【奈良にはこんなところも!】ゆったりデートで行きたくなる穴場スポット24選

2023/10/19

【奈良にはこんなところも!】ゆったりデートで行きたくなる穴場スポット24選

次のデートはどこに行こう? とはいえ最近ちょっとお疲れ気味。人混みを避けてゆったりとデートがしたい。そんな二人には、奈良デートがおすすめです。豊かな自然が織りなす景色に癒やされたり、ドライブデートで道の駅やグルメスポットをめぐったり……。歴史好きなら寺社めぐりや古墳めぐりもいいですね。今回紹介するのは、奈良ならではの体験ができるスポットばかり。今度の休日は、魅力あふれる奈良を訪れてみてはいかがでしょうか?

【生駒市】生駒山

大阪平野の夜景

レジャーも絶景も楽しもう

大阪と奈良を隔てる標高642mの生駒山(いこまやま)。山頂には開園1929年の歴史ある「生駒山上遊園地」/、山麓には「生駒山麓公園」があり、登山道も整備されているのでハイキングにもおすすめの山です。関西では夜景スポットとしても知られており、生駒山と信貴山(しぎさん)を結ぶ信貴生駒スカイラインの展望台や駐車場からは、ロマンチックな大阪平野のパノラマ夜景を眺めることができます。

【生駒市】生駒ケーブル

かわいい車両に揺られて登る

近鉄生駒駅に隣接する鳥居前から生駒山上駅を結ぶ、約2kmのケーブルカー。開業は1918年で、営業用としては日本最古のケーブルカーです。車両はレトロな「すずらん」「白樺」を筆頭に、犬の「ブル」、猫の「ミケ」、ポップでファンシーな「スイート」「ドレミ」の6種類があります。ケーブルでは珍しい複線や踏切があるのも特徴。移動手段としてだけでなく、ケーブルカーを目的に訪れたくなりますね。

【橿原市】藤原宮跡

壮大な都の跡を訪ねる

日本で初めてつくられた本格的な都城、藤原京の中心地であり、天皇の住まいがあったとされる藤原宮(ふじわらのみや)。現在は「藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)」として、当時の宮殿の門をイメージした朱塗りの列柱が再現されていますが、それ以外は見渡す限りの原野が広がり、季節の花々が咲き誇ります。のどかな風景と歴史探訪を楽しみたいスポットです。

【橿原市】橿原神宮

「日本のはじまりの地」

大和三山の一つ、畝傍山(うねびやま)のふもとに位置する橿原神宮(かしはらじんぐう)。 第一代神武天皇が即位したとされる橿原宮址に創建された神社で、神武天皇と皇后の媛蹈韛五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)が御祭神であることから、縁結びにもご利益があるといわれています。自然に囲まれた広大な境内は、開放感がありながらも荘厳な雰囲気。歴史に思いを馳せ、ゆったりと散策をしてみてはいかがでしょうか?

【橿原市】称念寺

町の中核を担った寺院

室町時代末期に本願寺の一家衆、今井兵部卿豊寿(いまいひょうぶのきょう とよひさ)がこの地に道場を建てたことに由来する、浄土真宗本願寺派の寺院重要文化財の本堂は2022年に大規模修復工事を終え、往時の姿に復元されました。寺院のある今井町は、称念寺の境内を中心として戦国時代より発達した寺内町で、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。歴史を感じる情緒ある町並みとともに、散策を楽しみたいスポットです。

【桜井市】大神神社(三輪神社)

山を祀る日本最古の神社

大神神社(おおみわじんじゃ)は、数ある日本の神社のなかで最古と伝わる神社。御祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)です。三輪山(みわやま)そのものを御神体としているため本殿がなく、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し、山に向かい参拝をするというユニークな神社でもあります。良縁を願う夫婦岩や夫婦岩にちなんだペアのお守りもあり、縁結びを祈願して訪れるのもおすすめです。

【桜井市】檜原神社

古道の先に佇む神社

日本最古の神社・大神神社の摂社の一つで、最古の道と伝わる「山の辺の道(やまのべのみち)」を歩いた先にある檜原神社(ひばらじんじゃ)。天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀り、元伊勢とも呼ばれています。大神神社と同じく、横一列に3つの鳥居が連なった三ツ鳥居も見どころの一つ。美しく掃き清められた境内で、心静かに参拝したい神社です。

【桜井市】大美和の杜展望台

満開の桜に包まれる

大神神社の境内にある展望台。三輪山を東に望み、桜井市街や大和三山が見渡せるビュースポットで、奈良県の「まほろば眺望スポット百選」にも選出されています。春はシダレザクラやソメイヨシノなどが咲き誇り、桜の名所として多くの人が訪れます。「恋人の聖地」にもなっている「大美和の杜(おおみわのもり)展望台」。お花見デートに訪れてみてはいかがでしょうか?

