
滋賀県のおすすめの神社仏閣
滋賀県の神社仏閣では清瀧寺徳源院や浮御堂(満月寺)、豊国神社がおすすめです。
湖と歴史の調和する場所の寺社をおすすめ順に紹介します。
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清瀧寺徳源院
1286年創建。中世、北近江地域を支配した京極家の菩提寺。境内の京極家墓所は国の史跡に指定されているほか、秋は池泉回遊式庭園の紅葉が美しい。
- 滋賀県米原市清滝288
- 9:00~16:00
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浮御堂(満月寺)
「近江八景」のひとつとして知られる景勝地。正式名称は「海門山満月寺」。10世紀末、恵心僧都が湖上の安全と衆生済度を祈願して建立したとされる。現在の建物は1937年に再建されたもの。
- 滋賀県大津市本堅田1-16-18
- 8:00~17:00
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豊国神社
長浜の豊国神社は、長浜城主としてこの地域を統治した豊臣秀吉の三回忌にあたる1600年に創建された。1603年に江戸時代が始まると、江戸幕府によって秀吉を祀ることが禁止されたため社殿が壊された。その後明治時代になると、秀吉の三百回忌にあたる1898年に拝殿が再建されて現在に至る。現在では、豊臣秀吉の他、戦国武将の加藤清正や木村重成などが祀られている。
- 滋賀県長浜市南呉服町6-37
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浄厳院
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられる。太子が全国に建てた48伽藍のうち、近江国の12伽藍の1つだともいわれている。天正7年(1579年)5月には、信長の命により浄土宗と日蓮宗の僧による仏教論争(いわゆる安土宗論)が当寺で行われたことで知られる。国の重要文化財に指定されている本堂は信長が多賀村(現・近江八幡市)の興隆寺の弥勒堂を移したものである。
- 滋賀県近江八幡市安土町慈恩寺744番地
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永源寺
1361年に創建された臨済宗永源寺派の大本山。紅葉の名所として知られ、秋には多くの観光客で賑わう。秘仏の聖観音像を本尊とし、祈願すれば子供や跡継ぎに恵まれると伝わる
- 滋賀県東近江市永源寺高野町41
- 9:00~16:00(紅葉時期は8:00~17:00)
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正明寺
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられ、戦国時代の戦火を受けて消失したが江戸時代に入り再興された。本堂は国の重要文化財に指定されており、桃山時代の建築であった京都御所の一棟を江戸初期に移したもの。
- 滋賀県蒲生郡日野町松尾556
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日吉大社
約2100年前に創建された古社で、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮。平安京遷都の際(794年)、この地が平安京の表鬼門(北東)にあたることから、魔除・災難除を祈る社として祀られた。以来、この神社には方除けのご利益があるとされる。
- 滋賀県大津市坂本5-1-1
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天寧寺(五百羅漢)
1811年、彦根藩の11代藩主・井伊直中が建立した寺。秋に咲く萩が美しく「萩の寺」とも呼ばれる。羅漢堂に並ぶ「五百羅漢」は京都の名工・駒井朝運の作。
- 滋賀県彦根市里根町232
- 9:00~17:00
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延暦寺
滋賀と京都の県境にある標高848mの比叡山全域を境内とする寺院。平安時代初期に伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山であり、日本仏教の母山と呼ばれる。山内は東塔、西塔、横川の3エリアからなり、数百の堂宇や伽藍が立ち並ぶ。
- 滋賀県大津市坂本本町4220
- 通年9:00~16:00(閉門、時期により異なる)
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天皇神社
鎌倉時代後期の創建とされる。本殿は滋賀県内に3棟しかない切妻造のもので、国の重要文化財に指定されている。また、境内には室町時代のものと思われる石造宝塔や層塔が残っている。
- 滋賀県大津市和邇中
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青岸寺
室町時代初期、佐々木道誉による創建。戦国時代に焼失したが1650年に再興された。国の名勝に指定されている庭園は、江戸時代初期に井伊家の家臣・香取氏によって作庭されたもの。
- 滋賀県米原市米原669
- 9:00~17:00(冬期16時まで)
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西教寺
天台真盛宗の400以上の寺院の総本山。創建年代は不明だが、1486年に僧侶・真盛により再興され繁栄した。1571年、織田信長による比叡山焼き討ちの際に西教寺も焼失し、その後明智光秀が西教寺の復興を支援したといわれる。本堂、客殿などが国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市坂本5丁目13-1
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円満院
円満院は、987年に村上天皇の皇子・悟円法親王により創建された。以後、皇族が関係する門跡寺院として繁栄した。宸殿は国の重要文化財、庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県大津市園城寺町33番地
- 9:00~16:30
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滋賀院門跡
1615年創建。1655年、後水尾天皇から「滋賀院」の名が与えられた。滋賀院御殿は1878年に火災で焼失し、比叡山無動寺から3棟を移築し再建された。庭園(撮影不可)は、江戸時代初期に名庭師・小堀遠州により作庭された池泉式のもの。
- 滋賀県大津市坂本4-6-1
- 9:00~16:30
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正法寺(藤の寺)
