
滋賀県のおすすめの神社仏閣
滋賀県の神社仏閣では常楽寺(西寺・湖南三山)や太郎坊宮(阿賀神社)、近江神宮がおすすめです。
湖と歴史の調和する場所の寺社をおすすめ順に紹介します。
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常楽寺(西寺・湖南三山)
「善水寺」「長寿寺」とならぶ天台宗の古寺「湖南三山」のひとつ。東の「長寿寺」に対し「西寺」と呼ばれる。8世紀初め、高僧・良弁による創建と言われ、国宝の本堂・三重塔をはじめとして多くの文化財を有する
- 滋賀県湖南市西寺6丁目5-1
- 10:00~15:00
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太郎坊宮(阿賀神社)
正式な名称は「阿賀神社」。標高350mの赤神山の中腹にあり、社を守護する天狗「太郎坊」の名で親しまれる。本殿の前には、神力によって左右に別れたという巨岩「夫婦岩」や、周囲の景観を一望できる展望台がある。
- 滋賀県東近江市小脇町2247
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近江神宮
第38代・天智天皇を祀る神社。1940年、天智天皇の都「大津宮」の跡地に創建された。天智天皇が水時計による時報を始めた事にちなみ、境内には「時計館宝物館」がある。百人一首の名人戦が開かれることでも知られる。
- 滋賀県大津市神宮町1-1
- 6:00~18:00
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多賀大社
多賀大社の創建時期は不詳だが、平安時代に編纂された延喜式に「多何神社二座」という記述があることからこの頃には神社が存在し二神が祀られていたことが分かる。神社に残された文献では15世紀末頃からの出来事が記述されているが、古来から人々の信仰を集めていたようである。多賀社で配られるお守りが杓子の形をしているのは、元成天皇の病になった際、多賀社の神官が治癒を祈願して炊いた飯にシデの木で作った杓子を添えて献上したところ天皇の病が完治したという逸話が元になっている。境内の庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
- 8:00~16:00
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白鬚神社
滋賀県で最古、約2000年の歴史を誇る神社。長寿・縁結びなどの神・猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀る。「近江の厳島」とも呼ばれ、朱塗りの大鳥居が湖中に立ち、島を背景にした風景が美しい。9月の例大祭には多くの参拝者が訪れる。
- 滋賀県高島市鵜川215
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御上神社
孝霊天皇時代、三上山を神体として祀ったのが当社の始まりとされ、718年に現在の場所に社殿が造営されたと言われる。境内には、鎌倉時代後期の造営と推定される本殿(国宝)のほか、木造狛犬・拝殿・楼門(いずれも重要文化財)など、多くの貴重な文化財が存在する。
- 滋賀県野洲市三上838
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盛安寺
創建は不明だが、文明年間(1469年~1487年)に杉若盛安が再興し、自分の名を付けたと伝えられる。観音堂に安置される十一面観音立像は、平安時代(794年~1185年)の作とされており、国の重要文化財に指定され、5・6・10月の土曜日とGW、1月1日~3日のみ公開される。
- 滋賀県大津市坂本1-17-1
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大池寺
奈良時代末期、高僧・行基が4つの溜め池を造り、その中央に本堂を立てたのが始まりといわれる寺。枯山水の「蓬莱庭園」は、江戸時代の茶人で「遠州流茶道」の祖・小堀遠州の作といわれる
- 滋賀県甲賀市水口町名坂1168
- 9:00~17:00(冬期は16:00まで)
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龍潭寺
龍潭寺は1600年に行基によって創建された臨済宗の寺院で、江戸幕府末期に大老としてアメリカとの条約締結を強行し開国へ導いた井伊直弼を排出した井伊家の菩提寺である。龍潭寺は「庭の寺」と呼ばれるほど境内には庭園が多くある。これは、龍潭寺に禅宗の大学寮があり、その中に造園を学ぶ園頭科があったことが関係している。 ※大老:江戸幕府の役職で、将軍を補佐する最高職
- 滋賀県彦根市古沢町1104
- 9:00~16:00
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豊国神社
長浜の豊国神社は、長浜城主としてこの地域を統治した豊臣秀吉の三回忌にあたる1600年に創建された。1603年に江戸時代が始まると、江戸幕府によって秀吉を祀ることが禁止されたため社殿が壊された。その後明治時代になると、秀吉の三百回忌にあたる1898年に拝殿が再建されて現在に至る。現在では、豊臣秀吉の他、戦国武将の加藤清正や木村重成などが祀られている。
- 滋賀県長浜市南呉服町6-37
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滋賀院門跡
1615年創建。1655年、後水尾天皇から「滋賀院」の名が与えられた。滋賀院御殿は1878年に火災で焼失し、比叡山無動寺から3棟を移築し再建された。庭園(撮影不可)は、江戸時代初期に名庭師・小堀遠州により作庭された池泉式のもの。
- 滋賀県大津市坂本4-6-1
- 9:00~16:30
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大野神社
天台宗の古刹「金勝寺」の鎮守として平安時代後期に創建され、多くの武将からの崇敬を集めた。楼門は鎌倉時代初期に建築されたもので、滋賀県内にある楼門としては最古のものである(国の重要文化財に指定されている)。
- 滋賀県栗東市荒張896
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苗村神社
創設時期は不詳だが、962年に社殿(現在の西本殿)が造営された記録が残っており境内にある社殿の多くが国宝や国の重要文化財に指定されている。神仏混合時代の名残りから、不動堂には明王像が安置されており、一般の明王像が直立不動なのに対し、この像は動きのある特徴的な像になっている。
- 滋賀県蒲生郡竜王町綾戸467
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小野神社
創建年代不詳。祭神の「米餠搗大使命」は、遣隋使として随の国に赴いた小野妹子の先祖で、日本で初めて餠つきをしたと伝えられている。そのため、製菓の神として菓子業者から広く信仰を集めている。境内にある「小野道風神神社」は、国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市小野1961
