【広島から車で1時間】絶景や名産を楽しめるおでかけスポット13選

【広島から車で1時間】絶景や名産を楽しめるおでかけスポット13選

自然・絶景

2024/03/22更新

瀬戸内の沿岸部と中国山地の山々を有する広島県。広島市から車で1時間ほど走れば、西は美しい海の風景を望む尾道や福山、東は隣接する山口県の岩国、北は島根県の日本海側まで行くことが可能です。それらのエリアには、日本全国はもとより、海外からの観光客にも人気の風光明媚な景勝地が多くあります。その中から、車をドライブし1時間台で気軽に行ける風光明媚なスポットを紹介します。

広島県

岩国・柳井・周南・大島

岩国・柳井(やない)・周南(すおう)・大島エリアは、広島市から1時間前後のドライブで到着します。山口県の東側に位置するエリアです。五連のアーチが印象的な岩国の錦帯橋(きんたいきょう)、“瀬戸内のハワイ”と呼ばれる周防大島(すおうおおしま)など、風光明媚なスポットがあります。また城下町だった岩国は、瀬戸内海を眺望できる岩国城、四季の花が咲く吉香公園(きっこうこうえん)など風情あるエリアです。

【岩国・柳井・周南・大島】錦帯橋

日本三名橋のひとつに数えられる五連アーチの木造橋

錦帯橋(きんたいきょう)は、錦川(にしきがわ)に架かる木造の橋で、国の名勝に指定されています。長さ193.3m・幅5mほどの精巧な組木の技法による独創的で、強靭な五連アーチで構成された美しい橋です。創建は江戸時代の1673年。現在の橋は1953年に再建されたもので、木造部分は2004年に架け替えられました。歩いて渡れるほか、屋形船に乗って見上げるのもまた一興。春の桜、秋の紅葉など、四季折々の自然と調和した姿が美しく、期間限定で幻想的なライトアップも行われます。

【岩国・柳井・周南・大島】地底王国美川ムーバレー

地上では味わうことのできないワクワクが待っている

岩国市北東部の山間にある、鉱山跡地の坑道を利用した冒険テーマパーク。全長が約1kmあるパーク(坑道)内は、古代伝説の地・ムー大陸をイメージした神殿や湖、滝などからなる15のゾーンが迷路で結ばれています。そのなかには数々のミッションをクリアしながら進むアトラクションもあり、ワクワクを味わえます。屋外には、池や水槽の中から砂をすくって砂金を探し出す砂金採り体験や、砂の中からパワーストーンを探し出す天然石掘り体験のコーナーも。またレストラン、日帰り入浴施設なども併設されています。

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呉・竹原・東広島

呉(くれ)・竹原・東広島エリアは、広島市から1時間前後のドライブで到着します。広島県の南部中央に位置し、瀬戸内海に面するエリアです。瀬戸内の交通の要衝として栄えた竹原や旧海軍の軍港として知られた呉には、歴史探訪を楽しみながら眺望を楽しめるスポットがたくさんあります。一方、内陸部に位置する東広島エリアは農業が盛んで、果物狩りなども楽しめます。

【呉・竹原・東広島】小石川観光りんご園

18種のりんごを栽培する、カフェつき観光農園

冷涼な気候ときれいな水を活かし、約18種類のりんごを栽培する農園。例年4月~11月中旬ごろまでの期間、りんご狩りが可能です。園内には、りんごをはじめジャムやコンポートなどの加工品が並ぶ販売所、その時期で最も甘いりんごを使ったドリンクやカフェを提供してくれるカフェもあります。また、土・日曜日・祝日には、薪割りやピザ窯への火入れから行う「ピザ作り体験」も開催(予約制)。

【呉・竹原・東広島】大和ミュージアム

巨大戦艦「大和」を10分の1のスケールで再現

呉市(くれし)は戦時中に海軍の工廠(こうしょう)があり、戦艦「大和」が建造された東洋一の軍港として知られていました。その呉港のフェリー乗り場に面した場所に、呉市海事歴史科学館(通称・大和ミュージアム)が戦後60年となる2005年にオープン。館内には10分の1スケールの戦艦「大和」が展示され、4階の展望テラスからは戦艦「大和」を建造したドック跡を一望できます。3階は、船をつくる技術をわかりやすく紹介するコーナーや、サイエンスショーや工作教室を週末に開催する実験工作室なども併設。

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尾道・福山・三原

尾道・福山・三原エリアは、広島市から1時間半のドライブで到着します。広島県の南東端に位置し、瀬戸内海に面したエリアです。尾道エリアは風情あるレトロモダンな街並みが残り、数々の作品の舞台になるなど映画に縁のある街です。また岡山県との県境にある福山エリアには「崖の上のポニョ」で有名な鞆の浦(とものうら)があります。風光明媚なスポットが多いからこそ映画の舞台に選ばれる機会が多いのでしょう。三原エリアには小早川隆景が築城した三原城があります。また8月に「やっさ、やっさ」のはやし言葉で踊るやっさ祭りなどのお祭りが江戸時代から受け継がれています。

【尾道・福山・三原】尾道ええもんや

ここに来れば買えない尾道土産はない!

