きな人と手をつないで3周すると幸せが訪れるそうです。

<縁結び>【熊本県】菊池神社

一族にゆかりの文化財を展示

1870(明治3)年に菊池氏居城跡に創建された神社。武時公、武重公ほか菊池一族の16柱を主神として祀っている。
境内には菊池神社歴史館があり、一族にゆかりのある古文書、家憲、千本槍、能面などの文化財を展示。
また春の参道は巨木が並び、桜の名所として賑わう神社でもあります。

<縁結び>【佐賀県】武雄神社

神が宿る樹齢3000年のご神木

主祭神は、長寿の神様といわれる武内宿禰(たけうちのすくね)。御祭神は全部で5柱を祀っており、それらを総じて「武夫大明神」と号してます。長寿のほかに、武運長久、開運や厄除けのご利益も。
境内には、根元でつながった縁結びのご神木である「夫婦檜(めおとひのき)」や、樹齢がおよそ3000年のご神木「武雄の大楠(おおくすのき)」がある。ご神木の根元には広さ約12畳の空洞があり、幹や根元はゾウの足を思わせるような樹皮で覆われ、神が宿る厳かな雰囲気を醸し出しています。

<縁結び>【佐賀県】伊萬里神社

「実を結ぶ」から縁結び・子宝にご利益あり

伊萬里神社(いまりじんじゃ)は、旧県社の香橘神社(こうきつじんじゃ)と戸渡嶋神社(ととしまじんじゃ)、岩栗神社(いわくりじんじゃ)が、1962年に成立した神社です。合祀される前から、伊万里の鬼門鎮護として災厄を祓い除け、身の安全、地域の安全、開運、長寿、交通安全、縁結び、勝負事のご利益がある神社でした。
また日本書紀によると、日本で初めて橘が植えられた場所でもあります。昔の橘は不老長寿の実とされていたそうです。このような植物が「実を結ぶ」ということから、縁結びや子宝のご利益があるといわれています。

<縁結び>【長崎県】亀岡神社

平戸の鎮守として古くから親しまれる神社

長崎県にある平戸城の二の丸跡に創建された「亀岡神社」は、松浦藩主を祀り古くから地元の鎮守様として親しまれてきました。縁結びや厄除け、学業成就祈願などに御利益があるといわれています。秋の例大祭“平戸おくんち”で知られさまざまな神事が執り行われる中で、国指定の重要無形民俗文化財「平戸神楽」は有名で、地元はもちろん、観光客まで多くの参拝者でにぎわいます

<縁結び>【鹿児島県】揖宿神社

古くから愛され続ける絵になる神社

九州の南端、鹿児島県指宿市の地で、古くから愛され続ける「揖宿神社」。拝殿に向かって右側に位置する西之宮は、縁結びの御利益があることでも有名です。また、社殿の格天井が素晴らしく、舞殿には126枚、勅使殿には64枚の花木絵が描かれており、参拝者の心を和ませています。境内には色とりどりの鈴や花がちりばめられており、その可愛らしさから、女性の参拝者が多く、月替わりの御朱印や、季節の花で彩られた手水舎など、思わず写真に収めたくなるスポットが点在しています。

商売繁盛で有名な神社

続いて、商売繁盛で有名な神社をご紹介していきましょう。

<商売繁盛>【福岡県】櫛田神社

追い山笠の出発地点、櫛田さん

愛称「櫛田(くしだ)さん」で親しまれている博多の総鎮守。上川端商店街の南端近くに位置し、人々の生活になじんだ神社です。
商売繁盛や不老長寿のお櫛田さまとして古くから信仰を集めています。博多祇園山笠の最後を飾る「追い山笠」の出発地点ともなっているので、お祭りの時期に参拝し、盛り上がっている街全体の雰囲気を一緒に楽しむのもおすすめです。

