[ 地方自治体 ]
鹿児島県/肝属郡
自治体
肝付町
産業創出課 ふるさと納税係 係長:倉 義経 様
掲載された特産品や店舗にも個別で問合せや注文をいただけるようになりました。
肝付町のことを詳しく教えてください。
大隅半島南東部にある太平洋に面した人口約15,000人のまち。主な産業は畜産で鹿児島黒牛や黒豚などの生産が盛んです。日本初の人工衛星「おおすみ」や小惑星探査機「はやぶさ」を打上げた内之浦宇宙空間観測所があります。
「旅色」導入以前は
どんな課題がありましたか?
これまで観光パンフレットやPR動画は、自治体や観光団体がそれぞれで制作し発信してきたため関連性に乏しく、また、スマートフォン等に対応できる電子雑誌のような情報コンテンツが少ないため、情報発信手段が限られていました。
「旅色」導入を決めた“きっかけ”を
教えてください。
著名な女優に出演いただくことで、肝付町のことを知らない全国の方にはまちを印象づけることができ、知っている方にも「なんで肝付町に○○さんが?」といったインパクトを与えることができると考えました。また、有名な方に自分達が住んでいる所を紹介していただけることは、担当者としてよりも一住民として誇らしい気持ちになれるため、この思いを共有し町民一体となってまちをPRできるきっかけづくりになると考え、地域の活力増進の目的も含めて導入を決めました。
担当の提案は分かりやすかったでしょうか?
提案から導入までの期間はどれくらいでしたか?
担当者様には他自治体の導入例を実際の動画や紙冊子を用いてわかりやすく説明いただきました。また、各プランに係る経費が明瞭で事業効果や実績等も数値で示されているため、予算設定や事業のイメージが容易にできました。 ご提案いただいたのは4月で、事業の実施決定が12月、取材や撮影を経て2月には導入することができました。 短期間で集中的に制作いただき、担当者様が各方面に連絡調整されて当方の事務的負担も少なくてすみました。
「旅色」を導入したことで、
何か変化はありましたか?
文化財や展望スポット、特産品なども著名人が加わることで、これまでと違う角度から紹介することができ、また女優さんのイメージやフレーズが加わることで、新たな魅力(表現力)を引き出すことができました。長年郷土を離れている出身者や仕事で本町にお越しいただいた方からも反響があり、応援をいただいているところです。掲載された特産品や店舗にも個別で問合せや注文をいただけるようになりました。
今後の展望や抱負を
是非教えてください。
導入が新型コロナウィルスの感染拡大時期と重なり、都心部からの誘客が難しい現状ですが、逆に現地に行かなくても1泊2日で旅した気分になれる「旅色セレクション(現FO-CAL)」はとてもありがたいツールです。旅行だけでなく、移住・定住やふるさと納税など一人でも多くの方に肝付町に関わっていただけるよう活用していきます。また、併せて制作した外国語バージョンを、現在町が取り組んでいる国際交流教育などのツールとしても利用する予定です。
近畿
ふるさと納税
和歌山県湯浅町
課長:竹井 一人 様
冊子・動画の評判が良かったです。役場内から冊子持ち帰りが非常に多く最近2万冊を増刷しております。
湯浅町のことを詳しく教えてください
重要伝統的建造物群保存地区に選定(和歌山県では湯浅町のみ)平成29年4月28日、「醤油醸造文化」に関するストーリーが日本遺産に認定されました。
「旅色」導入以前は
どんな課題がありましたか?
プロモーションが弱く各課では独自の冊子などを作成していましたが、効率が低いとの判断から観光とふるさと納税を一緒にPRできる冊子や動画などがあればよいと思っていました。
「旅色」導入を決めた“きっかけ”を
教えてください。
芸能人ということもあり、当時の費用もそんなに高くないのかなぁと思ったのがきっかけとなりました。
提案から導入までの期間はどれくらいでしたか?
1度の提案ですぐに契約したかったのですが、予算措置(予算獲得)の関係で約2年以上が過ぎてしまってましたが、寄附額が増えたことで更なる寄附額の向上にもつながるのではというのを、財政係も納得いただけたのが実情であります。
「旅色」を導入したことで、
何か変化はありましたか?
寄附額については、旅色制作後の翌年に国の制度改正もあり減少となってしまったので、寄附額の変化は把握出来ておりませんが、役場内でも冊子・動画の評判は良かったと言って頂けており、冊子の持ち帰って頂けている中でも湯浅町のものでは旅色がダントツであり、最近では2万冊も増刷させて頂いております。
今後の展望や抱負を
是非教えてください。
第2弾の旅色作成に向け予算(補助金含む)の確保などはもちろんのこと、女優さんをふるさと大使などに起用できないかなど費用はかかるかもしれませんが、旅色を取り入れたプロモーションを積極的に進めていければと考えております。