【天理市】天理大学附属天理参考館

世界の貴重な資料が見られる

世界各地の生活文化資料・考古美術資料を収集・研究・展示する博物館。大学の施設でありながら、広く一般に開放されています。「世界の生活文化」・「世界の考古美術」の2部門に分けられた見応えたっぷりの常設展では、約3,000点のコレクションが見られるほか、図書コーナーも充実。特別展・企画展、公開講演会などのイベントも開催されています。

【天理市】天理観光農園

五感で楽しむ観光農園

日本最古の道といわれる「山の辺の道」沿いに位置する観光農園。ミカンやキンカン、ブルーベリーなど、季節の果物の収穫体験ができます。園内には、野外バーベキューサイトや、石釜ピッツァや採れたてのみかんを搾ったフレッシュジュースが味わえるカフェなどもあり、楽しみ方もいろいろ。大人から子どもまで満喫できるスポットです。

【奈良市】道の駅 針T・R・S

ショッピングやグルメ、滞在も楽しめる

西日本最大級の道の駅。奈良県各地へのアクセスに便利な針インターチェンジからすぐの場所にあり、南イタリア風にデザインされた建物が目印です。敷地内には観光イチゴ園、天然温泉のあるカプセルホテル、和・洋食レストラン、フードコートなど、ただ立ち寄るだけでなく滞在を楽しめる施設がたくさんあります。

【宇陀市】森野旧薬園

江戸時代より続く日本最古の薬草園

奈良の地域ブランドでもある吉野葛(よしのくず)を、江戸時代より代々製造する森野家の裏山に広がる、日本最古の薬草園。山の中腹、宇陀(うだ)の町を見渡せる場所に位置します。歴史ある園内では天然記念物の古木を含む約250種類の薬草木が栽培され、昔ながらの庭園の姿を見ることができます。3月下旬から4月頃には一面にカタクリの花が開花。多くの人が訪れるスポットです。

【斑鳩町】史跡 藤ノ木古墳

斑鳩文化財センター

古代ロマンを感じる史跡

6世紀後半の造営と推定される円墳で、直径約50m 、高さ約9mと規模の大きな古墳です。1985年に未盗掘の石棺が発見されたことから、注目を浴びました。石室内には入れませんが、石室入り口にあるガラス窓越しに、石室の内部を見ることができます。近くにある「斑鳩(いかるが)文化財センター」では、主な出土品のレプリカが常設展として展示されており自由に見学できるので、あわせて訪れるのもおすすめです。

【斑鳩町】法輪寺三重塔

焼失から復活を遂げた塔

飛鳥時代に創建された法輪寺にある三重塔。法隆寺の五重塔、法起寺の三重塔とあわせて、「斑鳩三塔」の一つに数えられます。初代の塔は日本最大最古の三重塔として国宝に指定されていましたが、1944年に落雷によって焼失。現在の塔は1975年に再建されたものです。塔内には、焼失時に救出された仏舎利や釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)、四天王像が再び納められ、創建当初の姿を見ることができます。

【山添村】めえめえ牧場

キュートな羊たちに会いにいこう

めえめえ牧場(まきば)は、県立自然公園「フォレストパーク神野山」の人気スポット。顔と脚が黒いサフォーク、ふわふわで白いコリデールの2種類の羊が放牧され、触れ合うことができます。羊せんべいをあげたり、刈り取られた羊の毛を使った羊毛加工ができたりと、さまざまな体験が可能です。毎年2月頃に子羊が誕生し、3月にはお披露目会も開催。入場無料なので、気軽に訪れられるのもうれしいポイントです。

【明日香村】キトラ古墳

当時の文化を知る貴重な史跡

7世紀末から8世紀初め頃に造られた二段築成造の小さな円墳金や銀でつくられた副葬品や石室が極彩色の壁画で彩られていたことから、位の高い人物が埋葬されていたとみられています。壁に描かれていた四神・十二支像、天井に描かれていた天文図は非常に価値が高く、2019年には国宝に指定。実物の壁画は毎年期間限定・事前申し込み制の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で公開されているので、見学してみてはいかがでしょうか?

