長島町[鹿児島県]

ひと足のばして、すぐ離島 獅子島で体験したいこと

さらに島旅を満喫するならば、
約20~30分の船旅で獅子島へ。
離島の旅がおもしろくなる
体験をご紹介します。

文/西田 武史(シーアール)

獅子島って?
長島町のなかでも最北端に位置し、人口700人ほど。面積は17.06平方kmで、東京の新宿区よりひと回り小さい島です(新宿区18.23平方km)。大海原を見渡せる絶景スポットも、おいしいグルメもありますが、「訪れるべき場所」や「やるべきこと」はありません。自分で過ごし方を選びましょう。のんびり民宿に泊まって、気が向いたら魚釣り。小腹が空いたら甘夏ゼリーでも。アクティビティもいいし、お土産を見て、ぶらぶらお散歩もいいかもしれません。“マイペースを楽しめる”、それが獅子島の魅力です。
Access
諸浦港(長島) →フェリーで約20分→ 片側港(獅子島)
中田港(天草) →フェリーで約30分→ 片側港(獅子島)
水俣港(熊本県)→フェリーで約30分→ 幣串港(獅子島)(車両不可)
獅子島の場所

新鮮な島ごはんを食べたい!

獅子島の周辺はよい漁場で、おいしい魚介がたくさん。幣串(へぐし)漁港のすぐ目の前にある「獅子島レストラン」では、刺身やアオサの天ぷら、あらだきといった新鮮な海の幸を使った料理が食べられます。「島のごちそう」では川魚のように串刺しの焼き魚も。また、太陽をたっぷり浴びた柑橘類も特産品。そのままはもちろん、観光案内所を兼ねた物産館「獅子島屋」で人気の甘夏を使ったシフォンケーキ(170円)に、5月~は甘夏ジュース(300円)もおすすめ。店外の席が利用でき、島の人の憩いの場にもなっています。

獅子島レストラン
住所/長島町獅子島幣串
電話/090-1083-6945
料金/ランチ1,500円~
※4人より受付。4~5日前までの要予約
※団体の場合は利用期間あり

獅子島屋
住所/長島町獅子島121-1
電話/0996-89-3160
時間/9:00~13:00、14:00~18:00
定休日/月曜日

※内容やサービスは、季節や水揚げ時期、予算によって変わります
「獅子島レストラン」の食事
「獅子島レストラン」の食事
「島のごちそう」で食べられる豪快な焼き魚
「島のごちそう」で食べられる豪快な焼き魚
獅子島屋では柑橘類はじめ、島のお土産も売っています
獅子島屋では柑橘類はじめ、
島のお土産も売っています
波の音をBGMにボディケア
波の音をBGMにボディケア
波の音をBGMにボディケア

波の音をBGMにボディケア

ゆったりした島時間に心が癒されたら、体もリフレッシュを。小さな入り江に建つ「民宿白浜荘」の海辺のエステハウスでは、フェイシャルやボディケアの施術が受けられます。波の音を聞きながらのエステは、まさに極上のひと時です。夜はそのまま、白浜荘へ。夕食は、ホテルの元シェフという経歴をもつオーナーが手がける地元食材を生かした料理をいただきます。

民宿白浜荘
住所/長島町獅子島2747
電話/0996-89-3082
時間/チェックイン15:00~、チェックアウト~9:00
定休日/不定
料金/1人1泊2食7,500円~、エステはボディケア(60分)4,000円など各種メニューあり

SUPに乗って海さんぽ

透明度の高い、美しい海……。大海原をもっと満喫したいなら、海上さんぽはいかが? 専用ボードの上に立ってパドルを漕いで進むスタンドアップパドルボード(SUP)は、まるで海の上に立っているような不思議な感覚が楽しめます。漁業を柱に幅広いサービスを提供する「島のごちそう」の「SUP体験/スクール」は、丁寧に教えてくれるので初心者も安心。ほかにも、子ども向けの「魚釣り体験」など島の地形を生かした多彩な体験ができます。

島のごちそう
住所/長島町獅子島2142-2
電話/080-9103-0225
時間/SUP体験は約2時間
定休日/不定休
料金/SUP体験は、大人1人5,000円、小・中学生3,000円
※申し込みは2名より
※ボードは持参も可能。有料レンタルもあり
※天候や海上の状況によって中止となる場合がございます

SUPに乗って海さんぽ
SUPに乗って海さんぽ
これも食ってみやんせ!
百年漁師ご飯のお供

「百年漁師 ご飯のお供」

獅子島の名物のひとつが、アオサノリ。島周辺の海は潮の流れが速く、透明度も抜群。それがアオサノリの生育にぴったりで、香り高く、心地よい歯ごたえの逸品が育ちます。そんなアオサノリを使った佃煮、また鮮魚を惜しげもなく使った鯛の魚味噌、ひじきの佃煮を、島に受け継がれる製法で仕上げたのが「百年漁師 ご飯のお供」です。長島町の道の駅やネットでも購入できるので、お試しあれ!