500種以上の品揃えを誇る、地元で最大級のお土産屋さんです。場所は尾道を代表する絶景スポット「千光寺公園」にアプローチするロープウェイの山麓駅近くに位置します。店を運営するのは、尾道市内の土産品製造・加工業者77社が加盟する尾道観光土産品協同組合。人気の「尾道ラーメン」をはじめ尾道を代表する商品をほぼすべて扱い、“ここに来れば買えない尾道土産はない”といわれるほど。観光客はもちろん、地元の人びとにも愛されています。

【尾道・福山・三原】ONOMICHI U2

元海運倉庫をリノベーションした複合施設

尾道駅から南西にある貨物船デッキで、サイクリスト向けにさまざまなサービスを提供している複合施設「ONOMICHI U2(オノミチユーツー)」。元海運倉庫だった建物リノベーションした施設内には、自転車に乗ったまま屋内に入れてチェックインができるホテルがあり、全客室が自転車の持ち込みOK。ほかでは宿泊者限定のレンタサイクルのサービスや、瀬戸内の旬を味わえるレストランやベーカリー、カフェ、セレクトショップなど、サイクリスト以外も利用できる多彩なサービスが揃っています。

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広島

広島市は、県の南西側に位置するエリアです。原爆ドームや広島平和記念資料館などが、世界的に有名な広島市。広島城や縮景園(しゅっけいえん)などの歴史的なスポットも戦争中の原爆投下によって深刻な被害を受けましたが、戦後に再建され、美しい景観を楽しめる観光地として人気です。

【広島】広島城

天守閣からは広島市随一の眺望を楽しめる

1589(天正17)年に毛利輝元(もうりてるもと)が築城。天守閣は昭和20(1945)年に原爆で全壊しましたが、城址には当時の石垣の一部や内堀が残っています。1958(昭和33)年に天守閣が復元され、 1994(平成6)年に二の丸も再建されました。天守閣の中は資料や模型などで広島の歴史を紹介する博物館になっていて、鎧や兜を自由に着られる体験コーナーもあります。天守閣の第五層には展望室があり、晴れた日には広島市街に加え、宮島まで一望可能。

【広島】縮景園

国の名勝に選ばれた広島を代表する大名庭園

1620(元和6)年、広島藩主・浅野長晟(あさのながあきら)の別邸の庭として、茶人としても知られた家老・上田宗箇(うえだそうこ)が作庭。縮景園(しゅっけいえん)の名は、儒学者・林羅山(はやしらざん)が藩主の求めで作った詩の序文「海山をその地に縮め風景をこの楼に聚む」から付けられたという説も。園内の中央には大小の島が浮かぶ池、その周辺には渓谷や国の名勝に指定された跨虹橋(ここうきょう)、四阿(あずまや)などが巧みに配され、周遊しながら楽しむことができます。桜や紅葉の時期にはライトアップも実施。

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宮島

宮島エリアは、広島市から1時間前後のドライブで到着します。広島市の南西の瀬戸内海に浮かぶ嚴島(いつくしま)がエリアです。県内はもちろん、日本有数の観光地として国内外に知られた島。1周30kmほどの島内には、嚴島神社をはじめとする神社仏閣、紅葉谷公園などの見どころが満載です。

【宮島】宮島

波穏やかな広島湾に浮かぶ一周30kmほどの小さな島

広島湾の最西端に位置する1周約30kmの島。正式には嚴島(いつくしま)で、お宮(嚴島神社)がある島ということで通称「宮島(みやじま)」と呼ばれています。世界遺産の嚴島神社をはじめ、大願寺(だいがんじ)、大聖院(だいしょういん)といった神社仏閣、産業会館や資料館、ロープウェイ、水族館など見どころが満載の島です。景勝地も多く、島内最高峰・標高およそ535mの弥山(みせん)からは遠く四国まで一望でき、紅葉谷公園では春は新緑、秋は約700本のもみじが深紅に色付き、感動的な美しさに包まれます。

