【秋田から車で3時間】日帰りで楽しむ絶景ドライブスポット13選

【秋田から車で3時間】日帰りで楽しむ絶景ドライブスポット13選

自然・絶景

2024/01/17更新

秋田市は陸海空ともに交通の便が良く、リモートワークや多拠点生活の場としても注目されている、住みやすい街といわれています。車を3時間ほど走らせれば、北は青森県南部、南は山形県北部までドライブすることが可能です。本記事では、秋田から車で約3時間の距離にある日帰りドライブスポットをピックアップ! 心奪われる絶景を中心に、各エリアのグルメや見どころなどの観光情報や、お子さんと遊べるアクティビティ施設の情報も併せてご紹介します。現地の道の駅や観光案内所に訪れる前にチェックして、エリアの概要を掴んでみてください。

秋田県

【十和田湖・鹿角・八幡平】

十和田湖・鹿角(かづの)・八幡平(はちまんたい)エリアは、秋田市より2時間半ほどのドライブで到着します。秋田県の北東部に位置するエリアです。鹿角は、秋田県の中で唯一、江戸時代は南部藩に所属していた歴史を持っており、秋田県内でありながら他市町村とは少し違った食文化や伝統が残る地域。逸話や伝説も多く残る地で、豊かな自然や歴史的魅力を体感するのもおすすめの楽しみ方です。

【十和田湖・鹿角・八幡平】八幡平アスピーテライン(秋田県)

標高によって変わる自然の景色を堪能

秋田県から岩手県の八幡平(はちまんたい)スキー場まで八幡平の山間を抜ける、全長約27kmのドライブコースです。山頂のレストハウス付近が県境で、標高によって変わる景色は一見の価値あり! 冬期は通行止めとなっていますが、4月下旬の開通後には、道路の左右を高い雪が挟み込む、八幡平名物「雪の回廊」を走ることができます。レストハウスには軽食や地場産品の販売コーナーがあるので、景色を堪能した後はしっかりと休憩していきましょう。

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岩手県

【花巻・北上・遠野】

花巻・北上(きたかみ)・遠野(とおの)エリアは、秋田市より2時間弱から2時間半のドライブで到着します。岩手県の中央から南東部に位置するエリアです。花巻・北上・遠野は数多くの文豪や民話と繋がりを持つ文化の街で、縁の地を旅するだけでもワクワクしてしまいます。岩手の雄大な自然を目にできる景勝地も多く、古の文化と歴史をたどりながらドライブしてみませんか?

【花巻・北上・遠野】弁天島

清流に浮かぶ小島を望む景観はまるで箱庭のよう

岩手県の東部にある弁天島は、和賀川(わがかわ)に浮かぶ小島です。弁天島を挟む左右の渓谷に配置された樹木は美しく、岩肌とのコントラストはまるで箱庭を眺めているよう紅葉狩りスポットで、シーズンには多くの方がドライブに訪れます。川の側まで降りることができますが、ごつごつとした足場の悪い岩肌が続くため、弁天島をバックに写真を撮る際には足元に要注意です。

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【盛岡・雫石・安比・八幡平】

盛岡・雫石(しずくいし)・安比(あっぴ)・八幡平(はちまんたい)エリアは、秋田市より2時間半ほどのドライブで到着します。岩手県の北東部に位置するエリアです。古い街並みがのこる盛岡エリアは、名物わんこそば、盛岡冷麺などが有名なグルメ。雫石エリアの「小岩井農場まきば園」にある、岩手山をバックに臨むエドヒガンの景色はドラマのロケ地としても有名で、どの季節に訪れてもその美しさは絵になります。スキーリゾートの安比高原は、モダンなホテルや北欧風のペンションなどが点在。温泉巡りのできる八幡平エリアは、緑豊かな風景が広がります。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】馬仙峡

岩手県内屈指の景勝地で四季折々の自然を感じる

馬仙峡(ばせんきょう)は、岩手県内屈指の景勝地です。日本最大級サイズの大きな夫婦岩や、馬淵川(まべちがわ)を挟んだ対岸の大崩崖(おおほうがけ)一帯は県立自然公園とされています。夫婦岩を下から眺めるなら安比川(あっぴがわ)と馬淵川の合流地点にかかる「希望大橋」から、二戸(にのへ)市内の眺望とともに上から眺めるなら「馬仙峡展望台」からがおすすめです。

【盛岡・雫石・安比・八幡平】岩手山

レジャーや温泉も充実の県内最高峰

「南部片富士(なんぶかたふじ)」とも呼ばれている岩手県内で一番高い山です。秋田市からは約2時間のドライブで到着します。夏には訪れる登山者たちをミヤマキンバイやムシトリスミレ、コマクサといった高山植物が出迎えます。周囲にはスキー場やキャンプ場などのレジャー施設や温泉なども点在しており、楽しみ方は山登りに限りません。また、冠雪した姿は一見の価値ありです。

