【金沢・日帰り】石川観光で外せない美術館8選!企画展や体験ミュージアムも人気
美術館・博物館
2024/02/02更新
石川観光、金沢の美術館巡りは「金沢21世紀美術館」だけでいいと考えていませんか?
たしかに金沢21世紀美術館は展示物も素晴らしく、素敵な時間を過ごせるおすすめの観光スポットですが、そこだけ回って終わるのはとてももったいないです!
今回は、金沢に来たら立ち寄ってほしいおすすめの美術館を8件厳選。古くから金沢の地に息づいてきた伝統文化を体験できるスポットや日本で唯一の工芸・デザイン専門の美術館、思わず見惚れてしまう庭園がある美術館など種類はさまざまです。
今度のお休みは金沢でまったり美術館巡りを楽しんでみませんか?
この記事の目次
- 【広坂】金沢21世紀美術館
- 【広坂】金沢能楽美術館
- 【出羽町】石川県立美術館
- 【出羽町】国立工芸館
- 【本多町】金沢市立中村記念美術館
- 【大手町】金沢菓子木型美術館
- 【橋場町】大樋美術館
- 【東山】志摩・別館 お茶屋美術館(旧中や)
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【広坂】金沢21世紀美術館
現代アートの魅力ある展示作品が多数
日本でもトップクラスの知名度を誇る美術館のひとつ。。施設内に一歩足を踏み入れると、すぐにアートに触れられるのが特徴です。たとえば「スイミング・プール」という庭に設置された常設展示は、常識を逆手にとったアート作品。面白い仕掛けが詰まった作品となっているので、子どもは大興奮! 駐車場や託児室も完備しているため、小さい子どもがいる家庭や車でのお出かけにもおすすめです。
期間限定の展示会で今だけの出会いを楽しんで
石川・金沢観光で絶対に外せない人気の観光地、金沢21世紀美術館。こちらの美術館では見るものを引き込む恒久展示物のほかにも、期間限定で行われている一般主催の展示会も人気。
子どもも夢中になれるポップな展示物から金沢の文化や歴史がギュッと詰まった工芸品などが一同に会す素敵な企画なので、ぜひ訪れてくださいね。
金沢21世紀美術館
- 住所
- 石川県金沢市広坂1丁目2-1
- アクセス
- JR金沢駅から兼六園口3番、7番乗り場よりバスで10分、広坂・21世紀美術館下車すぐ
- TEL
- 076-220-2800
- 営業時間
- 通年10:00~18:00(閉場)、金・土曜は~20:00(閉場)、交流ゾーンは9:00~22:00(閉場)、短縮営業の場合あり
- 定休日
- 月曜、祝日の場合は翌日休 年末年始休、施設の休室日は展覧会ゾーンに準ずる
- 入場料
-
入館料(交流ゾーン)=無料/観覧料(展覧会ゾーン)=展覧会により異なる/託児室(要予約、1名1時間)=500円~/
65歳以上、障がい者及びその介護者1名は団体料金と同額 - 駐車場
- あり/322台有料
30分無料、以後30分ごとに150円、23:00~翌8:30は1000円
【広坂】金沢能楽美術館
金沢の伝統芸能を未来につなげる美術館
能楽の歴史や魅力を心ゆくまで堪能したい方には、金沢市広坂にあるこちらの美術館がおすすめ。映像の上映や模型を使った能舞台の解説のほか、実際の体験などを通じて深く能楽の世界に触れられます。能面が作られるまでの製造工程や子どもにも分かりやすく描かれた能・狂言絵本コーナーもあり、世代を問わず楽しめますよ。
工芸作家の生み出す能の世界にも注目
こちらの美術館では、予約こそ必要なものの本物の能面や能装束を身に着けることも可能。記念撮影をして、旅の思い出になる1枚を残せます。さらに同施設の1階では金沢に住んでいる工芸作家の作品を展示・販売。いずれも能をベースとした作品となっており、家に帰ってからも金沢の文化を感じることができますよ。
展示物は定期的に変わるので、ぜひ併せて立ち寄ってみてくださいね。
金沢能楽美術館
- 住所
- 石川県金沢市広坂1丁目2-25
- アクセス
- JR金沢駅から北陸鉄道香林坊方面行きバスで6分、香林坊下車、徒歩5分
- TEL
- 076-220-2790
- 営業時間
- 通年10:00~17:30(閉館18:00)
- 定休日
- 月曜、祝日の場合は翌平日休 展示替え期間休、12月28日~翌1月2日休
- 入場料
-
大人310円、高校生以下無料
20名以上の団体割引で260円、65歳以上・障がい者手帳持参で100円引 - 駐車場
- あり/322台有料
30分無料、以後30分ごとに150円
金沢市役所・金沢21世紀美術館駐車場を利用
【出羽町】石川県立美術館
石川県ゆかりの名品が数多く揃う総合美術館
特別名勝兼六園に隣接する金沢の歴史ある美術館。希少価値が高い古九谷(こくたに)や加賀藩の古美術など、貴重な作品が多数収蔵されています。なかでも見どころなのが、野々村仁清(にんせい)氏による国宝「色絵雉香炉(いろえきじこうろ)」。力強い作品に、心惹かれること間違いなしです。また、エントランスホールには七尾市出身の有名パティシエが手掛けたカフェが併設。休憩がてら、名品の数々に思いを馳せてみてくださいね。
