【2024年:山梨】豊かな自然が楽しめるおすすめ観光スポット20選

2024/03/15

【2024年:山梨】豊かな自然が楽しめるおすすめ観光スポット20選

山梨には、豊かな自然を感じられる観光スポットが豊富にあります。特に、富士山周辺では世界遺産にも登録された貴重な自然を満喫でき、富士山を背景にしたフォトスポットで映える写真を撮れるのも魅力です。また、南アルプスや奥秩父などの山々を水源とした渓谷や滝が点在し、マイナスイオンに癒やされながらの散策も楽しめます。山梨観光を予定している方は、ぜひこの記事を参考に、自然を楽しめる観光スポットに足を運んでみてください。

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【富士河口湖町】本栖湖

千円札にも描かれた逆さ富士

「本栖湖(もとすこ)」は、周囲12.6km・面積4.7平方キロメートル・富士五湖のなかで最も深い水深122mの湖です。本州でもトップクラスの透明度を誇り、手付かずの自然が豊富に残されていることから、“日本の宝”ともいわれています。北側からは湖面に映る“逆さ富士”が見られるのも特徴です。2013年に富士山の構成資産のひとつとして、世界遺産に登録されました。富士箱根伊豆国立公園内に位置し、都心から2時間程度で気軽に足を運べますよ。

【山中湖村】山中湖

バスやワカサギ釣りが人気の湖

「山中湖」は、富士五湖のなかで面積が最も広く、標高も最も高い湖です。標高1,000mほどの場所に位置するため、夏は北海道と同じくらいの気温で過ごせます。そのため、避暑地としても人気の場所です。10月中旬から2月末頃までは、富士山の山頂に日没時の太陽が重なる“ダイヤモンド富士”が見られます。タイミングがよければ、湖面に映る逆さ富士に夕日が沈む“ダブルダイヤモンド富士”も見られるかもしれません。またバス釣りや、秋の終わりから春にかけてはワカサギ釣りが楽しめるのも特徴です。

【山中湖村】山中湖 花の都公園

富士山を背景に広がる標高1,000mの花畑

「山中湖 花の都公園」は、標高約1,000mの場所に広がる30万平方メートルの公園です。無料エリアと有料エリアに分かれ、無料エリアには四季折々の花が咲き誇る花畑を見学できます。4月上旬から5月上旬はチューリップ、8月中旬にはひまわり、9月になるとコスモスなど、一年を通して富士山と花畑のコラボレーションを楽しめます。有料エリアである「清流の里」では、約1,000年以上前に富士山の溶岩流が木を包み込んでできた“溶岩樹型(ようがんじゅけい)”を再現しており、その様子を観察できます。

【鳴沢村】ふじてんスノーリゾート

一年中楽しめる富士山を望むスキー場

「ふじてんスノーリゾート」は、初心者から上級者まで楽しめる、富士山を望むスキー場です。「ちびっこ愛ランド」といわれるファミリーゲレンデでは、ソリやゴム製の輪っかにお尻を入れて乗る“スノー・チュービング”を利用できるため、小さなお子さんでも楽しめます。また、雪のないグリーンシーズンの5月から10月でも、マウンテンバイクやグラススキーなどのさまざまなアクティビティを体験できるのが魅力。特に、7月から10月まではサマーゲレンデとして利用できるため、キャタピラの付いた板で滑るスキーや、板に4つの車輪が付いたボードで、青々としたゲレンデを爽快に滑れると評判です。

【富士河口湖町】富岳風穴

青木ヶ原樹海にある総延長201mの溶岩洞穴

「富岳風穴(ふがくふうけつ)」は、富士山の溶岩流によって作られた総延長201m、高さ8.7mの巨大な溶岩洞穴です。洞穴内の平均気温は夏でも3度程度で、天然の冷蔵庫として、昭和初期頃まで蚕の卵の貯蔵に使用されていました。玄武岩質の壁が音を吸収するため、内部は不思議と音が反響しません。約15分の見学コースでは、溶岩棚や縄状溶岩、夏でも溶けない氷柱を見学できます。氷柱の見頃である1月上旬から5月下旬に訪れるのがおすすめですよ。

【富士河口湖町】精進湖

豊かな自然が残る富士五湖最小の湖

「精進湖(しょうじこ)」は、周囲6.8km・面積0.5平方キロメートルの、富士五湖で最も小さい湖です。2013年には、富士山の構成資産のひとつとして世界遺産にも登録されました。プランクトンの多い栄養豊富な湖のため魚の育ちが良く、ヘラブナ釣りやコイ釣り、ワカサギ釣りが盛んです。また、富士山の手前にある大室山が重なって見える“子抱き富士”は、精進湖からしか見られない特別な光景です。湖周辺の自然を満喫できるハイキングやキャンプ、ボートなど、さまざまなアクティビティも楽しめます。

