カレーは私のお助けフード。北海道で染みた最高の一杯
先月は、メキシコから始まり、北海道にタイ……と東京で過ごしたのはたったの1週間くらいだった私。5月のリリースから、絶対に風邪をひきたくない月間が続いていて、毎日乳酸菌をたっぷりとって腸内環境を整えていました。
そんな毎日の中でも、カレーはお助けフード! 暑くて食欲がない時にも、寒くて温まりたい時にもスパイスがいろいろな作用をもたらしてくれるばっちりミラクルフードなのです。
求む、スープカレー
暑い暑いメキシコから東京へ戻り、ばたばた出かけた北海道。北は寒いということをすっかり忘れて東京と同じような軽装で出発してしまい、常に肌寒い思いをすることに…。
今回は、そんな肌寒い北海道の旅で出合った最高の一杯をご紹介します!
北海道といえば、海鮮。ラム。ソフトクリーム。スープカレー。さまざまな食の誘惑に最初から勝つ気もなく、今回はどれだけ食べれるか! と意気込んで臨んだ今回の旅。
どの食材も本当にミルキーという感想が出るほど濃厚で、(海鮮とかお肉も!)懐が深い味がするなぁと思いつつ、食べたかったものはすべて食べれたんじゃないかな。
そしてそして、最後にどうしても外せないのがやっぱりカレー!
実は私は、ザ・王道なスープカレーよりも、やっぱり濃厚ごちゃまぜなスパイスカレーのほうが好きかも…という気持ちがあったのですが、今回はそんな思いも覆るスープカレーに出会ったので紹介させてください。
お邪魔したのは、札幌の繁華街から少し歩いたところにある「村上カレー店 プルプル」。
どこで食べようかと悩んでいろいろなお店のホームページを見比べているなかで、このお店の一見スープカレーには見えない写真が気になり、訪ねてみることに。
お店を探して歩いていくと、曲がり角からなにやらスパイスの香りがしてきたような…!? そちらの方向に歩いていくと、どんどんその香りは強くなって食欲が刺激される。
看板を発見し、小さな階段を降りていくと地下にはゆったりと座れるソファとカウンター席が並んだ店内が広がる。ゆるりとしたレゲェが流れる店内には楽器が飾られていたりした。
ここのスープカレーは辛さが1〜100まで細かく分かれていて、好きな辛さを選べます。迎えてくれた優しい女性の店員さんに、「ちゃんと辛いなとは感じたいのですが…」と辛さのおすすめを聞き、わたしはキーマカレーの辛さ25番を注文することに。あと、酸味のあるお漬物が好きなわたしは玉ねぎのアチャールもトッピングに選びました。
本日の一品「キーマカレー」
運ばれてきたカレーは野菜がごろごろと入っていて、一見スープカレーに見えないほどの濁ったルゥ。だけど、スプーンを入れてみるとたしかに普通のカレーよりはさらっとしてる!
ひと口め、ダシ汁らしき優しいスープの要素と、スープカレーだからとなめてはいけないスパイスとコクの深さが同居していてすごく癒される。そんなに辛くないかな? と思ったのもつかの間、食べれば食べるほどスパイスが口の中に蓄積され、じわーんとヒリヒリ感が広がり始める。こんなに深くて食べ応えのあるスープカレーは初めて!
スープカレーって、食べるというよりは飲む、という印象がやっぱり強くて物足りなく感じてしまうことがあるのだけど、ここはゴロゴロ入ってるミンチのおかげもあってしっかり噛んで食べるスープカレーという感じが最高。カレーの量も野菜の量もすごく多いし、カレーだけで食べてもちょうどいい優しさが混ざった味でした。ご飯の量を選ぶことができて、私は普通にしたのですが、小盛りかなしでもよかったかも。
胃を労わるのにもってこいの、体に染みわたるカレー。素敵なライブに出て、たくさん北海道の幸を味わったこの旅のラストを飾るに相応しい、あたたかい一杯でした。
みなさまも北海道を訪れた際にはぜひ!