あちこちに田園風景が広がる北空知。
田を緑にも黄金色にも染める稲に、
豊かに実るフルーツ、カラフルな花々にと、
四季それぞれの表情で訪れる人を歓迎してくれます。
美しい四季を観て、名物を食べて、
風にそよぐ音と香りに癒されて、
ここだからできる体験をする――。
五感が喜ぶ花と果実の旅へ、さあ出かけましょう。
文／緒方麻希子
石狩川の恩恵を受けた肥沃な大地で、農業が盛んに行われている深川市。20軒ほどの果樹園があり、初夏から秋にかけてフルーツ狩りのシーズンになります。季節の移り変わりと共に旬のフルーツが変わっていくので、シーズン中はいつ訪れても楽しいです。種類は、さくらんぼに始まり、ブルーベリー、プラム、りんご、そして栗と多種多様。もぎたての新鮮なおいしさを堪能しながら、自然に親しみリフレッシュもできます。ぶどうや梨は農園の直売所での購入が可能なので、お土産にもぴったり！
一般社団法人深川観光協会
住所／深川市1条9-4（JR深川駅舎内）
電話／0164-34-5581（10:00～16:50）
総面積5.4ヘクタールの園内に、約300種、3,000本ほどのバラが咲きそろいます。赤、白、黄色、ピンク……と色とりどりに、形もさまざまなバラの優美な姿や甘い香りに包まれながら庭園を散策するのは、のんびりと気持ちがよいひと時。時期によって咲いている品種が異なるので、何度でも足を運びたくなります。街を一望できる展望台や修景池（人工的につくられた池）、バラ回廊など、見どころもいっぱい。ペット同伴の入園もOKです。
ローズガーデンちっぷべつ
住所／雨竜郡秩父別町3条東2丁目
電話／0164-33-3375（北雄美装株式会社）
時間／9:00～17:00（入園は16:45まで）
料金／無料
開園期間／6月下旬から10月上旬 ※2023年は6月24日～10月9日まで
定休日／期間中無休
温泉、レストラン、道の駅、ホテルの機能をもつ北竜町のサンフラワーパーク。まずは「北竜温泉」で、源泉掛け流しの露天風呂や大浴場、ジャグジー付き寝風呂、サウナなどを満喫しましょう。泉質はナトリウム塩化物泉で、疲労回復の効果が期待できます。心も体も温まったら、地元産の食材をたっぷり食べられる「レストラン風車」へ。「黒い野菜カレー」（1,250円）など、特産品の黒千石大豆を使ったものが人気です。
サンフラワーパーク
住所／雨竜郡北竜町字板谷163-2
電話／0164-34-3321（8:00～22:00）
時間／北竜温泉 日帰り入浴9:30～22:00、レストラン風車11:00～14:00（LO13:30）と17:00～20:00（LO19:30）
入浴料／大人（中学生以上）500円、小人（小学生）250円 ※毎月11日と26日は「ふろの日」で半額（7月と8月を除く）
定休日／無休
7月中旬から8月下旬までの間、北竜町の約23ヘクタールある畑に約200万本のひまわりが咲き誇ります。広大な畑がどこまでも鮮やかな黄色に染まる壮観な光景は、北空知の夏の風物詩です。ひまわり畑の中のルートを巡る巨大な迷路や、ひまわりの里を一周する遊覧車、一面を見渡せる展望台、世界の珍しいひまわりを集めたコーナーなど、いろいろな楽しみ方を通してひまわりの魅力に浸れます。
北竜町ひまわりの里
住所／北竜町字板谷143-2
電話／0164-34-2111（平日8:30～17:15／北竜町役場）
時間／9:00～17:00
料金／無料、ひまわり迷路300円
開園期間／7月中旬から8月下旬 ※2023年は7月22日～8月20日まで
定休日／期間中無休
北海道屈指の米どころである深川の、お米をテーマにした道の駅。深川産米「ふっくりんこ」や「ゆめぴりか」のほか、「ふかがわシールド」、「りんごバター」、「黒米カステラ」など、農業が盛んな地ならではの特産品が数多く並びます。農産物直売所もあり、多彩なお土産を選べるのも魅力。釜飯が評判のレストランやフルーツクレープのショップなども併設され、旅を終えたお腹も満足できます。
道の駅ライスランドふかがわ
住所／深川市音江町字広里59-7
電話／0164-26-3636
時間／9:00～18:00（4月・5月・10月）、9:00～19:00（6月～9月）、9:00～17:00（11月～3月）
定休日／無休（12月31日～1月2日は休館）
