第三次ラム肉ブームがじわじわときています。それは、これまでの匂いが気になる……などの悩みとは無縁の、極上のおいしさが楽しめるようになったから。メニューもこれまではジンギスカンが主流でしたが、様々な食べ方ができるようになり、お店も増えてきました。ヘルシーなだけではない、おいしいから食べに行く、進化したラム肉の魅力を探りましょう。

ラム肉のおいしいニュース
  • 保存技術の進化でよりおいしい,チルドが急増

    羊というと、特有のクセを思い浮かべる人も多いのでは? その原因は、数年前までメリノ種という羊毛に使う羊がメインだったためなんです。近年はそこから品種改良が進み、外国産のラム肉は飛躍的においしくなっています。そして、加工技術の進化。冷蔵(チルド)・冷凍技術が進み、日本でも柔らかく、臭みがない羊肉が入手しやすくなりました。そのため、これまではラム肉といえばジンギスカンでしたが、しゃぶしゃぶやユッケなど、鮮度のよさを活かした調理法が出てきています。

    「ジンギスカン十鉄」の「生ラム厚切り特製塩こしょう」(820円)
  • 部位に、産地に。食べ比べが できるようになってきた。

    ラム肉人気の高まりの背景には、訪日外国人増加に伴い、全宗教に対応できるのがラム肉、というのも理由のひとつ。そのため、専門店だけなく、外食チェーンや居酒屋などでも見かけるようになってきました。その中には、羊の色々な部位をさまざまな調理法で提供する羊肉専門店なども登場。また、日本で食べられる羊肉は国産、オーストラリア産、ニュージーランド産が主ですが、飼育環境の違いから、味や歯ごたえなどには違いがあります。その差を楽しめるよう、産地ごとの食べ比べができるお店もあるんです。

    国内外の羊を食べ比べできる「羊SUNRISE 麻布十番」
巷を騒がす “ひつじ女子”とは?
ラム肉好きの女子を“ひつじ女子″と呼ぶほど、最近のラム肉ブームは女性が一躍を担っています。それは、牛に比べて脂肪の融点が高く、体内に吸収されにくいため、ヘルシーだから。そして、Lカルニチンという脂肪燃焼作用のある栄養素がたっぷりなので、ダイエットを意識する女性から人気なんですね。また、部位によって呼び名が異なる羊肉。ラムは子ども、ホゲットは青年、マトンは大人のイメージです。好みを見つけるのも楽しいですね。
羊

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