<商売繁盛>【宮崎県】天岩戸神社

天岩戸のご利益は「所願成就」

岩戸川を挟み、西本宮と東本宮の2社殿からなる「天岩戸神社」。西本宮は、天照大神が隠れた洞窟「天岩戸」をご神体とする社です。ご利益はすべての願いがかなう所願成就ですが、とくに商売繫盛、企業安全、家内安全などにご利益があるとされています。
西本宮と東本宮は、徒歩10分程度なので、マイナスイオンたっぷりの雰囲気を満喫しながら散策するのもいいですね。
神社から10分ほど歩いたところには「天安河原(あまやすのかわら)」と呼ばれる大洞窟があります。ここは八百萬の神々が集まってご相談された場所なのだとか。そのため、ここに参拝すれば色々な願い事が叶うと信仰されています。天岩戸神社に訪れたら、こちらにも立ち寄ってみてください。

<商売繁盛>【佐賀県】祐徳稲荷神社

年間300万人が訪れるパワースポット

九州の神社にはパワースポットになっているところが多いですが、「徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)」も年間300万人ほどの参拝者が訪れるほど人気の神社です。日本三大稲荷の一つでもあり、「祐徳さん」の愛称で親しまれています。商売繁盛のご利益以外にも、恋愛が成就すると噂の岩崎社が一角にあるため、恋愛成就の参拝者も多いです。初夏には、境内に生い茂る緑と朱塗りの色鮮やかな社殿のコントラストを楽しめます。旅行やドライブしやすい季節にぜひ足を運びたいですね。

<商売繁盛>【福岡県】福島八幡宮

仕事の成功・商売繁盛を祈願する八女のパワースポット

福岡県八女市にある「福島八幡宮」は、1661年に創建され350年以上にわたり、主祭神である応神天皇を神と崇め“成功・勝利の神様”として信仰を集めています。また仕事の成功・商売繁盛を願う神社としても親しまれ、かつて商家町として栄えた八女福島のランドマーク的な役割も担っています。全国的にもめずらしいと注目の「ペット祈願」は、は、ペットの健康や安全を願うことで注目を集め、全国から多くの参拝者が訪れています。毎年9月に開催される「放生会大祭」は、重要無形民俗文化財の「八女福島の燈籠人形」を奉納、全国から人形芝居の観劇に訪れた参拝者でにぎわいます。

<商売繁盛>【大分県】福良天満宮

全国から商売繁盛、招福を祈願する人があとを絶たない

福良天満宮(ふくらてんまんぐう)は、大分県臼杵市の高台に鎮座する学問・文化・人生・厄除けの神・菅原道真公をお祀りする神社です。400余年の歴史があり、元旦祭は多くの参拝者でにぎわい、各種祈願祭やお祭り、イベントも行われている。
また、経済の達人と称された大塚幸兵衛氏の愛称「赤ねこ」をお祀りする「招霊赤猫社」があり、全国から商売繁盛、招福を祈願する人があとを絶たちません。「うすき赤猫まつり」が行われるほか、赤猫のお守りや置物も人気を集めています。
また境内にあるハートの敷石に立って空を見上げると、ハートの形をした樹木に出合えます。2021年に気づいた参拝者が「宮ハート」と名付け、その後「福良天満宮」のパワースポット的な見どころの一つに。映画「男はつらいよ」のロケ地としても親しまれています。

<商売繁盛>【熊本県】熊本城稲荷神社

“白髭さん”の愛称で人々に親しまれる神社

熊本市電熊本城・市役所前駅から徒歩約3分の「熊本城稲荷神社」は、1588年加藤清正が熊本を訪れた時に城下町を守る神様として建立しました。ご祭神は「白髭大明神」で、商売繁盛や家内安全などの神様として“白髭さん”の愛称で400年以上人々に親しまれています。十三の神様を祀り、「智恵の輪くぐり」や厄難を祓う「福しゃもじ」があり、合格、良縁、健康などの御利益があるという熊本市のパワースポットです。ユニークな仕掛けの「開運水みくじ」が好評なので、ぜひ試してください。

