【全国・おでかけ】開運UPに期待!うさぎ年にまつわる神社仏閣7選

【全国・おでかけ】開運UPに期待!うさぎ年にまつわる神社仏閣7選

観光・カルチャー

2023/09/19更新

2023年は兎年。うさぎは、古くから縁起がよく幸運を引き寄せる動物といわれているのをご存知ですか? 全国には、うさぎのご神体が祀られていたり、うさぎの絵馬やお守りがあったりと、うさぎにまつわる神社が多く存在します。せっかく参拝するなら、より多くのご利益がある開運スポットにおでかけしたいですよね。そこで今回は、全国の中からうさぎにまつわる神社6カ所をご紹介。うさぎに縁が深い神社でお参りをして、あなたの2023年に幸運を呼び込みましょう。

うさぎが幸運を引き寄せるといわれる理由とは?

中国ではうさぎは長寿の神様といわれており、不老長寿のご利益があるとされています。また、うさぎは1回の出産で約8匹の子どもを産むため、子孫繁栄や安産のご利益があるというのは有名な話。安産祈願のためにうさぎにまつわる神社を参拝する方も少なくないようですよ。さらに、人懐っこく温厚でぴょんぴょん跳ねる特性から、飛躍や向上の象徴と称されることも。穏やかな性格は周りに安心感を与え、家庭円満になるともいわれています。

体は小さいですが、意外に足が速いのもうさぎの特徴。アメリカでは、悪運や災難から逃れられる、とうさぎの後ろ足をかたどったアクセサリーなどを魔除けやお守りとして身につけることもあるそう。そしてうさぎの象徴である長い耳は、どんな小さい音でも聞こえる=良い情報を多く集められるとされ、さまざまな幸運を引き寄せるといわれています。

十二支にはそれぞれ縁起の良いキーワードが振り分けられています。うさぎは、温厚・家内安全・飛躍・幸運を呼ぶなど。うさぎの特性に注目すると、このキーワードの内容に納得ですね。

ご神体から可愛いお守りまで! 全国のうさぎにまつわる神社

ここからはうさぎにまつわる神社をご紹介。関東や関西などから6カ所ピックアップしました。これらの神社では、うさぎの可愛らしい絵馬やお守りなどのグッズが多く販売されているのが最大の特徴です。神社でご利益を得たあとにご自身や友人などにお土産を買って帰るのも楽しいかもしれません。ドライブや日帰り旅行で立ち寄る場所をお探しのときにぜひお役立てください。

【鳥取県】白兎神社

「古事記」に登場した因幡の白うさぎが氏神様

白兎神社(はくとじんじゃ)は鳥取市白兎にあり、日本最古の書物「古事記」や「日本書紀」にも記載がある神社です。日本神話「因幡の白うさぎ」に登場する白兎神を氏神様とする、まさに「うさぎ神社」。境内には因幡の白うさぎが体を洗ったといわれるがあり、1年を通して水位が変わらないことから不増不滅の池といわれています。神話の内容から、やけどなど皮膚に関する病に効く神社として信仰されてきました。
また、神話の中で大国主(おおくにぬし)と八上姫(やかみひめ)の婚姻をうさぎが取り持ったことから、縁結びスポットとしても人気です。
2010年には、日本で初めてのラブストーリーの発祥地として「恋人の聖地」に認定されたほど。ほかにも安産・海上安全・農業守護などさまざまなご利益があります。

【大阪府】住吉神社

撫でると無病息災のご利益がある翡翠像

全国に約2,000社ある住吉神社の総本社。初詣には三が日で約230万人もの参拝者が訪れ、大阪では誰もが知る神社です。神功皇后が約1800年前の辛卯の年卯月卯日に住吉大神を祀ったことから、うさぎが神使とされています。
2011年の兎年には、第四本宮前に翡翠の「なでうさぎ」を安置。なでると無病息災のご利益があるといわれています。
参拝前に手をゆすぐ手水の口も、可愛らしいうさぎです。安産祈願で有名な大きな誕生石があり、毎月戌の日には多くの祈願者が訪れます。

