北海道の中心地・札幌は、約200万人が暮らす大都市でありながら、
都市機能と自然が調和した美しい街並みが魅力。
王道の観光スポットもいいけれど、
ときには地元の人に愛される場所を訪ねて、札幌の別の顔も見てみたい。
晩秋の札幌へ米倉涼子さんと出かけ、
歴史や自然、美味を満喫する少し大人な旅を楽しみました。
撮影/中村和孝 動画編集/ロックハーツ 文/加藤和代
※新型コロナウィルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。最新の公式情報をご確認ください。
札幌の中心部にまっすぐ向かわず、
ランチや散策でちょっと寄り道、回り道。
軟石の産地ならではのスポットを巡ったら、
北海道を堪能するディナーへ出かけましょう。
車 約25分
車 約25分
道産生うにや花咲ガニ、放牧豚バラ肉など、北海道の安心・安全な食材を使った釜めしが評判。出汁や火加減にもこだわり、注文を受けてからひと釜ずつ、生米から炊き上げています。提供までは30分ほどかかるので、本格中華など多彩な一品料理を味わいながら待つのがおすすめ。蓋を開けた瞬間に広がる出汁のいい香りと、ご飯が見えないほどたっぷり盛り付けられた具材が食欲をそそります。
旬のお料理・釜めし いちえ
住所/恵庭市柏木町3-3-2
電話/0123-33-4343
時間/平日11:00~15:00(LO14:00)、17:00~21:30(LO20:30)土日祝11:00~15:00(LO14:30)、17:00~22:00(LO21:00)
定休日/火曜日、第2・4月曜日
車 約45分
車 約45分
かつて建材として多く使われた札幌軟石(なんせき)。その採掘場跡地を利用した、緑あふれる公園です。細長い形をした広い園内は、市道を挟んで北と南に分かれ、特にアーティスティックな景観が広がる南ブロックは必見! 切り立った札幌軟石の岩肌を背景に、コロシアムのような石のイベント広場「ネガティブマウンド」や石のオブジェなど、ダイナミックなアート作品が点在しています。まるで異国のような空間に、感性が刺激されるはず。
石山緑地
住所/札幌市南区石山78-24
電話/011-578-3361(藻南公園管理事務所)
徒歩 約5分
昭和15(1940)年に札幌軟石で建てられた旧石山郵便局。建築当時のノスタルジックな姿を残し、現在は雑貨の販売とカフェを中心としたスペースとして利用されています。雑貨店「軟石や」には軟石を使ったかわいい雑貨が並び、特に家の形のアロマストーンが人気だそう。アロマオイルを2、3滴たらせば、ふんわりいい香りが数日間楽しめるアイテムはお土産にぴったり。「ニシクルカフェ」は、お店で焼き上げる自家製酵母パンが評判です。
ぽすとかん
住所/札幌市南区石山2条3丁目1-26
電話/070-4087-2975
時間/軟石や10:00~18:00、ニシクルカフェ11:00~18:00
定休日/火・水曜日
車 約25分
車 約25分
円山公園に面した閑静な住宅街に、ひっそりと佇むフレンチの名店。ミシュラン三つ星、かつ北海道唯一の「ルレ・エ・シャトー」認定店でありながら、誰もが肩肘張らずおいしいひと時を過ごせるレストランです。ひと冬寝かせて糖度を高めた真狩産じゃがいも、とびきり新鮮なカスベ(エイヒレ)、枝のまま数週間熟成させた蝦夷鹿肉など、道産食材の持ち味を最大限に活かした料理は、驚きと感動の連続。数年来の交流がある米倉さんのため、中道オーナーシェフがサプライズで用意したメニューに「おいしい!」と笑顔がこぼれます。
モリエール
住所/札幌市中央区宮ヶ丘2-1-1 ラファイエット宮ヶ丘1F
電話/011-631-3155
時間/ランチ11:30~、ディナー17:30~
定休日/水曜日、月1回不定休あり
車 約10分
車 約10分
お酒や食事の後、最後の締めに食べる札幌の新定番「シメパフェ」の人気店。飲んだ後でもさっぱりと食べられるよう甘さを控え、少し和のテイストを加えたパフェを、季節ごとに5~6種類ほど提供しています。生のフルーツを使ったソルベやジェラートなど、グラスを彩るパーツはすべてが手作り。1品でまるでデザートのコースを味わっているかのような満足感です。味だけでなく、季節感や物語性を感じさせるデザインもたまりません。
夜パフェ専門店 ななかま堂
住所/札幌市中央区南4西5 第4藤井ビル2F
電話/011-596-8607
時間/18:00~24:00(LO23:30)、金・土曜・祝前日18:00~翌2:00(LO翌1:30)
定休日/不定休