自らの手で名品のレプリカを作成するなど多方面から芸術に触れられる
石川県立美術館ならではの企画展もたくさんありますが、特におすすめしたいのが企画展に関連したワークショップ。美術館に展示されている屏風《水車図》をしっかり観察してそのミニレプリカを作るなど、見るだけではなく実際に体験してより深く芸術の世界に入り込むことができますよ。
石川県立美術館
- 住所
- 石川県金沢市出羽町2-1
- アクセス
- JR金沢駅から北陸鉄道バス3・7番乗り場香林坊方面行きで11分、広坂・21世紀美術館下車、徒歩5分
- TEL
- 076-231-7580
- 営業時間
- 通年9:30~17:30(閉館18:00)
- 定休日
- 不定休 展示替え期間休、12月29日~翌1月3日休
- 入場料
-
大人370円、大学生290円、高校生以下無料、企画展は別料金
65歳以上は290円、障がい者手帳持参で本人と同伴者は無料、毎月第1月曜は無料 - 駐車場
- あり/60台無料
【出羽町】国立工芸館
日本で唯一! 工芸とデザインを専門とする国立美術館
近現代工芸・デザイン専門の美術館。特定のテーマに基づいた所蔵作品展、特別展または共催展を開催するほか、漆芸家・松田権六(ごんろく)氏の工房の移築展示やデジタル鑑賞システム、専門図書をそろえたアートライブラリ、オリジナルグッズも充実したミュージアムショップを設置しています。明治期の旧陸軍施設を活用した建物も見どころの一つです。
国立工芸館
【本多町】金沢市立中村記念美術館
茶道具や美術品、庭園など見どころ満載!
金沢の中心地にありながら、森や辰巳用水の清らかな水など豊かな自然に囲まれる美術館。茶道具や加賀蒔絵、古九谷などの名品が多数収蔵されています。年間を通してさまざまなイベントを行っているため、何度も訪れたくなる魅力的なスポットです。また、本館にある喫茶室からは立派な庭園を望むことが可能。古き良き日本の情緒を感じながら、心癒やされるひと時をお過ごしくださいね。
金沢市立中村記念美術館
【大手町】金沢菓子木型美術館
金沢の代表的な和菓子店で鑑賞できる貴重な菓子木型
390年以上続く歴史ある和菓子店「森八」が運営している美術館です。館内には、江戸時代から受け継がれてきた1,000点以上もの菓子木型が所せましと展示されています。菓子木型とは、和菓子を花などの形にするための道具です。和菓子は江戸時代に冠婚葬祭など、それぞれの場面に適した形が生み出されました。同時に菓子木型も多種多様な発展を遂げています。かつて加賀藩前田家も愛したという、森八の奥深い菓子文化にぜひ触れてみてください。
金沢菓子木型美術館
【橋場町】大樋美術館
350年以上続く加賀藩の茶陶「大樋焼」の魅力に触れる
1990(平成2)年の開館以降、初代長左衛門(ちょうざえもん)から現代に至るまでの大樋焼(おおひやき)作品や茶道具などを展示しています。現在の館長は当主である十一代大樋長左衛門(年雄)氏が務めており、大樋家と関わった文化人や芸術家などが残していった作品や資料を公開。大樋焼はロクロを一切使わず手で捻り、飴釉(あめゆう)を特徴としています。金沢の茶文化に触れる貴重な体験をぜひお楽しみください。
大樋美術館
【東山】志摩・別館 お茶屋美術館(旧中や)
茶屋文化と建築様式のどちらも楽しめる美術館
1820(文政3)年に建てられたお茶屋をそのまま残しており、歴史的にも貴重な建築物として金沢市の文化財に指定されています。館内には芸妓さんが使った櫛やかんざし、宴の場にふさわしい加賀蒔絵、加賀象嵌(かがぞうがん)などの江戸時代の栄華な町人文化を表す優美な道具類が多数展示。耳を澄ますと当時のにぎやかさが聞こえてきそうです。
志摩・別館 お茶屋美術館(旧中や)
秋は金沢で美術鑑賞を楽しもう
伝統工芸やお茶屋文化、現代アートなど幅広い芸術に出合えるのが金沢の魅力。今回は人気観光スポットや穴場スポットなど、美術館巡りで金沢を訪れるなら外せない美術館をご紹介しました。一つの美術館をじっくりと見て回るのもおすすめですが、複数のスポットを巡るなら「金沢文化施設共通観覧券」のご活用を。この共通観覧券とは、複数の施設で使えるお得なチケットです。1DAYパスポートは520円、3日間パスポートは830円で用意されており、期間中なら何度でも入館可能。一度でたくさんの美術作品に触れたい方にとっては、積極的に使いたいチケットです。今回紹介した中では石川県立美術館や金沢市立中村記念美術館、金沢能楽美術館などで利用できるため、美術館巡りで金沢を訪れる際はぜひ利用してみてくださいね。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:peekaboo
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