- 日帰り
大阪へ開運グルメ旅。庚申こんにゃく&庚申昆布を求めて
大阪(大阪府)
予算:4,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2023/06/29
多彩な食文化が根付き「食い倒れの街」として有名な大阪。今回はそんな大阪で受け継がれるまじない食を訪ねます。四天王寺庚申堂の庚申まいりで「庚申こんにゃく」をいただき、門前で庚申昆布を購入。周辺では、出汁の風味豊かなたこ焼きや、大阪人に愛されるミックスジュースを堪能します。
あべのたこやき やまちゃん
あべのたこやき やまちゃん
駅からすぐの本店
小路を入ったところに2号店が
職人が手焼きで焼き上げるたこ焼きが人気の店。風味豊かな生地は、鶏ガラと約10種類の野菜・フルーツを3〜4時間煮込んだスープに、昆布・カツオの和風出汁をブレンドし、粉を加えたもの。生地のおいしさを味いたい。

吉野りり花のおすすめポイント
- ★ おすすめは、ソースもマヨネーズも何もつけずに、無地のままのたこやきを味わう「ベスト(無地)」。分厚い鉄板を使い、強火でじっくりと焼き上げるから、外はカリッと中はとろりの絶妙な食感を楽しめます。しかもトロトロの中に出汁の風味が重なり合い、味わい豊かなクリームコロッケを食べているようで、クセになるおいしさ。「たこ焼き=ソースをつけて食べる」という固定概念が、良い意味で打ち崩されます
- ★ 天王寺駅周辺に本店、2号店、天王寺北口店の3店舗があります。本店はテイクアウトのみ、2号店と天王寺北口店は、店内で食べられる席があります。スタンディングで食べるか持ち帰るなら本店、一人でも入りやすく座って食べたいなら2号店か天王寺北口店、と使い分けるとよいですね
四天王寺
四天王寺
中心伽藍には五重塔が
霊水が湧き出る亀井堂
593年に聖徳太子によって建立された寺院。中心伽藍は、四天王寺式伽藍構造と呼ばれる日本最古の伽藍構造の建物で、見学もできる。六時礼讃堂や元三大師堂は江戸初期の建物で、国の重要文化財に指定されている。

吉野りり花のおすすめポイント
- ★ 境内はとても広いため、ゆっくりと時間をとって見学を。中心伽藍、仏教の教えを表現した本坊庭園(極楽浄土の庭)、国宝や重要文化財に指定される寺宝を展示する宝物館など、見所がいっぱいです
庚申堂/庚申まいりと庚申こんにゃく
庚申堂/庚申まいりと庚申こんにゃく
庚申堂
「北向こんにゃく」の庚申こんにゃく
四天王寺の境外にある青面金剛童子(しょうめんこんごうどうじ)を祀るお堂。60日に一度巡ってくる「庚申の日」に息災を願って庚申堂にお参りする「庚申まいり」は、文武天皇の時代の伝承に由来する習俗であり、大阪市の無形民俗文化財に指定されている。

吉野りり花のおすすめポイント
- ★ 庚申まいりとは60日に一度やってくる庚申日に、庚申堂にお参りし息災を願う習俗です。庚申日とその前日の縁日に御本尊に祈れば、必ず一願が叶えられるといわれています
- ★ 庚申日の縁日には境内に「北向こんにゃく」の出店が現れ、「庚申こんにゃく」が販売されます。「北をむいて黙ってこんにゃくを食べると願い事が叶う」といわれています
- ★ 庚申日の縁日の日程はその年によって変わりますが、2023年夏は、6月30日(金)と7月1日(土)の二日間。参詣の際は心静かに黙々とこんにゃくをいただき、無病息災と所願成就を願いましょう
梅須磨商店
梅須磨商店
庚申昆布を商う老舗
お土産にもおすすめ「特選汐吹昆布」
肉厚な真昆布を使った「庚申汐吹昆布」
庚申堂門前で庚申昆布を商う店。庚申まいりに欠かせない縁起物として古くから親しまれてきた「厄除開運昆布」を販売する。創業は江戸時代末期、当代で七代目になる老舗であり、昆布のほか、カツオ節やサケ節もそろう。

吉野りり花のおすすめポイント
- ★ かつて庚申堂へ向かう街道は、庚申まいりの人々でにぎわい「庚申街道」と呼ばれていました。庚申街道周辺では、庚申の日に開運や厄除の意味を込めて昆布を食べる風習があり、庚申まいりの日には庚申堂境内で縁起物として「庚申昆布」が販売されていました
- ★ 庚申昆布を商う店は以前はほかにも数軒あったそうですが、今はこちらの梅須磨商店だけとなっているそうです。庚申まいりは、60日に一度の庚申日とその前日の縁日にしか行われませんが、梅須磨商店の店頭では通年「厄除開運昆布」が販売されています。庚申日の縁日以外に庚申堂を訪れた方は、ぜひこちらで縁起物の庚申昆布を買い求めましょう
- ★ 庚申まいりに来られなかった人へ、お土産に庚申昆布を持ち帰ると、参拝するのと同等の開運厄除のご利益を授かることができるという信仰があります。この風習にあやかって、庚申昆布を大切な人へのお土産にしてみてはどうでしょうか? 肉厚な天然真昆布を汐吹昆布に仕上げた「特上汐吹昆布」は、白いごはんのお供にもお茶漬けにもおすすめですよ。変わったところでは、ピザのトッピングにも合うのだそうです

吉野りり花のおすすめポイント
- ★ 最後にちょっと寄り道を。梅田駅から阪急梅田駅方面へ地下道を歩き、阪急梅田駅の中央改札前にあるジューススタンドへ。ここでぜひ飲みたいのが、大阪人のソウルドリンクといわれる名物のミックスジュースです
- ★ 改札前にある店なので、乗り換え前にサッと飲め、しかもお値段は180円とリーズナブル。カップに並々と注がれたミックスジュースはみかん・桜桃・バナナから作られ、懐かしい甘みが体に染みこむよう。グイッと飲み干せば、歩き疲れた体に元気を与えてくれます
- ★ 2023年6月12日には、JR新大阪駅3階の「エキマルシェ新大阪Sotoe(ソトエ)」にも「元祖大阪梅田ミックスジュース」がオープン。こちらでも梅田のお店と同じレシピのミックスジュースを味わえます。梅田駅で途中下車ができなかった場合はぜひ新大阪駅で
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