<商売繁盛>【鹿児島県】薩摩祇園宮 八坂神社

“鹿児島五社”に数えられる由緒ある神社

JR鹿児島駅から徒歩約13分に鎮座する「薩摩祇園宮 八坂神社」は、鹿児島五社のうちのひとつで御祭神は「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」「奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)」を祭り、古くから崇敬されてきました。毎年7月開催の例大祭「おぎおんさぁ」は、悪疫退散や商売繁盛などを願い、神輿や祇園傘、神宮山車が出立する伝統的なお祭りです。荘厳な「神幸行列」が見どころで、夏の風物詩として地元で親しまれ、鹿児島市指定無形民俗文化財に指定されています。

交通安全で有名な神社

続いて、交通安全で有名な神社をご紹介していきましょう。

<交通安全>【鹿児島県】枚聞神社

交通安全の神社にあるのは、竜宮城のお土産?

枚聞神社(ひらききじんじゃ)は、大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)ほか8柱を祀っている古社です。交通・航海の安全のご利益や、漁業の神として人々の厚い信仰を集めてきました。薩摩一ノ宮として、島津藩や琉球人から崇敬が厚く、両者に関する古文書などの貴重な品々を所蔵しています。
県の重要文化財である朱塗りの社殿は、周囲の木々の緑の中で優雅に佇んでいます。また宝物殿には、玉手筥(たまてばこ)あるいはあけずの箱と呼ばれる、室町時代の女性の化粧箱である「松梅蒔絵櫛笥(まつうめまきえくしげ)」が収蔵されており、国の重要文化財です。

<交通安全>【福岡県】和布刈神社

海上・人生の節目で導いてくれる女神様

和布刈神社(めかりじんじゃ)は、九州最北端にある神社で、社殿が関門海峡に面して建てられているのが特徴です。潮流の変化が激しい関門海峡を約1800年前から見守る御祭神は、「瀬織津姫(せおりつひめ)」という月の女神であり、穢れを祓う禊(みそぎ)の神様、潮の満ち引きを司る導きの神様でもあります。ご利益は交通・航海の安全に加え、人生の節目や迷いがあるときに参拝すると、新たな一歩へと導いてくださるそうです。

健康・厄除けで有名な神社

最後に、健康・厄除けで有名な神社をご紹介していきましょう。

<健康・厄除け>【福岡県】足立山妙見宮

“健脚”で有名な和気清麻呂ゆかりの神社

北九州市小倉北区にある足立山の山麓に鎮座する足立山妙見宮(あだちさんみょうけんぐう)は、和気清麻呂(わけのきよまろ)が770(宝亀元)年に創建した、1250余年の歴史を誇る神社です。足を痛めた清麻呂公が足立山のふもと(現在の湯川)にある温泉に入って傷を治したことから健脚・健康の神様として尊崇されています。境内に健脚わらじを供えて願掛けする信仰があり、厄除け・家内安全・商売繁盛などのご利益で知られている神社です。また境内には、九州随一のしだれ桜や、小倉の街並みを見渡せる眺めなどの見どころもあります。

<健康・厄除け>【福岡県】田脇日吉神社

古式の神事を伝承する柳川のパワースポット

福岡県柳川市田脇に鎮座する「田脇日吉神社」は、鎌倉時代に創建され、約830年の歴史ある神社です。今も2,000点以上残る古文書を紐解きながら、古式の祈祷法や神事、御朱印、お守りを復刻しています。陰陽師が仕える神社として数々のご祈祷や厄払い、悪魔祓いなども行う、神秘と奇跡にあふれた霊験あらたかな柳川市のパワースポット。また絶大な霊力が宿る10種類の宝物“十種神宝”は、秘伝の祈祷術で歴代当主が伝承してきました。この最強の神器で凄まじい起死回生の力を授かり、病気平癒や除災招福に御利益があるそうです。今も人々の心願成就をつなぐ奇跡的といえる神事となっています。

<健康・厄除け>【福岡県】志賀海神社

「海神の総本社」として有名なパワースポット

福岡県の志賀島に鎮座する「志賀海神社」。古くから「海神の総本社」「龍の都」と称され、博多湾の総鎮守として崇敬され親しまれています。御祭神は「綿津見三神(わたつみさんしん)」を祀り、病気平癒、交通安全、災厄祓除、などの御利益があるといわれています。また、「遥拝所」からの海の景色は美しく、心身ともに癒やされるパワースポットとして訪れる人々に人気です。