【宮島】嚴島神社

潮の満ち引きによって壮麗さが際立つ神社

593(推古天皇元)年に佐伯鞍職(さえきくらとも)により創建され、1168(仁安3)年に平清盛によって現在の姿に改められたと伝わる由緒ある神社。島北部の波静かな湾に鎮座し、ほとんどの社は海上に建っているため潮が満ちると、まるで海に浮かんでいるかのよう。境内から約200m沖に建つ大鳥居は宮島のシンボルとして知られています。1996年には、嚴島神社と前面の海、背後の弥山(みせん)原始林を含めたおよそ431.2ヘクタールが世界遺産に登録されました。

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庄原・三次

庄原・三次(しょうばら・みよし)エリアは、広島市から1時間半のドライブで到着します。広島県の北東端に位置するエリアです。中国山地を望む盆地独特の寒暖差がある気候は、米や野菜・果物の栽培に適し、さまざまなグルメを堪能できるのが魅力です。庄原・三次エリアは、四季折々の花が一面に咲き誇る広場が有名な国営備北(びほく)丘陵があり、フルーツ狩りが楽しめる観光農園が点在します。三好エリアは、鵜飼が行われる馬洗川(ばせんがわ)が流れ、蔵や町屋がのこる街並みです。

【庄原・三次】帝釈峡

四季折々に変化する渓谷の美しさに息をのむ

庄原市東城町と神石郡神石高原町(じんせきぐんじんせきこうげんちょう)にまたがる比婆道後帝釈(ひばどうごたいしゃく)国定公園の主要景勝地で、全長約18kmに渡る渓谷です。大きく上帝釈(かみたいしゃく)エリアと神龍湖(しんりゅうこ)エリアに分かれます。上帝釈エリアは、渓谷沿い設けられた遊歩道を散策でき、鍾乳洞や高さ8mほどの洞門、渓水の浸食作用によってできた長さ90m・幅19m・高さ40mほどの巨大な天然の橋などの眺めを楽しめます。神龍湖は紅葉名所としても知られ、遊覧船やカヤックで湖面から山々を眺めるのがおすすめです。

【庄原・三次】広島三次ワイナリー

自社で栽培から収穫から醸造まで手掛けるワイナリー

県内一のぶどう産地・三次(みよし)盆地にて、ぶどう栽培からワイン製造・販売までを行うワイナリー。製造工程や木樽が並ぶ貯蔵庫を窓越しに見学できます。併設の物産館では好みの銘柄を選んでお土産の購入できるほか、地元の特産品や銘菓も取り揃えています。地元食材を使った料理を楽しめるカフェやバーベキューガーデンも併設。ピオーネと白ぶどうのソフトクリームも大人気なので、ぜひご賞味あれ。

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島根県

浜田

浜田エリアは、広島市から2時間弱のドライブで到着します。島根県北東部で、島根県の中央部北側、日本海に面するエリアです。浜田エリアは、国の天然記念物に指定された石見畳ヶ浦(いわみたたみがうら)など、海岸線には景勝地や海水浴場が点在します。出雲大社 石見分祠(いわみぶんし)や浜田城址、「日本の棚田100選」に選ばれた室谷(むろたに)の棚田などの観光スポットがあり、漁業が盛んなところです。名産はカレイ干し、巻イカ、アンコウなど。

【浜田】島根県立しまね海洋館アクアス

約400種類、10,000点の海の生き物を展示

島根県浜田市と江津市(こうづし)にまたがる島根県立石見(いわみ)海浜公園内にある水族館で、約400種・1万点の海の生物を展示しています。見ると幸せが訪れるといわれるシロイルカのパフォーマンス「幸せのバブルリング®」が大人気。「ペンギン館」では、ペンギンが飛行機のように泳ぐ姿を水槽の下から眺められます。また1,000トンの大水槽では、サメやエイが悠々と泳ぐ姿を下から見られる海底トンネルを設置。ミュージアムショップでは、シロイルカをはじめ人気の生き物のグッズを購入できます。

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瀬戸内海ドライブと国の名勝巡り

国の名勝に指定された錦帯橋や縮景園、世界遺産の嚴島神社など、一度は行っておきたい景勝地が目白押し。瀬戸内に面した道路をドライブすれば、海岸線や海がさまざまな表情を見せてくれます。また時期によってはライトアップなどもあり、何度行っても楽しめますよ。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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