2023年4月新本館OPEN! 子連れに至れり尽くせりの「白樺リゾート 池の平ホテル」へ

8歳の息子と4歳の娘を連れて親子旅を楽しむ旅色LIKESライターのトシです。今回は長野県屈指の高原リゾート地、白樺湖畔にある「白樺リゾート 池の平ホテル」へ。2023年4月にオープンしたばかりの新本館に滞在して気づいた天然温泉・グルメ・レジャーなどの魅力をレポートします。
目次
2023年4月オープンの新本館客室「デラックスレイクビュー」
東京から車で約2時間半。標高1,416メートルの白樺湖畔に、長野県屈指の高原リゾート「白樺リゾート 池の平ホテル」があります。70年以上の歴史を持ち、お住まいのエリアによってはCMでお馴染みという方も多いのではないでしょうか。
今回は2023年4月に本館を全面改装しオープンした新本館へ行ってきました。コンセプトは「THE LAKE RESORT」。穏やかで寛容な湖に抱かれて、誰もが思い思いの時間を過ごせるように、という思いが込められているそうです。ロビーからはもちろん、部屋からも温泉からも、お食事処からも白樺湖を一望できます。
宿泊した和洋室の「デラックスレイクビュー」は、木と琉球畳を基調とした明るい和モダンタイプ。窓からは白樺湖と雄大な山々が一望でき、心が落ち着きます。洗面台やベッドも広々としており、子連れ客にとってありがたいポイントです。特にうれしかったのは、畳を使ったフラットな部屋。子どもたちが部屋を走り回っても安心で、親子4人でも広々と快適に過ごすことができました。
初体験! 家族で楽しむ天然温泉「湖天の湯」

3階にある天然温泉「湖天の湯」は、木曽檜を贅沢にあしらった「木の湯」、天然石を基調とした「石の湯」(男女入替制)、「湖畔混浴 空」の3つのエリアに分かれています。いずれも北八ヶ岳(やつがたけ)・蓼科山(たてしなやま)から湧き出る秘湯・樽ヶ沢(たるがさわ)温泉を楽しめます。
脱衣所には子連れ専用スペースがあり、バウンサーやベビーベッド、子供向けの低い洗面台まで用意されていました。温泉に入ると子連れ優先の洗い場やオムツ着用のまま入れる浴槽「童(わらべ)の湯」まで。普段、周囲の迷惑にならないように注意を払いますが、今回はおかげさまで子どもとゆっくりと温泉につかることができました。男女両方にこうした設備が整っています。

湖畔混浴 空(公式HPより)
「木の湯」と「石の湯」の中で繋がっているのが「湖畔混浴 空」。入口に置かれている無料の湯あみ着(子どもは持参した水着)を着用して入る露天風呂です。インフィニティ設計になっているため、白樺湖と繋がっているような開放感を味わえます。家族全員で露天風呂に浸かりながら綺麗な景色を眺めるというのは初めての経験。子ども達も楽しそうでした。

展望サウナ - Ku -(公式HPより)
階段をのぼると「展望サウナ - Ku -」があります。⼭波をイメージした曲線が特徴的で、大きな窓からは雄大な自然が見えます。開放感あふれる中で極上の“ととのう”体験はぜひ一度試してほしいものです。
「湯上りラウンジ」と「しらかば仲見世」で寛ぎのスロータイム
温泉を出た後は「湯上りラウンジ」でしばし休息。ブランケットやリラックスピローなどの湯上がりグッズも充実していて、利用者は思い思いのスタイルで寛いでいました。
湯上りラウンジにある「名水バー」では、日本の百名山の一つである蓼科⼭(2,531メートル)を水源として流れ出る伏流水と炭酸伏流水が飲み放題。伏流水とは川底の下層にある砂礫層(されきそう)を流れる地下水のことで、こちらの伏流水は酒造や農業でも使われています。
湯上りラウンジを出ると、信州の魅力を凝縮した屋内型温泉街「しらかば仲見世」があります。信州の地酒や名物「おやき」などの食品・伝統工芸品が並び、ここでお土産を調達することも。奥には、昔ながらの駄菓子屋や縁日もあって、大人も童心に返って楽しむことができました。
個店が並ぶフードホール型ダイニング「湖畔の風」

ホテル自慢の夕食は、1階のダイニング「湖畔の風」で。天井の高い広々とした空間で、夕飯時は湖畔に沈んでいく夕日がきれいに見えます。日没の時間をチェックして夕食にいくのがおすすめです。
フードホール型ダイニングには13もの個店が並び、ビュッフェ形式でいただきました。四季折々の地元食材が和・洋・中・エスニックなど多彩に揃います。ライブキッチンスタイルでステーキ・寿司・天ぷら・ラーメンなど、様々な料理を堪能。特に目を引いたのは、お刺身をはじめとした海の幸を出す「海鮮市場 みずべ」の「カニ」。時期限定でフードホールに並びます。見たこともないカニの量に子どもたちも驚いていました。
店内にはキッズバイキングコーナーも。自分の好きなものは自分で取りたいという、子ども達の気持ちも満たされます。またベビープラン専用席もあり、周りに気兼ねなく食事をできます。
ダイニング近くの「しらかばマルシェ」では、お土産・日用品・レジャー用品も購入できます。モンベルコーナーでは白樺リゾートのコラボ商品も販売されていました。北八ヶ岳の近くにあり、宿泊者のなかには山登りなどに行かれる人も多くいます。忘れ物があっても揃えられるので安心です。
リゾートの敷地内で旅が完結できる

白樺リゾートにはレジャー施設が充実しています。
私たちは、わくわくどうぶつ王国(動物園)・池の平ファミリーランド(遊園地)などを周って1日思いっきり楽しみました。なかでも子供たちの一番のお気に入りは、遊園地のゴーカートと動物園のエサやりだったそうです。移動時間もほとんどかからず、さまざまなアクティビティを体験することができて子供たちも大満足な様子でした。※ファミリーランドとわくわくどうぶつ王国、黄金アカシアと花の丘 展望リフトの2023年の営業は終了しており、2024年は4月20日からオープンの予定です。
ほかにも室内温水プールやボウリング場のあるアミューズメント施設、美術館エリア、ガーデンエリアなど家族で楽しめるスポットが満載です。12月23日からは「池の平スノーパーク」がオープン。雪遊びやファミリースキーもおすすめ。
●パターゴルフ
受付時間:10:00~15:30
●池の平スノーパーク
営業期間:2023年12月23日~2024年3月31日
さいごに

妻もここまで子連れ目線の施設は初めてだと感動していました。「子供がいるから旅行は控えようかな」と考えてしまうママさん、パパさんにはぜひおすすめしたいです。また今回は秋の終わりに訪れ、紅葉を楽しめました。これからは雪景色と白樺の調和を見られる季節になります。春・夏の花めぐりや新緑は見応えがあり、年中楽しめる白樺リゾート。以前訪れたことのある方も新本館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