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【奥州・平泉・一関】

奥州・平泉・一関(おうしゅう・ひらいずみ・いちのせき)エリアは、秋田市より2時間ほどのドライブで到着します。岩手県の南部に位置するエリアです。2011(平成23)年に世界遺産に認定された奥州藤原氏の築いた平泉文化は、ここでしか体験できない貴重な文化。毎年5月に行われる春の藤原まつりや、毛越寺曲水の宴(もうつうじごくすいのえん)など、藤原氏にちなんだイベントも豊富です。

【奥州・平泉・一関】厳美渓

絶景だけじゃない!空飛ぶ団子は試す価値あり

一関(いちのせき)市内へ向かって流れる磐井川(いわいがわ)の浸食により形成された渓谷「厳美渓(げんびけい)」。自然が磨き上げた岩肌や、エメラルドグリーンの清流、渓谷に連なる樹木の色合いは絶景です。景色と同じくおすすめしたいのが、空飛ぶ団子。南側岩場にあるカゴに代金を入れて合図を送ると、対岸の茶屋からカゴに入ったお茶やお団子がロープ伝いに飛んできます。厳美渓を訪れるならぜひ利用してみて。

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【三陸海岸】

三陸海岸エリアは、秋田市より3時間ほどのドライブで到着します。岩手県の東側に位置するエリアです。青森県八戸市から宮城県石巻市までの海沿いを指し、有名なリアス式海岸もここに位置します。自然が織りなす海岸線に点在する景勝地と併せて、漁港の海鮮グルメを堪能してみてください。

【三陸海岸】浄土ヶ浜

マグマがつくり上げた極楽浄土

4400万年前にマグマが流れてつくられたという「浄土ヶ浜(じょうどがはま)」。マグマ特有の火成岩に刻まれた文様、真っ白な岩肌、そして青く輝く海の組み合わせは、古の人がさながら極楽浄土のようだと称したことから名づけられたそう。夏は海水浴も楽しめます。周辺にはレストハウスや水産科学館に加え、遊覧船も運航しています。秋田からドライブデートとして日帰りで訪れるのもおすすめのスポットです。

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青森県

【青森】

青森エリアは、秋田市より3時間ほどのドライブで到着します。青森県の中心部に位置するエリアです。夏には国の重要無形民俗文化財であるねぶた祭が開催され、世界各地から数百万人の観光客が集まります。冬は世界有数の豪雪都市といわれるほど雪がたくさん降りますが、雪の街ならではの景色や、寒さのなかでも温もりを感じられるイベントなど、魅力がいっぱいのエリアです。

【青森】青森ベイブリッジ

ライトアップ中のベイエリアはデートにピッタリ

青森港のシンボル的存在の橋です。夜にはライトアップされ、護岸から停泊する船越しに臨む光景はロマンチック。橋は自動車専用となっており、秋田からドライブするなら、夜のライトアップした「青森ベイブリッジ」も見逃せません。青森港の近くには、「ねぶたの家ワ・ラッセ」や「青森県観光物産館アスパム」などレジャー施設が集まり、観光地としても人気のスポットです。

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【弘前・五所川原】

弘前・五所川原(ひろさき・ごしょがわら)エリアは、秋田市より2時間半強のドライブで到着します。青森県の西部に位置するエリアです。弘前市といえばりんごの生産量日本一を誇る街。市内にはアップルパイを製造している店が40軒以上あり、訪れるなら名産のりんごと一緒にりんごスイーツも見逃せません。

【弘前・五所川原】十三湖

ヤマトシジミの名産地!春~夏にはシジミ採りも

青森県内で3番目に大きな湖で、ヤマトシジミの名産地のひとつです。4月下旬から9月下旬には、湖北西に位置する十三湖(じゅうさんこ)中の島ブリッジパークでシジミ採り体験もでき、自分で採ったシジミは格別! 湖近くの道の駅十三湖高原ではシジミの直売をしており、敷地内にはお子さんが遊べる遊具もあるので、十三湖を観光される際に併せて利用するのもおすすめです。

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宮城県

【松島・塩竈・石巻・気仙沼】

松島・塩竈(しおがま)・石巻(いしのまき)・気仙沼(けせんぬま)エリアは、秋田市より3時間強のドライブで到着します。宮城県の北東部に位置するエリアです。三陸沖に近く豊富な海産物が魅力です。なかでも気仙沼市は遠洋漁業の街として栄えてきた歴史から、イスラム教のハラール専門店や礼拝所があるなど、違う国の文化を身近に感じることができます。ドライブする際には、異国の風も感じてみてください。

【松島・塩竈・石巻・気仙沼】牡鹿半島

牡鹿コバルトラインの絶景が見どころ

宮城県東部に突き出た「牡鹿(おしか)半島」は、美しい海岸線が魅力の半島です。リアス式海岸となっており、入江ごとに異なる眺望は秋田市から3時間強のドライブも有意義に感じること間違いなし。女川町の半島入口から先の鮎川まで続く牡鹿コバルトラインでは、車窓を流れる絶景が見どころです。ドライブだけでなくバイクでのツーリングや一人旅にもおすすめです。

