小樽はかつて北海道随一の商都として賑わった港町。小樽運河では、毎年11月からライトアップが行われ、各地にあるレトロな建造物を照らした風情ある光景を目の当たりにできるなど秋の散策にもってこいです。お土産には、小樽名物のガラス製品やオルゴールがおすすめ。種類も数も豊富なので、お気に入りがきっと見つかりますよ。そして、北海道といえば、やっぱり忘れてはいけないのが絶品グルメ。鮮魚でつくる寿司や海鮮丼、乳製品でつくるスイーツなど、マストグルメを味わい、食欲の秋を堪能しましょう。
文／合津 玲子
大正12年に完成した全長約1140mの小樽運河沿いには、今も当時の石造り倉庫が建ち並び、美しい景観を楽しみながら散歩ができます。11月からは「小樽ゆき物語」が開催され、青色のLED約1万球が彩るライトアップ「青の運河」も楽しめ、より幻想的な雰囲気に。
住所／小樽市港町～色内
問合せ／0134-33-2510（小樽観光協会）
小樽の産業を支えた手宮線は北海道初の鉄道路線。廃線になった今は、レール横に約1600mの遊歩道が整備され、のんびり散策できます。駅舎や踏切なども残り、鉄路の上での写真撮影も可能です。
住所／小樽市色内
問合せ／0134-33-2510（小樽観光協会）
日銀通りや色内大通り周辺には、明治～大正期に建てられた西洋式の石造建築が残り、ノスタルジックな雰囲気が味わえます。明治45年に竣工した日本銀行旧小樽支店は、現在、金融資料館として内部が公開され、タイムスリップ気分が楽しめます。
日本銀行旧小樽支店金融資料館
住所／小樽市色内1-11-16
電話／0134-21-1111
時間／4～11月 9:30～17:00（最終入16:30）、12～3月 10:00～17:00（最終入16:30）
休／水曜日（祝休日の場合は開館）、12月29日～1月5日、展示入れ替え等のための臨時休館あり
入館料／無料
日銀通りからメルヘン交差点へ向かう「堺町通り」は、小樽で最も賑わうエリア。小樽名物のガラス製品やオルゴールの専門店がずらりと並び、見て、買って、歩くのが本当に楽しいストリートです。
問合せ／0134-27-1133（小樽堺町通り商店街振興組合）
厳選素材でつくるチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」で全国的に知られる小樽洋菓子舗ルタオ。最大店舗のルタオパトスのカフェでは、人気のケーキが一度に楽しめる「ドゥーブルプレート」1430円、11月の限定スイーツ「ふわとろフロマージュスフレ～余市りんごカラメル～」1650円（ともにドリンク付）などが味わえます。
住所／小樽市堺町5-22
電話／0120-31-4521（ルタオお問い合わせダイヤル）
営業／10:00～18:00（2階喫茶はLO17:30）
休／無休
港町小樽では、市場直送の鮮度抜群の魚が一年中味わえます。11月からのおすすめはシャコ、八角、ニシンなど。寿司、刺身、海鮮丼などで味わいましょう。お店は運河周辺、堺町本通り、小樽寿司屋通りなどに多数あり。
問合せ／0134-33-2510（小樽観光協会）
本館店内
本館外観
小樽オルゴール堂本館は大正4年に建築された歴史的建造物を使用しておりレトロな建物内には約8万点ものオルゴールが陳列されています。本館から徒歩1分にある「手作り体験 遊工房」では、オルゴール製作体験も可能。旅の思い出に自分だけのオルゴールをつくってみてはいかが？
小樽オルゴール堂 本館
住所／小樽市住吉町4-1
電話／0134-22-1108
営業／9:00〜18:00
休／無休
手作り体験 遊工房
住所／小樽市入船1-1-5
電話／0134-21-3101
営業／10:00～16:00
休／無休
遊工房
市の北部にある手宮公園は高台にあり、市街地や港が一望できるビュースポット。秋には生垣園のハギやドウダンツツジが見事に色づき、また、栗拾いなども楽しめ、散策にもぴったりです。
住所／小樽市手宮2丁目4,5番外
問合せ／0134-32-4111（小樽市公園緑地課）