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胡宮神社
胡宮神社は、聖徳太子が創建したと言われる敏満寺の鎮守社として栄えた。戦国時代には戦火で消失したが、1638年に江戸幕府将軍・徳川家光によって再建された。境内にある「胡宮神社社務所庭園」は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町敏満寺49
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円満院
円満院は、987年に村上天皇の皇子・悟円法親王により創建された。以後、皇族が関係する門跡寺院として繁栄した。宸殿は国の重要文化財、庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県大津市園城寺町33番地
- 9:00~16:30
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正法寺(藤の寺)
奈良時代(710年~794年)創建と伝わり、元禄5年(1692年)に近くの八坂神社にあった観音堂をこの地に移して再興したと言われている。境内に樹齢300年を越える藤の木が3本あり、「藤の寺」として親しまれている。見頃は5月上旬~中旬で、幅5m、奥行80mの藤棚が見事。重要文化財の石造宝塔もある。
- 滋賀県蒲生郡日野町鎌掛2145
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天皇神社
鎌倉時代後期の創建とされる。本殿は滋賀県内に3棟しかない切妻造のもので、国の重要文化財に指定されている。また、境内には室町時代のものと思われる石造宝塔や層塔が残っている。
- 滋賀県大津市和邇中
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近江孤篷庵
日本三大茶人として名高い小堀遠州弔うために創設された寺。江戸時代後期から長く荒廃していたが、1965年に再建され現在に至る。庭園も同時に補修整備され、現在は紅葉が美しい寺として知られる。
- 滋賀県長浜市上野町135
- 9:00~17:00(11月~3月:~16:00)
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天寧寺(五百羅漢)
1811年、彦根藩の11代藩主・井伊直中が建立した寺。秋に咲く萩が美しく「萩の寺」とも呼ばれる。羅漢堂に並ぶ「五百羅漢」は京都の名工・駒井朝運の作。
- 滋賀県彦根市里根町232
- 9:00~17:00
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正明寺
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられ、戦国時代の戦火を受けて消失したが江戸時代に入り再興された。本堂は国の重要文化財に指定されており、桃山時代の建築であった京都御所の一棟を江戸初期に移したもの。
- 滋賀県蒲生郡日野町松尾556
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西教寺
天台真盛宗の400以上の寺院の総本山。創建年代は不明だが、1486年に僧侶・真盛により再興され繁栄した。1571年、織田信長による比叡山焼き討ちの際に西教寺も焼失し、その後明智光秀が西教寺の復興を支援したといわれる。本堂、客殿などが国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市坂本5丁目13-1
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浮御堂(満月寺)
「近江八景」のひとつとして知られる景勝地。正式名称は「海門山満月寺」。10世紀末、恵心僧都が湖上の安全と衆生済度を祈願して建立したとされる。現在の建物は1937年に再建されたもの。
- 滋賀県大津市本堅田1-16-18
- 8:00~17:00
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金勝寺
733年、奈良の都(平城京)の東北鬼門を守護するために創建。興福寺(奈良)の山岳仏教道場でもあり、897年には菅原道真が登山するなど湖南地方の仏教寺院として栄えた。1549年に火災で焼失し、現在の本堂は約400年前に建てられた仮堂のままである。
- 滋賀県栗東市荒張1394
- 9:00~17:00(12月~3月:~16:30)
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浄厳院
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられる。太子が全国に建てた48伽藍のうち、近江国の12伽藍の1つだともいわれている。天正7年(1579年)5月には、信長の命により浄土宗と日蓮宗の僧による仏教論争(いわゆる安土宗論)が当寺で行われたことで知られる。国の重要文化財に指定されている本堂は信長が多賀村(現・近江八幡市)の興隆寺の弥勒堂を移したものである。
- 滋賀県近江八幡市安土町慈恩寺744番地
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金剛輪寺(湖東三山)
「百済寺」「西明寺」とともに、紅葉の名所として有名な「湖東三山」のひとつ。奈良時代の高僧・行基によって741年に開山。本尊の聖観世音菩薩は行基の作と伝えられ、住職一代につき一度のみ公開される
- 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
- 8:30~17:00
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奥石神社
創建時代は不詳。藤原氏の祖である「天津児室根命」を祭神とする。本殿は、織田信長が家臣・柴田家久に命じて1581年に建造されたもので、国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県近江八幡市安土町東老蘇1615
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建部大社
「近江一の宮」といわれる、全国屈指の古社。古代の英雄・日本武尊を祀る。古くから信仰を集め、平安時代の末期、流刑途中の源頼朝が源氏再興を祈願し、のちに鎌倉幕府を開いて願いを叶えたという逸話がある。
- 滋賀県大津市神領1-16-1
- 9:00~16:00(建部大社宝物殿)
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宝厳寺
724年、行基により創建。厳島神社・江島神社(神奈川県)とともに日本三大弁才天の1つに数えられている。境内にある唐門は、豊国廟(豊臣秀吉の霊廟)から移設したものであり、極彩色の彫刻と飾金具で飾った華麗な装飾が桃山時代の雰囲気を伝える貴重なものとして国宝に指定されている。
- 滋賀県長浜市早崎町1664
- 9:30~16:30