【富士河口湖町】河口湖

観光客の人気が高い富士山の絶景スポット

「河口湖」は、富士五湖のなかで最も湖岸線(湖面と陸地との境界)が長い湖です。ヘラブナ釣りやニジマス釣り、バス釣りが楽しめるほか、桜やラベンダー、紅葉などの四季折々の絶景も堪能できるのが魅力です。湖畔には、富士山の構成資産のひとつとして世界遺産にも登録されている「河口浅間神社」や「冨士御室浅間神社(ふじおむろせんげんじんじゃ)」が佇み、初詣には多くの観光客が訪れます。周辺には、「富士急ハイランド」を始めとするレジャー施設も豊富にあり、観光客に人気の高いおすすめスポットです。

【山中湖村】長池親水公園

ダブルダイヤモンド富士が見られる絶好スポット

「長池親水公園」は、山中湖に映る逆さ富士に夕日が沈む‟ダブルダイヤモンド富士”が見られる、絶好のフォトスポットです。山中湖の北側に位置し、遮るもののない開けた眺望であるため、湖に浮かぶ富士山の頂上から裾野までを写真に収められます。見頃は、11月中旬と2月初旬。遊歩道やサイクリングロードが整備されており、車が通る心配がないのも嬉しいポイント。また、湖には一年を通してコブハクチョウがいるため、白鳥を入れた素敵な富士山の写真が撮れるかもしれませんよ。

【鳴沢村】鳴沢氷穴

一年中楽しめる神秘的な氷の絶景

「鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)」は、青木ヶ原樹海の東側にある総延長150m・高さ最大3.6m・幅最大11mの竪穴型洞窟です。1929年に天然記念物に指定されました。内部の平均気温は3度で、一年中氷に覆われているのが特徴です。内部や天井は溶岩棚に囲まれ、そこから染み出した天然水によって作り出された氷柱は眩いほどの美しい光景。氷柱は冬にでき始め、4月頃に最も成長してピークを迎え、大きなものだと直径50cm・高さ3mにも達します。

【富士河口湖町】大石公園

河口湖に面するラベンダー公園

河口湖湖畔に広がる「大石公園」は、富士山を背景に河口湖と花の美しい写真を撮影できるフォトスポットです。公園には約350mに渡る花街道があり、季節に応じた花々を歩きながら愛でることができます。特に、6月下旬から7月上旬にはラベンダーの花が咲き誇ることから “ラベンダーの公園”としても有名で、開花時期には「河口湖ハーブフェスティバル」も開催されています。また、10月中旬から下旬にはコキアが紅葉を迎え、ラベンダーとは違った趣を楽しめます。

【忍野村】忍野八海

世界遺産にも登録された神秘的な湧水池

「忍野八海(おしのはっかい)」は、富士山の伏流水を水源に持つ8つの池の総称。富士山の雪解け水が、溶岩の隙間にある不透水層(ふとうすいそう)を通って数十年以上かけてろ過されることで、澄み切った水が湧き出ている湧水池です。天然記念物や「全国名水百選」「県富岳百景選定地」にも選ばれています。2016年には富士山の構成資産のひとつとして世界遺産にも認定されました。各池は霊場として1から8までの番号が振られており、番号順に巡るとパワーがもらえるとされています。

【北杜市】サンメドウズ清里スキー場

晴天率80%!雄大な山々を望む絶景のゲレンデ

標高約1,900mの「サンメドウズ清里スキー場」は晴天率80%といわれる、初心者から上級者まで楽しめるゲレンデです。天気のよい日には、南アルプスや富士山、秩父連峰を一望でき、雄大で美しい景色を眺めながらパウダースノーを堪能できるのが魅力です。全長約100mの「ソリゲレンデ」ではソリやスノーストライダーを体験できるため、小さなお子さんでもゲレンデを満喫できます。また、3歳からスキーレッスンを受けられる「スキッズ・キャンプ」を開講しているのも特徴です。

【北杜市】尾白川渓谷

日本名水百選にも選ばれた南アルプスの清流

「尾白川渓谷(おじろがわけいこく)」には、「日本名水百選」にも選ばれた南アルプス・甲斐駒ヶ岳を水源とする清流が流れています。駐車場から徒歩5分程度の吊り橋から千ヶ淵までは浅瀬が広がるため、川の流れが弱く水遊びにも最適です。ただし河岸から3mほど離れると、大人でも足がつかないくらい水深が深くなるので注意しましょう。大小さまざまな迫力ある滝や、四季折々で表情を変える自然を満喫できる癒やしのスポットです。

【山梨市】西沢渓谷

国内トップクラスの美しさを誇る神秘的な渓谷

「西沢渓谷」は、日本百名山のひとつである甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)のふもとにある秘境です。秩父多摩甲斐国立公園内にある、国内でもトップクラスの景勝地といわれています。「日本の滝百選」にも選ばれた七ツ釜五段の滝をはじめ、「三重の滝」「竜神の滝」などさまざまな名瀑布を楽しめます。森林セラピー基地に認定されるほど森林浴のリラックス効果があるのも特徴です。渓流に沿って全長12.5kmの散策路が整備されているため、森林浴の効果を体感してみてください。

