ヘアメイク/奥原清一 文/加藤和代
おいしいものが大好きで、旅先でも地物やワインを楽しみに足を伸ばすという米倉さん。今回訪れた札幌市でも、大地の恵みや豊かな自然にたっぷりパワーをもらったようです。
観光名所とは一味違う札幌のスポットを巡りましたが、
いかがでしたか?
石山緑地は「パワースポットだ!」って感じられる、すごく気持ちのいい場所でした。石でできた遺跡のようなイベント広場は、シェイクスピアの舞台が似合いそうな絵になる雰囲気でしたよね。北海道大学も素敵。札幌駅から歩いて行ける距離なのに、自然豊かで広々していて、まるで外国のキャンパスみたい。夏場なら、芝生でのんびりするのもいいですね。総合博物館では、クラーク博士の資料や各学部の研究内容が展示されていたりして、なかなか興味深かったです。どちらもまた来たい、じっくり見て歩きたいって思いました。
ワンピース72,600円(3.1 Phillip Lim|3.1 フィリップ リム ジャパン03-6433-5011)、コート163,900円(フォルテ フォルテ|コロネット03-5216-6518)、シューズ222,200円(Gianvito Rossi|ジージーアール ジャパン03-3403-5564)、ネックレス220,000円、リング83,600円(共にVENDOME AOYAMA|ヴァンドーム青山本店03-3409-2355)、イヤリング11,000円、ブレスレット18,700円(共にVENDOME BOUTIQUE|ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店03-3351-3521)
モリエールには、何度か行かれているとか。
数年前にテレビ番組の企画で伺ったのがきっかけです。じゃがいものグラタンやカスベのムニエルなど、料理のあまりのおいしさに感動しましたし、料理に対する姿勢にも心を打たれて。それに、お店の皆さんがフレンドリーなのも印象的でした。一言でいうと、気さくで元気(笑)。格式張った感じがなく、「フレンチは行きにくい」というイメージをいい意味で壊してくれて、とても身近なものになったんです。
中道シェフともフランクにお話しされていましたね。
お店にはなかなか行けませんが、いつも気にかけてくださるんです。美瑛のアスパラガスを送ってくれたり、ドラマの撮影中に、お店の皆さんがサプライズで東京までケータリングに来てくれたこともありました。最高にうれしかったですね。豪快で思いやりにあふれた中道さんだからなのか、周りの皆さんもエネルギッシュ。ある意味、モリエールも私のパワースポットです。いつも身近に感じられるので、ここに来ると「里に帰って来た」みたいな感覚になります。
ほかの旅先で、食の印象が強かったところはどこですか?
お店ではありませんが、北海道の紋別市で食べたじゃがいもバター。昔、紋別でキャンペーンのお仕事をしたときに、地元の雪祭り会場で食べさせてもらったんです。蒸したおいもが本当においしくって。そこの皆さんも優しかったですね。やっぱり「故郷」みたいな思い出です(笑)。それと新千歳空港が大好き! さつま揚げとかパンとか、おいしいものがたくさんあるじゃないですか。楽しくて時間が経つのもあっという間。日本の空港で一番好きです。
今後旅したい場所はありますか?
いま国内で行ってみたいのは美瑛。食を通して北海道に触れるきっかけをいただいたので、ぜひオーベルジュに泊まってみたいです。私はスキーができないので、夏に行って富良野のラベンダー畑も見てみたいな。北海道は広いから、上手にルートを立てていろんな意味で“おいしい旅”ができると嬉しいですね。今年、仕事で占いをしてもらったら、北海道が吉方位だったんです。普段占いは気にしませんが、聞いたからには、また来られる機会があるといいなと思っています。
海外には旅慣れているイメージです。
そんなことないですよ。何度行っても慣れないのはイミグレーション。ドキドキしません? 無事通過しても、自分の荷物が出てこなかったらどうしよう……とか不安になったりして。そういえば以前、イタリアでバスに乗ったら全然知らない場所で急に停まってしまい、ひとりぼっちになったことがあって。言葉も通じないし、どのバスに乗ればいいかも分からなくてマジ泣きしました。結局なんとかたどり着きましたが、ひとり旅って怖いなと(笑)。私はずっと一人は寂しいので、現地で誰かと落ち合うことが多いかな。一人で世界一周するバックパッカーって、本当に尊敬します!
旅先ではどんな過ごし方を?
特に楽しみなのは食ですね。海外に行くときは、まずやりたいことをバーッと書き出して、そこに行きたいレストランを組み合わせて計画を立てます。街に慣れるためにしているのは、とにかくたくさん歩くこと。毎年行っていたニューヨークでも、地下鉄に乗るようになったのは最近です。また自由に海外に行けるようになったら、近場なら台湾とか、タイに知り合いがいるので、そこからプーケットもいいですね。英語やスペイン語が通じる暖かい地域で、ひたすらのんびり出来たら幸せです。
ピンクシャツ64,900円、ブラウス69,300円、パンツ53,900円(すべてN°21|IZA0120-135-015)、シューズ100,100円(Gianvito Rossi|ジージーアール ジャパン03-3403-5564)、ネックレス814,000円、イヤリング347,600円、バッグ269,500円(すべてブルガリ|ブルガリ ジャパン03-6362-0100)
旅の必需品は、その人の旅スタイルを表すもの。米倉さんの大切にする旅アイテムは、なんですか?


感染症対策に持ち歩いているのが一人用の空間除菌脱臭機。首から下げられるので持ち運び便利です。ショールは、昼夜の寒暖差の大きい地域に行くときのマストアイテムですね。
豪胆なイメージの米倉さんですが実は、細やかな気配りと天真爛漫さが同居する、不思議な人。そんな素顔をちらっとお見せします。




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