【明日香村】高松塚古墳

日本の考古学ブームはここから始まった

1972年に石室が発見され、熱狂的な考古学ブームの火付け役となった高松塚古墳。日本初の極彩色壁画の石室には、「飛鳥美人」の名前で知られる壁画、国宝「西壁女子群像」が描かれています。隣接する「高松塚壁画館」では、精巧な模写壁画や副葬品のレプリカが展示されており、見応え十分。当時の雰囲気を感じ取れます。

【明日香村】飛鳥宮跡

天皇が代々過ごした宮殿跡

645年に蘇我入鹿(そがのいるか)が暗殺された「乙巳(おっし)の変」の舞台となったとされる宮殿跡。6世紀末から7世紀末にかけて存在した、飛鳥板蓋宮(あすかいたぶきのみや)、飛鳥岡本宮(あすかおかもとのみや)、飛鳥浄御原宮(あすかきよみがはらのみや)の3つの時期の宮殿がこの地にあったとされています。現在は、飛鳥浄御原宮の遺構である石敷広場大井戸が復元され、往時を偲ぶことができます。

【明日香村】飛鳥寺

飛鳥大仏

本堂

飛鳥文化を今に伝える

仏教を手厚く保護した蘇我馬子(そがのうまこ)によって建立された、日本初の本格的寺院。大陸文化の影響が色濃い本尊・釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)は、日本最古の仏像として「飛鳥大仏」の名で知られています。飛鳥大仏が安置されている本堂をはじめ、中庭や鐘楼、蘇我入鹿(そがのいるか)の首塚など、さまざまな見どころのある寺院です。

【明日香村】甘樫丘

眼下に望む歴史景観

『日本書紀』にもその名が刻まれている、甘樫丘(あまかしのおか)。その昔、蘇我入鹿(そがのいるか)・蝦夷(えみし)が居を構えていたとされる場所は、現在は展望台になっており、明日香村一帯や大和三山を見渡せます。標高148mの緩やかな丘なので、気軽に登って景色を楽しめます。丘の上から、じっくりと万葉の世界に浸ってみてはいかがでしょうか?

【明日香村】道の駅 飛鳥

明日香村観光の玄関口

懐かしい日本の原風景と、数々の古代史跡に出合える明日香村の道の駅。農産物直売所では、四季折々の季節の新鮮野菜や加工品を販売。週末を中心に観光ボランティアガイドによるガイドツアーも開催されています。レンタサイクル手荷物預かりサービス観光情報の提供も行っているので、史跡めぐりの拠点としてもぴったりです。

【天川村】洞川温泉の町並み

レトロな町並みを歩こう

洞川(どろかわ)温泉は、古くから修験道の聖地・大峯山(おおみねさん)の登山者たちを癒やしてきた温泉地。標高約800mにあり夏も冷涼なので、関西では避暑地として知られています。宿や商店が軒を連ねる温泉街はとてもノスタルジックです。夜は提灯が町を照らし、ぐっと大人な雰囲気に。浴衣に着替え、下駄を鳴らして歩きたい町並みです。

【天川村】みたらい渓谷

エメラルドグリーンに輝く水面に癒やされる

川底が見えるほど透き通った清流が心地よい、関西随一の渓谷エメラルドグリーンに輝く水面はどこか神秘的です。約8kmにわたって続く遊歩道を歩くと滝や巨岩が次々と現れ、渓谷美が間近に堪能できます。初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通して楽しませてくれるので、都会の喧騒を離れて自然と触れ合いたい人におすすめのスポットです。

【川上村】道の駅 杉の湯 川上

地元の味覚がそろうスポット

「ホテル杉の湯」に併設されている道の駅。吉野杉の産地である奥吉野にあり、豊かな自然に恵まれた立地です。お土産屋では、特産品の柿の葉寿司火打ち餅こんにゃくふきの佃煮などが売られています。セルフの麺コーナーで味わえるうどん・そばは、ホテルの調理師が仕込んだ出汁が絶品と評判。ホテルの温泉も日帰り入浴ができるので、ドライブ休憩にぜひ立ち寄りたいスポットです。

奈良にしかない魅力を探しに出かけよう

悠久の歴史が織りなす奈良は、日帰りでも宿泊でも楽しめる穴場スポットの宝庫です。そんな奈良でのゆったりデートなら、忙しい日常から離れてリフレッシュも叶うはず。のんびりと心地よい時間を過ごせば、二人の距離はもっと縮まるかも? ぜひ、二人だけのデートプランで、奈良の新たな魅力を発見してくださいね。

旅色編集部 いたがき

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 いたがき

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.