伊豆半島の南側にある下田市は、江戸時代にペリーが来航し
日本で最初の開港の地となった歴史ある港町。
白砂のビーチが続く美しい海岸や、
ダイナミックな景観に圧倒される伊豆半島ジオパークなど、
エネルギーに満ちた自然スポットを
久間田琳加さんと巡りました。
撮影/村上未知 スタイリング/近藤和貴子 ヘアメイク/このみ 文/若宮早希
※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。最新の公式情報をご確認ください。




白浜神社や下田ロープウェイなど、
海を望む絶景スポットをホッピング。
伊豆急下田駅を中心とした街の中心部では、
名物グルメやショッピングを楽しみます。

車 約15分
車 約15分
まずは縁結びのご利益があるという、伊豆最古の神社にご挨拶。約2400年前に三嶋大明神が白浜海岸に上陸し后神(きさきがみ)として伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)を迎えたことが始まりと伝えられています。久間田さんもお参りをして、恋みくじに挑戦。「運命の相手のことが書いてある!」と興味津々でした。境内の南には、サラサラの白い砂浜が続く白浜海岸があり、岩場に立つ鳥居が人気の写真スポット。鳥居の向こうに穏やかな春の海を望みます。
白浜神社
住所/下田市白浜2740
電話/0558-22-1183
時間/拝観自由
料金/拝観無料






車 約15分
車 約15分




縞模様を描く地層を見られます

伊豆半島は、約100万年前に南洋の海底活火山群が本州に衝突してできたもので、海沿いには「伊豆半島ジオパーク」と呼ばれる独特の景観が広がっています。相模湾に突き出た須崎半島には、スイセンの群生地として知られる「爪木崎」、堆積した火山灰の地層が見られる「恵比須島」が。恵比須島は橋で渡れる小さな島で、歩道をぐるっと一周しながら地層を間近に眺めたり、相模湾を一望することができます。
爪木崎 恵比須島
住所/下田市須崎
電話/0558-22-1531(下田市観光協会)
時間/見学自由
料金/無料

車 約15分
車 約15分
「道の駅 開国下田みなと」にあるカフェは、下田市の名物・金目鯛を使った“下田バーガー”が看板メニュー。直径12センチもあるバンズで、カリカリに揚げた金目鯛のフライ、レタス、トマト、カマンベールとチェダーの2種類のチーズをサンドしています。脂がのりつつもあっさりとした後味の金目鯛と甘辛ソースが絶妙な組み合わせ。オーナーがカジキマグロを釣り上げた日だけ味わえる幻のカジキバーガー1,100円も隠れた人気。
Cafe & Hamburger Ra-maru
住所/下田市外ヶ岡1-1 道の駅 開国下田みなと 1F
電話/0558-27-2510
時間/10:00~17:00(16:30LO)
定休日/無休(施設に準ずる)


天気のいい日はお店の前のテラス席で
徒歩すぐ

JA直売センターでは地元で採れた野菜やフルーツを販売
下田港で揚がった魚介類を販売。発送もできます


地魚を味わえるカフェやレストラン、海産物・農産物の直売所、お土産ショップなど、“下田のいいもの”が一堂に集まる道の駅。旅の情報をゲットできる観光情報センターや、マリンアクティビティの案内所があります。伊豆半島の成り立ちを写真や復元模型で紹介するハーバーミュージアムには、毎年下田湾で開催される国際カジキ釣り大会の魅力を伝えるJGFAかじきミュージアムが併設されていたりと、ユニークな見学施設も。
道の駅 開国下田みなと
住所/下田市外ヶ岡1-1
電話/0558-25-3500
時間/9:00~17:00(ミュージアム最終入場16:30)
定休日/無休(店舗により異なる)
料金/ミュージアム入館料500円

街なかの散策に便利なのがレンタサイクル。「道の駅 開国下田みなと」の2階にある下田市観光協会では、予約なしで1時間から自転車を借りることができます。道の駅からなまこ壁の古民家が残る街の中心部までは、自転車で5分程度。下田海中水族館までは10分程度です。アップダウンのある道でも、電動アシスト付きの自転車ならラクラク。街並みや港の景色を楽しみながら、効率よく旅を楽しんで。
下田市観光協会 レンタサイクル
住所/下田市外ヶ岡1-1 道の駅 開国下田みなと2F
時間/9:00~17:00
電話/0558-22-1531(下田市観光協会)
定休日/無休
料金/1時間500円、1日2,000円

普通の自転車の2種類が
車 約10分
車 約10分





伊豆急下田駅のすぐそばにある山麓駅から、寝姿山(ねすがたやま)の山頂まで約3分でアクセスできるロープウェイ。下田市の街並みを眼下に望みながら空中散歩を楽しめます。山頂には3つの展望台や縁結びにご利益があるという愛染明王堂(あいぜんみょうおうどう)、パワースポットの石割り楠などの見どころが。横浜~下田などを走る観光列車、THE ROYAL EXPRESSをイメージしたロイヤルブルーのゴンドラにも注目。
下田ロープウェイ
住所/下田市東本郷1-3-2
電話/0558-22-1211
時間/8:45~16:45(上り最終16:15)※時期により異なる
定休日/荒天時
料金/1,250円


徒歩 約1分
伊豆急下田駅の目の前にあり、時計台が目印のショップ&レストラン。駅が開業した昭和36(1961)年にオープンし、開業当時の面影を残すレトロな雰囲気も魅力です。ショップスペースにはここでしか買えない下田ミルクもち168円をはじめ、下田産のハチミツやジャム、地魚の干物など、下田や伊豆の名産品がずらりと並びます。久間田さんは、下田ミルクもちや大好物だというワサビを使ったグルメをお土産にチョイス。
下田時計台フロント
住所/下田市東本郷1-5-2
電話/0558-22-1256
時間/売店9:30~17:30、食事処・カフェ10:30~16:00LO
定休日/無休(食事処は木曜日)




徒歩 約10分



1日目の最後は、なまこ壁が目を引く古民家カフェでひと休み。お店があるのは、下田港に入港する外国船に薪や食料などの欠乏品を供給した「欠乏所跡」として、市の史跡にも指定されている歴史ある場所。建物は江戸時代後期のもので、200年以上の歴史があります。貿易や港にちなんだ骨董品が飾られた店内は、まるでミュージアム。アンティークのカップやお皿で提供するコーヒー&手作りスイーツをいただきます。
すてーき こーひー 平野屋
住所/下田市3-1-4
電話/0558-22-2525
時間/11:00~16:00(フードLO15:00、カフェLO15:30)
定休日/火曜日、月1回水曜日
車 約30分
車 約30分

宿泊は、市内中心部から車で30分ほどの森に囲まれた温泉宿へ。温泉を掘削した際に出土した観音座像にちなんで「観音温泉」と呼ばれ、地元の人々にも親しまれています。地下600~800mから湧き出す自家源泉の温泉は、強アルカリ性の単純泉。自律神経を整えたり皮膚病を改善するなど、さまざまな効能があり、飲泉にも適していると言います。お部屋で温泉を楽しめる4つの宿泊棟、2つの温泉入浴施設を備えています。
観音温泉
住所/下田市横川1092-1
電話/0120-01-9994
料金/1泊2食付1万9,950円~(2名1室利用時の1名の料金)



温泉施設、プリンシプル