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  • ぐっすり眠れたおかげで、朝日とともに起床。気持ちがいい朝に散歩したいな、なんて思っていたら、「ぐー」とおなかが鳴る音が。予定を変更して、ビュッフェスタイルのレストラン「SHAKI SHAKI(シャキシャキ)」で朝ごはんを食べることに。エントランスには、カラフルにディスプレイされた野菜がお出迎え。壁には那須にかけた茄子のデザインが施され、壁色はもちろん茄子色! 大きな窓から自然光が差し込んできて気持ちがいい。

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  • まずは“やさいファースト”。大きなボウルにうず高く盛られた野菜を好きなだけ取ったら、スタッフが食べやすいサイズにカットしてくれる。トッピングにはチーズを。「那須は酪農も盛んなので、チーズの種類も豊富なんです」と教えてくれた。生野菜サラダはほかにも「ごろごろ野菜の盛り合わせ」、「彩り野菜スライス」と、サラダだけでも種類豊富。さらに、イタリアの郷土料理「ボリートミスト」、バジリコ風味のブロッコリーなど、旬の野菜を使った料理がずらり。朝からモリモリ食べて大満足。パワーチャージしたところで、いざ、念願の農作業体験へ!

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    ◆SHAKI SHAKI

    営業時間/7:30~10:00(L.O. 9:30)

    内容/ビュッフェ ※チェックイン時要予約

    料金/大人2,800円、7~11歳1,960円、4~6歳1,400円、3歳以下無料

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  • 楽しみにしていたアクティビティ「ファーマーズレッスン」に参加。敷地内には、地元農家さんに指南を受け、有機の農法を実践している農園「アグリガーデン」と温室「グリーンハウス」があり、野菜やハーブの種まき、畝や堆肥作りなどの下準備から実った野菜の収穫まで、内容はその日によってさまざま。野菜やハーブの種まきのときもあるし、畝や堆肥作りなどの下準備の日もあるのだそう。しゃがむことが多いのを見越して、この日はストレッチ性の高いパンツを着用、やる気は十分。普段はお気に入りの長靴や帽子を持ち歩いているけれど、今日は手ぶらでOKと聞いてこちらはお借りすることに。もちろんシャベルやスコップも備えてあるので、道具の心配はなし。至れり尽くせりだ。

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  • まずは、アグリガーデン内にある温室へ。室内には、トマト、小松菜、黄金カブなど、さまざまな種類の野菜が栽培されていた。この日私が体験したのは、ルッコラの間引き。「密集していると栄養が偏ってやせた株になってしまうので、小さめの葉を間引いて、ほかの株が大きく育つようにするんです」。スタッフの林さんが間引きをする理由と、摘み方のコツを丁寧に教えてくれた。ルッコラは何度か栽培したことがあるけれど、さすが地元農家さん仕込み、普段忘れがちな作業の理由を思い出させてくれる。フレッシュな香りに「パスタが食べたくなるー」とはしゃいでいると「摘んだ葉はレストランやピッツァ体験で使う」というからドキリ。見知らぬ方の口に入るもの、と思うと身が引きしまる。

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  • つづいて畑での収穫体験。どの野菜も生き生きと育っているように見えるけれど、聞けばその分失敗もあるのだそう。家庭菜園なら多少形や色つやが劣っても笑って済ませられるが、レストランで出すとなるとそうはいかない。「畑に必要なものを増やしつつ、自然の営みを活かす有機農法で育てています。たくさんの生き物がいることで、自然と淘汰され、ときにはうまく育たないことも。害虫などを人間が取り除くこともありますが、基本は自然に任せきり。大変ですが、それだけ価値のある野菜ができるし、環境にも優しい農法なんです」と林さん。気がついたら、手袋を外して素手で収穫を楽しんでいた。収穫体験自然の偉大さ、素晴らしさを改めて実感。