奈良時代(710年~794年)創建と伝わり、元禄5年(1692年)に近くの八坂神社にあった観音堂をこの地に移して再興したと言われている。境内に樹齢300年を越える藤の木が3本あり、「藤の寺」として親しまれている。見頃は5月上旬~中旬で、幅5m、奥行80mの藤棚が見事。重要文化財の石造宝塔もある。
- 滋賀県蒲生郡日野町鎌掛2145
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油日神社
創建年代は不詳だが7世紀頃の創建と伝わる。油日岳の山頂に油の火のような光とともに油日神が降臨したことから「油日」の名がついたと言われる。本殿・拝殿・楼門・廻廊が国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県甲賀市甲賀町油日1042
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大野神社
天台宗の古刹「金勝寺」の鎮守として平安時代後期に創建され、多くの武将からの崇敬を集めた。楼門は鎌倉時代初期に建築されたもので、滋賀県内にある楼門としては最古のものである(国の重要文化財に指定されている)。
- 滋賀県栗東市荒張896
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大池寺
奈良時代末期、高僧・行基が4つの溜め池を造り、その中央に本堂を立てたのが始まりといわれる寺。枯山水の「蓬莱庭園」は、江戸時代の茶人で「遠州流茶道」の祖・小堀遠州の作といわれる
- 滋賀県甲賀市水口町名坂1168
- 9:00~17:00(冬期は16:00まで)
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観音正寺
観音正寺の創建年は不詳だが、近江を遍歴していた聖徳太子が湖面から現れた人魚と出会ったことをきっかけに当寺を建立し、聖徳太子自らが千手観音像を彫って寺の本尊にしたという言い伝えが残されている。中世以降は南近江一帯を統治していた六角氏の庇護を受けて繁栄した。1993年、本堂が火災に遭った際に本尊の千手観音像も焼失したため、新たに千手観音像が造られた。新しい観音像は高さ6.3mの巨大な坐像で、インド国内で伐採や輸出が規制されているものの特別に許可を得て取り寄せた23トンの白檀の木が使われている。
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺2番地
- 8:00~17:00
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鶏足寺
735年、行基によって創設された古寺。その後荒廃したが799年最澄により再興。中世は繁栄したが江戸幕府の終焉とともに衰退し、 現在は廃寺となっている。秋は紅葉の名所として、多くの人で賑わう。
- 滋賀県長浜市木之本町古橋
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大笹原神社
986年の創建。応永21年(1414年)の建立。良質なもち米が採れるこの地域は鏡餅発祥の地とされ、鏡餅の元祖を祀った「鏡の宮」が境内に建てられている。本殿は国宝に指定されており、小規模ではあるが細部手法が美しく、中世の神社建築の傑作の1つと言われる。
- 滋賀県野洲市大篠原2375
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長寿寺
創建時期は不詳だが、奈良時代(710年-794年)に聖武天皇の勅願によって創建されたとされる。常楽寺・善水寺とともに湖南三山の1つに数えられる。本堂は、鎌倉時代初期における純和風の建造物として装飾が優れており、建物の構造が技術史的に価値が髙いことから国宝に指定されている。
- 滋賀県湖南市東寺5丁目1-11
- 9:00~16:00
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近江孤篷庵
日本三大茶人として名高い小堀遠州弔うために創設された寺。江戸時代後期から長く荒廃していたが、1965年に再建され現在に至る。庭園も同時に補修整備され、現在は紅葉が美しい寺として知られる。
- 滋賀県長浜市上野町135
- 9:00~17:00(11月~3月:~16:00)
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賀茂神社
736年、聖武天皇により創建。天智天皇時代、境内に国営牧場が造られ馬の繁殖と騎馬技術発展が図られた。創建当初から「馬の聖地」として崇敬されており、例祭(賀茂祭)では馬の競争(足伏走馬)が行われる。
- 滋賀県近江八幡市加茂町1691
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建部大社
「近江一の宮」といわれる、全国屈指の古社。古代の英雄・日本武尊を祀る。古くから信仰を集め、平安時代の末期、流刑途中の源頼朝が源氏再興を祈願し、のちに鎌倉幕府を開いて願いを叶えたという逸話がある。
- 滋賀県大津市神領1-16-1
- 9:00~16:00(建部大社宝物殿)
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石道寺
石道寺は726年に創建された真言宗の寺院で、もとは現在地よりも1kmほど山奥にあったが、1914年に現在地に移設された。本尊の十一面観音像は国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県長浜市木之本町石道
- 9:00~16:00
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奥石神社
創建時代は不詳。藤原氏の祖である「天津児室根命」を祭神とする。本殿は、織田信長が家臣・柴田家久に命じて1581年に建造されたもので、国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県近江八幡市安土町東老蘇1615
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常楽寺(西寺・湖南三山)
「善水寺」「長寿寺」とならぶ天台宗の古寺「湖南三山」のひとつ。東の「長寿寺」に対し「西寺」と呼ばれる。8世紀初め、高僧・良弁による創建と言われ、国宝の本堂・三重塔をはじめとして多くの文化財を有する
- 滋賀県湖南市西寺6丁目5-1
- 10:00~15:00
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龍潭寺
龍潭寺は1600年に行基によって創建された臨済宗の寺院で、江戸幕府末期に大老としてアメリカとの条約締結を強行し開国へ導いた井伊直弼を排出した井伊家の菩提寺である。龍潭寺は「庭の寺」と呼ばれるほど境内には庭園が多くある。これは、龍潭寺に禅宗の大学寮があり、その中に造園を学ぶ園頭科があったことが関係している。 ※大老:江戸幕府の役職で、将軍を補佐する最高職
- 滋賀県彦根市古沢町1104
- 9:00~16:00