【宮崎県】鵜戸神宮

縁結びから出産・育児のご利益で女性に人気

鵜戸神宮(うどじんじゃ)は宮崎県の日南市に位置し、日南海岸の日向灘に面した絶壁にある宮崎県のパワースポット。運玉(うんだま)と呼ばれる石を投げる「運玉投げ」が名物で、成功すると願いが叶うとされています。
鵜戸神宮は、主祭神の日子波限建鵜草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)の「鵜(兎)」の字から、うさぎが神使。本殿がある洞窟内には、撫でると開運や病気平癒の願いが叶う「撫でうさぎ」や、安産・育児にご利益がある「お乳岩」があります。縁結びや子授け、安産や育児祈願などのご利益があるとして、女性の参拝者が多いのが特徴です。

【神奈川県】明月院

境内のいたるところにうさぎが点在

神奈川県鎌倉市にある明月院(めいげついん)は、名前にある「月」にあやかって境内のいたるところにうさぎが点在しています。昭和40年代にあじさいの挿し木を始めたことからあじさい寺として親しまれており、今ではあじさい寺と呼ばれているほど。6月の満開時期には約2,500株のあじさいが咲き誇り、多くの観光客でにぎわいます。ほかにもハナショウブやロウバイ、紅葉も楽しめるので、四季折々の景色を楽しんではいかが?

【宮城県】鷲巣山 文殊堂

狛犬ではなくうさぎの石像や張り子が鎮座する神社

宮城県仙台市の鷲巣山 文殊堂(じゅそうざん・もんじゅどう)は、石段を108段上がったところに本堂がある自然豊かな神社です。この神社で最も目につくのは、参道の入口にある大きなうさぎの張り子。張り子のほかに狛犬もうさぎ。さらに本堂の屋根瓦にも「波うさぎ」といわれるうさぎの焼き物がそびえ立っています。
うさぎの顔の形をしたかわいらしい絵馬には、2023年の願い事はもちろん、好きな表情を書いて絵馬掛けにかけてもよいですね。周りに道路がない場所にあるので、静寂に包まれてゆったりとした参拝時間が過ごせますよ。

【茨城県】大洗磯前神社

毎年、干支をあしらった巨大絵馬を設置

茨城県大洗町にある大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)は、毎年その年の干支をあしらった巨大絵馬を設置するのが名物。今年もうさぎが描かれた絵馬が飾られており、境内の随神門にあるうさぎの彫刻がモデルなんだそう。
また、大洗磯前神社の祭神の一柱が神話の「因幡の白ウサギ」でうさぎを治療した神様であることも、うさぎにゆかりのある神社である理由の一つです。
鳥居は「神磯の鳥居」と呼ばれ、朝日と鳥居の美しいコラボレーションが楽しめます。元日には初日の出奉拝式が行われており、毎年多くの参拝客で賑わう神社です。

【島根県】出雲大社

境内には66羽のうさぎ像と「因幡の白うさぎ」の青銅像

出雲大社は、大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀る神社です。大国主命は、古事記に記された「因幡の素兎(しろうさぎ)」で、赤裸で苦しむうさぎを治療し助けています。
そのことから出雲大社境内の社務所・南東には、それをモチーフにした大国主命とうさぎの青銅像「ご慈愛の御神像」があり、そのほかにも66羽のうさぎ像があちらこちらに。本殿の周辺にもうさぎ像があるので、参拝時に探してみましょう。
出雲大社には、神話に登場する神様や、地域の神様を祀った社殿も多くあります。特に有名なのが、ご神木の「楠木大社」や、恋愛成就の神様・菅原道真を祀る「菅原道真公の社」などがあります。こちらにも参拝してご利益を授かりましょう。

うさぎ神社で2023年の幸運を引き寄せよう

全国にあるうさぎ神社をご紹介しました。うさぎは見た目の可愛さだけでなく、安産や良縁などうれしいご利益の多い動物。干支にちなんで参拝したついでに、神社のどこにうさぎがいるのか数えてみても楽しめそうですね。2023年はうさぎ神社を参拝して幸運を手に入れましょう!

旅色編集部 たじま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 たじま

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