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【鳴子・大崎・登米】

鳴子(なるこ)・大崎・登米(とめ)エリアは、秋田市より2時間半から3時間弱のドライブで到着します。宮城県の北西部に位置するエリアです。県内有数の穀倉地で、ササニシキやひとめぼれの名産地。おいしいお米も見逃せませんが山間部の雄大な自然も美しく、県内有数の紅葉スポットです。エリア内には、鳴子温泉や鬼首(おにこうべ)温泉など5つの温泉地があります。

【鳴子・大崎・登米】鳴子峡

自然がつくりあげた大峡谷でハイキングはいかが

鳴子(なるこ)温泉近くにある、全長約2.6kmの大峡谷です。その高低差は約100mともいわれており、10月中旬から11月上旬にかけて紅葉に彩られる景色は圧巻です。「鳴子峡レストハウス」の見晴台は、鳴子峡の雄大さを捉えることのできるフォトスポット。一部区間には遊歩道も整備されており、駐車場に車を止めてハイキングを楽しむのも良いかもしれませんね。

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山形県

【山形・上山・天童・村山】

山形・上山(かみのやま)・天童・村山エリアは、秋田市より2時間半から3時間のドライブで到着します。山形県の東部に位置するエリアです。山で囲まれた地域ならではの自然を堪能する観光スポットも人気ですが、山形市民熱愛のラーメンも必見。冷やしラーメンや納豆ラーメンなど、山形市内では独自のラーメン文化が生み出しており、ほかでは聞きなじみのないラーメンを味わえます。推しラーメンを探して車を走らせてみてはいかがでしょうか。

【山形・上山・天童・村山】蔵王連峰

お子さんから大人まで大興奮の樹氷は必見

山形から宮城にかけて連なる蔵王の山々では、春から秋にかけては美しい花々や植物が、冬には樹氷が楽しめます。蔵王温泉近くの「蔵王ロープウェイ」では、四季折々の山の姿を空中から満喫することができますよ。冬は暖房付きの特殊車両(雪上車)「ナイトクルーザー号」で夜のライトアップされた樹氷を間近に体験できるなど、お子さんも大喜びのイベントやアクティビティも豊富です。

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【新庄・最上】

新庄・最上(もがみ)エリアは、秋田市より2時間半前後のドライブで到着します。山形県の北東部に位置するエリアです。山間地域のため、春から秋はキャンプやトレッキング、冬はスキーや雪まつりと、自然を生かしたアクティビティが豊富です。グルメではご当地ラーメン・とりもつラーメンも人気で、お祝いの席で振る舞われる鶏のもつ煮込みをアレンジしたラーメンなんだとか。

【新庄・最上】地蔵倉

不思議な雰囲気の漂う地蔵倉で願掛け

地蔵倉(じぞうくら)は、平安時代の肘折(ひじおり)温泉開湯伝説が名前の由来となっている温泉地です。お地蔵様の頭上の岩肌には小さな穴の開いた奇岩が連なり、穴にこよりを通すと願いが叶うと伝えられています。並んだお地蔵様とこよりに通された5円玉がなんとも不思議な雰囲気を醸し出します。冬期は閉鎖されるため、訪れるなら5月下旬から11月上旬がおすすめ。遊歩道から見える銅山川(どうざんがわ)の渓谷が絶景です。

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【庄内・酒田・鶴岡】

庄内・酒田・鶴岡エリアは、秋田市より2時間前後のドライブで到着します。山形県の北西部に位置し、日本海に面するエリアです。出羽三山(でわさんざん)を有し、古くから神さま・仏さまへの感謝や祈りといった精神文化を色濃く残しています。城下町や港町としての歴史も感じられる建物や施設が多いため、ドライブするなら山形の歴史を巡ってみるのも良いかもしれません。

【庄内・酒田・鶴岡】羽黒山

ミシュランガイド三つ星を獲得した杉並木は圧巻

羽黒山(はぐろさん)・月山(がっさん)・湯殿山(ゆどのさん)を合わせて「出羽三山(でわさんざん)」と呼び、修験道の聖地とされています。山頂には出羽神社があり、樹齢350年を超える老杉が並ぶ参道沿いには、すべて見つければ願いが叶うとされている石段の彫り物や出羽五重塔など、歴史ある史跡や建物が点在しています。石段は平坦ではないため、羽黒山参詣道の入口となる随神門(ずいしんもん)付近の「いでは文化記念館」でスニーカーや長靴を無料貸出しているそうです。雨で石段が濡れていると、苔が滑りやすくなっているので長靴がおすすめとのこと。

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日帰りドライブならご当地グルメもお見逃しなく

秋田からの日帰りドライブは、車窓を流れる景色やスポットまでの道のりもワクワクですが、現地で出合うご当地グルメも見逃せない楽しみのひとつです。記事内でもご紹介したように、空飛ぶ団子や山形ラーメンなど、現地でしか味わえない食文化や食体験も豊富です。絶景スポットへのドライブの際には、昼食や夕食にご当地グルメを組み込んでみてはいかがでしょうか。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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