【山梨市】万力公園

親子で楽しめる14ヘクタールの公園

「万力(まんりき)公園」は、東京ドーム約3個分の広さを持つ広大な公園です。松や梅、スミレなどの万葉集にちなんだ植物が100種類以上自生していたことから、植物に関連のある歌碑が園内にちりばめられています。公園の中央には、無料のふれあい動物園があり、2023年4月時点で23種類166頭の動物が飼育されています。特にカピバラは人気があり、冬になると用意されている露天風呂に浸かった可愛らしい姿を見られます。また園内には、四季折々に変化する万葉植樹が咲き誇る遊歩道が整備されており、植物と歌碑を探しながら園内を散策することができます。

【富士宮市】田貫湖

一周3.3kmのサイクリングやキャンプを楽しめる

「田貫湖(たぬきこ)」は、富士山を東側に望む周囲3.3km・東西1km・南北0.5kmの湖です。一周3.3kmのサイクリングやキャンプが楽しめ、富士山を背景に、桜やツツジ、紅葉などの美しい風景が広がります。特に春になると、湖畔沿いに約350本の山桜やソメイヨシノが咲き誇り、見事な風景が楽しめるのも田貫湖の魅力です。また、冬場の澄んだ空気の中では、雪化粧をした逆さ富士が見られることも。4月20日前後と8月20日前後の1週間は、富士山の山頂から日が昇る“ダイヤモンド富士”が眺められるので、ぜひ訪れてみては?

【丹波山村】丹波渓谷

約10kmにわたって続く紅葉スポット

「丹波渓谷(たばけいこく)」は、ブナの原生林や針葉樹、広葉樹が生い茂る山々から成る渓谷です。春にはミツバツツジや山桜、初夏には新緑や藤の花、秋には紅葉など、季節ごとの美しい風景が広がります。特に、10月下旬から11月上旬に見頃を迎える紅葉は見事。多摩川の源流域の丹波川(たばがわ)沿いの約10kmすべてが紅葉スポットなので、山側・川側のどちらに目を向けても、赤と黄色の絶景を堪能できますよ。また、付近には、紅葉を眺めながら楽しめる温泉もあるため、ぜひ一度足を運んでみてください。

【身延町】身延山

日蓮宗の総本山でもあるパワースポット

「身延山(みのぶさん)」は標高1,153mの山名であり、日蓮宗の総本山「久遠寺(くおんじ)」の別名としても用いられています。久遠寺は、1274年に日蓮宗の開祖である日蓮聖人によって開かれました。山頂にある「奥之院思親閣(おくのいんししんかく)」は、日蓮聖人がふるさとの両親を思った場所とされ、南アルプスの山々を一望できます。また、山頂からは春と秋の年に2回、早朝に“ダイヤモンド富士”を見ることができ、その期間に合わせて早朝ロープウェイが運行されます。また、境内にある樹齢400年以上のしだれ桜も有名で、3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。

【甲府市】昇仙峡ロープウェイ

パノラマビューを堪能できる空中散歩

日本一の渓谷美を誇る「昇仙峡」の魅力を味わえる「昇仙峡ロープウェイ」。眼下に渓谷を望む約5分程度空中散歩で山頂に到着し、東に秩父連山、西に南アルプス、南に富士山のパノラマビューを堪能できます。昇仙峡は国内でもトップクラスの景勝地で、特に秋の紅葉と奇岩の絶景は息をのむほど美しいといわれています。また、山頂にさまざまなパワースポットがあるのも見どころ。子宝の神様である樹齢350年以上のご神木や、縁結びにご利益があるとされる八雲神社などにも、ぜひ足を運んでみてください。
※昇仙峡ロープウェイは設備更新工事の為、2024年1月9日~3月8日まで運休となりますので、ご注意ください。

【大月市】猿橋

歌川広重にも描かれた日本三奇橋のひとつ

「猿橋(さるはし)」は、高さ31m・幅3.3m・長さ30.9mの見た目が印象的な橋です。谷が31mと深く橋脚が建てられないため、両岸から張り出している四層のはね木が橋を支えているのが特徴です。深い渓谷を、猿が弓のように連なって橋を作り渡っていた様子をヒントにしたともいわれています。珍しい構造のため日本三奇橋のひとつに数えられ、歌川広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の「諸国道中金之草(しょこくどうちゅうかねのわらじ)」にも描かれています。実際に歩いて渡ってみてはいかがですか?

まとめ

山梨には、富士五湖をはじめとする雄大な富士山を眺められる観光スポットが数多く存在します。特に、日の出と日没時に富士山頂に太陽が重なる“ダイヤモンド富士”は必見です。ほかにも、神秘的な空気が漂う「世界遺産・富士山の構成資産」に登録されているスポットや、「昇仙峡」「西沢渓谷」など豊かな清流に恵まれた景勝地であふれています。山梨での観光を予定している方は、ぜひこの記事を参考に、豊かな自然を満喫してください。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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