武蔵第六天神社
埼玉県/さいたま市岩槻区
武蔵第六天神社
天狗の大絵馬が置かれる霊験あらたかな神社
創建は1782年(天明2年)6月15日とあり、武士、商人、農民などが参拝していた。日本書紀に記される面足尊(おもたるのみこと)と吾屋惶根尊(あやかしこねのみこと)を主祭神に6柱の神々を祀り、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛などの御利益があるとされる。社殿は心願や信仰の仲立ちの役目を持つ御眷属(御使役)の天狗や大天狗、烏天狗と深く関連付けられ、本殿には大天狗、烏天狗が宿る御神木に触れるために崇敬者が昇殿する。また境内では樹齢数百年といわれる藤の花が咲くことでも知られる風光明媚なお宮。

- 創建は第119代光格天皇の御代、1782年(天明2年)6月15日に鎮座されたと伝えられる。
- 江戸時代、岩槻城主太田氏の将兵や城下の武士、町人、商人、農村の人々が信仰を寄せ、霊宝を賜ったといわれている。
- 1907年(明治40年)6月28日に、村社香取神社、無格社鳴雷神社、無格社厳島神社、無格社熊野神社を合祀し現在の形となった。
旅路に刻まれる和の印影
月ごとや季節ごとの御朱印が頒布される。縁起物として天狗の印や、その月その季節で変わる添え印が押され、絵柄が鮮やかな挟み紙も印象的。御朱印帳は2種類あり、西陣織りの美しい御朱印帳袋も授かりたい。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
開催月 | 行事 | 時間 |
---|---|---|
毎月1日 |
月次祭
月ごとに行われるお祭り。 |
10:00~ |
1月1日 |
歳旦祭
まだほの暗い神前に参進し、火影の揺れるなかで新春を祝し「祝詞」を奏上。心新たに厳かな歳旦祭が行われる。 |
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2月3日 |
節分祭
これからの1年に不幸や災いがないよう祈ると同時に、邪気を祓う行事。第六天神社奉仕会によりお菓子・餅・ラ-メンなど、まき物が多数まかれる。 |
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4月〜5月 |
元荒川感謝祭
豊かな自然と川の恵みに感謝する神事。 |
公式HPにて告知 |
4月1日〜5月31日 |
観花祭(第六天講社大祭)
毎年、桜・藤・牡丹などが咲く観花祭の季節に、関東各地より講中、崇敬者、各団体参拝者が御眷属(天狗絵馬)の借り替えと一陽来福・家運盛栄を願って参拝する。 |
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6月30日 |
夏越大祓式
身についた諸々の罪やけがれを人形に移し、心身ともに清らかな身体に立ち返ることを祈る神事。 |
公式HPにて告知 |
7月〜8月 |
元荒川和船まつり
神前にて元荒川和船まつりが斎行される。そののち和船にて川の恵みに感謝し、祭りの安全を願い川の中央にてお祓いをし、鎮物を川に捧げる。 |
公式HPにて告知 |
7月14日〜7月15日 |
御神幸祭・例大祭
武蔵第六天神社において一年で最も重要な祭儀。氏子郷内を練り歩き、郷内の安泰と繁栄を祈る。例大祭は、神社鎮座の日や御祭神に特に縁の深い日に行われるお祭り。 |
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8月13日〜8月16日 |
夏期慰霊祭
祖霊の慰霊と新盆を迎える家々にて慰霊祭を執り行う。 |
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10月〜11月 |
七五三祭
子どもたちの成長と健康を感謝するとともに、今後の成長とさらなる健康を祈願する。 |
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12月31日 |
大祓
新たな年を迎えるために心身を清めるお祓い。 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
江戸時代に繁栄した歴史をつなぐ神社
創建は1782年(天明2年)6月15日。岩槻城下が栄華を極めた当時、江戸城の忌門寺として有名な華林山慈恩寺や日光廟に往来した人々が、 日光街道を外れて現在の元荒川沿いを下り、岩槻城外の第六天神社に奉拝したという記録が残されている。戦国時代には岩槻城主太田氏の兵士たちもこの神社を信仰し、地元の武士、商人、農民たちは霊的な御利益を得るために参拝していた。神社が最も栄えたのは1804~1830年(文化・文政年間 光格天皇、仁光天皇の時代)で、この時期に江戸講中から寄進された水盤が現在も水舎に残っている。また、社殿前の階段は1804~1818年の文化年間に造られたもので、1997年(平成9年)に改築されている。さらに御輿殿に保存されている大御輿は、1838年(天保9年)に制作されたもので、当時の繁栄を象徴するきらびやかさを誇っている。
社殿
天狗の力が宿る歴史と信仰の聖地
創建から8年経ち、1790年(寛政2年)5月に増築された建物が現在の社殿となり、参拝者の増加や社の発展などその当時の繁栄を物語っている。本殿には主祭神である面足尊(おもたるのみこと)と吾屋惶根尊(あやかしこねのみこと)が祀られ、これらの神々は日本書紀に神代7代の第6代目にあたる神様と記されている。また本殿には大天狗、烏天狗が宿る御神木があり、天狗のお面も安置。御神木に触れると災厄除去、無病息災の御利益があるとされ多くの崇敬者が訪れている。社殿は武蔵第六天神社の御眷属(御使役)で心願や信仰の仲立ちをする役目を持つ天狗や大天狗、烏天狗と深く関連付けられ、古より伝わる「向かい天狗の絵馬」は、火難・盗難・疫病を除き、邪気を祓い、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛などに霊験著しい護符とされ、現在も天狗の神額を受け一陽来福を祈る参拝者でにぎわっている。
寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。


夏の祭事・神事の際に
紫陽花が涼しさを演出


秋の訪れを知らせる
金木犀の甘い香


元旦の歳旦祭や
節分祭などが行われる


- 住所
- 埼玉県さいたま市岩槻区大戸1752
- アクセス
- [車]東北自動車道岩槻ICより約16分 [バス]朝日バス越谷駅西口-水上公園-岩槻駅線「巻の上」停留所より徒歩約10分
- 公式HP
- https://dairokuten.or.jp/
- TEL
- 048-799-1014旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- FAX
- 048-799-1485
- 営業時間
- 8:00~17:00
- 定休日
- 無休
- 料金
- 参拝無料※その他詳細は公式HP参照
- 駐車場
- 20台

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