おみくじやお守りは、年間を通じて授与所で頒布されており、種類も豊富。「海神の総本社」「龍の都」にちなんだ可愛らしい「開運龍頭みくじ」「龍神勝守」のほか、この神社ならではのユニークなお守りは、参拝に訪れた記念やお土産にもおすすめです。

<勝負事・厄除け>【長崎県】五島八幡神社

四方に鳥居があるめずらしい五島の総鎮守

長崎県五島市に鎮座する「八幡神社」は、五島家の始祖である宇久家盛が京都より宇久島へ来た折、守護神として山崎の八幡宮を勧請し一社を建立。氏神として1447年に五島に奉遷されました。応神天皇、神功皇后、比売大神をお祀りし、勝負事や厄除け祈願の神様として崇敬され、地元では「はちまんさん」として親しまれています。東西南北のそれぞれに鳥居が存在し、神社ではめずらしい境内です。その理由は、かつて北側の鳥居の奥が海であったため。船乗りたちが大漁祈願で神社を訪れていたためのものといわれています。
多くの木々で囲まれた神社の鎮守の森では、“出世芋”と呼ばれる多年草のクワズイモが自生。里芋に似ていますが、毒性があるので食べることはできません。五島市の天然記念物で、縁起が良い植物として知られており、観葉植物としてもお馴染みです。

<福寿>【熊本県】八代神社(妙見宮)

災厄を消滅、福寿を招くお守りがある神社

熊本県八代市に立つ、天之御中主神と国常立尊の二柱の神が鎮座する「八代神社」は、明治時代に神仏分離するまでは「妙見宮」と称され、現在も“妙見さん”として崇敬されている。毎年11月22・23日には「九州三大祭り」のひとつ「八代妙見祭」が開催され大いににぎわう。妙見信仰に由来する亀蛇の練り歩きや華麗な笠鉾の巡行が見どころだ。
また、北極星・北斗七星を神格化した「妙見神」のお守りは、災厄を消滅、福寿を招くといわれ、数あるお守りのなかでも特に人気が高い。「八代神社」は、明治時代に神仏分離するまでは「妙見宮」と呼ばれ、地域の人々に崇敬されてきた。神宝の四寅剣には星座の象嵌がある。

参拝前に知っておこう! 正式な参拝方法

訪れたい神社は決まりましたか? 神社に行く前に確認しておきたいのが参拝方法。事前に確認して参拝時に迷うことのないようにしておきましょう。
参拝の基本的な作法は、「二拝に二拍手一拝」です。神前に進んだら、姿勢を正し、腰を90度の折り、二拝。胸の前で両手を合わせ、右指先を下に少しずらします。肩幅程度に両手を開いて二拍手したら、最後一拝します。
ほかにも参拝する前に気を付けておきたいポイントがいくつかあるので、まとめておきましょう。
・鳥居の前で挨拶をする
・参道を歩くときは中央を避ける
・手水を使う
・御朱印をいただく
・神社を去るときも鳥居の前で一拝する
ここでご紹介したお参りの作法は、ほとんどの神社に共通する基本的なマナーです。なかには特殊な参拝方法の神社もありますが、こちらのポイントを押さえておけば、どこの神社でも失礼におよぶ心配はありません。参拝中は、マナーに気を遣いますが、神様を敬う心や感謝の気持ちを忘れないことが大切です。

九州にあるパワースポットで運をチャージしよう!

九州には、自然あふれる神秘的で珍しい神社があります。また有名な神社も数多いため、九州神社巡りをするのもおすすめです。神社というと、初詣くらいしか足を運ばない人も多いかもしれません。しかし、開運や縁結びの祈願や御朱印集めと一緒に本殿や景色をゆっくり堪能するおでかけは心も体も癒されますよ。パワースポットでエネルギーチャージしてみてみませんか。

旅色編集部 たじま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 たじま

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