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  • 「ファーマーズレッスン」で体を動かしたあとは、お隣に立つ「グリーンハウス」でひと休み。ハーブを栽培しているビニールハウスといっても、ワークショップ用の作業テーブルのほか、ホーリーバジルを敷き詰めたソファベッドが置かれ、天井からはドライフラワーが吊されるなど、長居したくなる工夫がさまざま施されている。ぽかぽかした気温も手伝い、ここは桃源郷? といった心地。渇いたのどを潤すべく、さっそく無料でできる「オリジナルハーブティーづくり」をすることに。4種類のハーブから好きなものを選んでお湯を注ぐだけ。「鼻の調子がよくない」というと、「ミント系をブレンドするといいですよ」とアドバイスしてくれた。

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  • 仕上げに栽培しているミントをその場でカットしてトッピング。ハーブティーとペパーミントをミックスした川瀬ブレンドのお味は……ミントの香りが口いっぱいに広がり、ほんのり酸味があってさわやか。おかげで鼻の調子もよくなったかも? 隣のテーブルには、農家の手仕事を体験できる「ヒンメリづくり」に挑戦する親子の姿が。フィンランドの伝統的なモビールを楽しそうに作っている姿を見ていたら、私も手を動かしたくなってきた。ランチを食べたら私もやってみようっと。

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  • チェックアウトの後は、荷物を預けてランチタイム。手作りピッツァをいただきます。作るのはなんと、私! 1日数組限定、その場で焼き立てをいただくことができる「ピッツァづくり体験」に参加した。チャレンジの舞台は、ぽこぽこと那須岳のカタチをモチーフにしたかわいらしい屋根が目印の「POKO POKO」。Books&Cafeや、子どもたちの遊び場になっているプレイエリアが一緒になったアクティビティ施設なんだとか。さっそく、ピッツァ作りにチャレンジ。スタッフさんが付きっきりで教えてくれたので、初めてでも問題なし。用意された生地を円形になるように伸ばしていく。弾力があるせいか、すぐに生地が戻ってしまいなかなか難しい。ぶかっこうだけど大丈夫かしらと思っていると、「味があっていい」と褒めてくれる。伸ばした生地の上にソースをぬって、好きな野菜とチーズをトッピング。食いしん坊の川瀬はたっぷりのせる。仕上げに先ほど間引き体験で収穫したルッコラを添えれば完璧。

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  • できあがったピッツァは、プロの手によって石窯へ。ふつふつと焼きあがる様子をまじかで見れるのも楽しい。焼き上がりはまずまずの仕上がり! ルッコラのフレッシュな香りがアクセントになったピッツァは感動的なおいしさ。自分が採ったルッコラだと思うと、おいしさもありがたさも2倍になる気がする。

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  • せっかくなので、腹ごなしもかねて広大な敷地を散策。土のにおいを感じたり、小鳥のさえずりに耳をすましてみたり。静寂に包まれた敷地をのんびりさんぽしているだけで、五感が刺激される。敷地内では季節ごとにさまざまなアクティビティを用意しているそう。たとえば、秋は色鮮やかな落ち葉を袋いっぱいに集めて、焚き火で焼いた“焼き芋”をゲットできる「焼き芋ミッション」に参加できたり、森の中の落ち葉を使ったオリジナルカード作りを楽しめたり。雪が降る冬には雪を活用してミニゲレンデが登場し、夏には敷地内を流れる川で水遊びができたり。季節に合わせて自然を満喫できるなら、一度といわず、何度訪れても楽しめそう。そのときには田んぼの稲も、畑の作物も、また違った表情になっているのだと思う。

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  • 再びグリーンハウスへ。秋から冬にかけて体験できる「ヒンメリづくり」にチャレンジ。「ヒンメリ」とは豊作を祈願するフィンランドの伝統装飾品のことで、麦わらに糸を通して立体的なオーナメントに仕上げていく。子どもから大人まで誰もが無料で参加できて、作り方も簡単。わからなかったらしっかりレクチャーしてもらえるので安心だ。作業台の上に、誰かが残していったドライ唐辛子のオーナメントを発見。思わず真似して作ってみたりして、だんだん手を動かすことが楽しくなってくる。決して派手ではないけれど、自然への感謝を込めて、育てた作物を余すことなく生活の中に取り入れる農家の知恵は、本当の意味での豊かな暮らしを私たちに教えてくれるのかもしれない。

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