アートときどき絶景。
岡山・玉野へ

NAVIGATOR 平 祐奈
Special Interview Yuna Taira
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  •  Contents
  • Special Interview 平 祐奈
  • 1泊2日のRefresh Trip [玉野] 岡山県
  • あの人の旅プラン 大石絵理 〜前編〜
  • 写真家・浅田政志の宿旅 KEIRIN HOTEL 10 岡山県
  • エリアフィーチャー 蒜山高原[岡山県]
  • 名湯ゆったりヒストリー 平湯温泉[岐阜県]
  • テーマのある旅 心が豊かになる乗馬の旅へ
  • タベサキ~あれ食べに行こうから始まる旅~ クラフトビールの聖地でカンパイ!
Special Interview Yuna Taira
映画やドラマなど話題作に引っ張りだこの平祐奈さん。忙しい日々の合間をぬって行くひとり旅が、ゆっくりと自分と向き合える大切な時間だといいます。初めて訪れたという岡山県の玉野市でアートスポットや絶景、ヨットクルーズなどを楽しみつつ、そこで感じたことを聞きました。 撮影/浅田政志 スタイリング/川上舞乃
ヘアメイク/池上豪 文/若宮早希

平さんが訪れたのは、瀬戸内海に面する玉野市。岡山駅から電車で約50分、穏やかな海とアートに癒されるまちに到着します。初めて出会う景色やカルチャーに、新鮮な驚きや感動を覚えたという平さんが、盛りだくさんだった今回の旅を振り返ります。

昨年、映画『恋は光』の撮影で岡山市に滞在していた
ということですが、玉野市を訪れた感想はいかがですか?

玉野市に来たのは初めてで、新鮮でした。自然が豊かで、海も山もどちらもきれいですよね。食事もフルーツも全部おいしくて、リフレッシュするのにぴったりだと思いました。子どものころは兵庫に住んでいたので岡山県にはよく行きました。やっぱり“晴れの国”のイメージで、本当に天気がいい日が多いなって思います。

宇野コチヌ / 淀川テクニック

今回はアートなスポットを巡りました。

宇野駅がかわいかったです。駅でレンタルした自転車もアート作品でしたが、色がカラフル! その自転車で宇野港に行ったら、不思議な形のベンチに出会いました。その時は何の形か分からなかったんですけど、あとで宇野港から見た島々がモチーフと聞いて、なるほど! と思いました。そのすぐ近くにある《宇野のチヌ》というオブジェは、廃材や漂流物を使っているので“サステナビリティ”ですよね。素敵なアイデアだと思いました。玉野はまちの中心にギュっといろいろなものが集まっているので、回りやすいです。海や山もあるし、友達と来て自転車を借りてスポットを回るのが楽しそう。玉野から船で行ける直島にも、いつか行ってみたいです。

特に印象に残った食べ物は?

撮影の合間に食べた、宇野港にある「おまち堂」のかき氷です。おいしかった! 本当にすぐ口の中で溶けて、私が知ってるふわふわかき氷を超えました。トッピングの桃も最高で、すごくジューシーで甘くて、玉野でかき氷を食べる会をしたいって思ったくらい。
「無天茶坊」の魯肉飯もおいしかったです。実はその直前にランチを食べていてお腹いっぱいだったんですけど、おいしくてつい食べちゃいました。台湾に来たみたいな気分も味わえました。王子が岳にあったカフェ「belk」のレモネードもおいしかったし、玉野には素敵なお店が多いですよね。

バッグ28,600円(TOFF&LOADSTONE|伊勢丹新宿店 03-3352-1111 大代表 ※伊勢丹新宿店でのお取り扱いは8/10[水]~8/23[火]まで)、イヤリング3,190円(ラルク|ロードス 03-6416-1995)、リング27,500円(アヴェーテ|ロードス 03-6416-1995)、その他スタイリスト私物

ヨットに乗るという体験もしていただきました。

海に出たときに、ちょうどきれいに晴れてくれたのでよかったです。近くの島に近づいてもらったりして、景色が最高でした! 玉野の周りには、小さい島がいっぱいあって、どれも形がかわいいんです。ヨットの中もすごく素敵で、家族とか女子だけでパーティするのもいいなって思いました。何人かで行けば、意外と手頃な値段なのもいいですよね! 乗り物酔いは全くしないので、すごく楽しめました。

玉野のアクティビティといえば、
王子が岳でパラグライダーも出来るそうです。

やってみたい! パラグライダーはまだやったことがないのですが、高い所は好きですし、スカイダイビングにも興味があります。海沿いのパラグライダーなんて、絶対にいい景色が見られますよね。王子が岳は空気がおいしいから、気持ちいいだろうな。

「駅東創庫」の、
発泡スチロールのアート体験はどうでしたか?

あれは難しかったですね!発泡スチロールカッターというのを使うんですけど、先生の高嶋さんのお手本を見ると簡単そうなのに、やってみると手がブレブレ(笑)。全然まっすぐ進みません。高嶋さんは20年間、発泡スチロールの作品を作り続けていると聞いて、本当にすごいなと思いました。アトリエにたくさんの作品があって、まだまだ知らない世界がいっぱいあるんだなって感じました。

旅行先での体験で、興味があるのは何ですか?

和風なものが好きなので、陶芸がしたいですね。特に備前焼が好きなんです。去年撮影で岡山に来た時に、備前に行って陶芸体験がしたいと思い立ったこともありました。当時はまだ車に慣れていなかったものの、岡山は道も広いし運転しやすそうだから一人で運転しても行けるかなと思って、レンタカーを予約したんです。ただ、父が隣にいる時にしか運転したことがなかったので、いざ走り出してみると急に怖くなっちゃって。「一人でたどり着けそうにないので、またいつか必ず行きます、ごめんなさい!」ってキャンセルしてしまったんです・・・・・・。最近は運転にも慣れてきたので、今だったら行けるはずです!

すごい行動力ですね! 一人でも旅にいきますか?

去年初めて一人で車を運転して行きました。朝起きて、急に旅行に行きたいなと思って、宿だけ予約してノープランで。これまで家族から「心配だから」とひとり旅は止められていたんですけど、行っちゃえ!って(笑)。姉と兄には伝えて、両親には事後報告です。一人で2時間半くらい運転して、温泉に入って近くの公園の芝生で大の字になって何も考えずゴロゴロして2泊3日しました。一人でいろいろと考えごとができるし、自分自身と向き合えるので、ひとり旅っていい時間だなと思いました。
6人兄弟で家族も賑やかですし、仕事でも人と会う機会が多くて人と一緒にいるのも好きですが、たまに一人の時間を持つようにしています。一人の時間があるから仕事も全力で楽しめると思うんです。だから、ひとり旅はオンとオフのスイッチです。

バッグ34,100円(VASIC|ヴァシックジャパン 03-6447-0357)、イヤリング4,180円(マチルダローズ https://www.matildarose-online.com)、リング31,570円、石付きリング27,500円(共にアヴェーテ|ロードス 03-6416-1995)、その他スタイリスト私物

平 祐奈 Yuna Taira
平 祐奈 Yuna Taira
Profile
1998年11月兵庫県神戸市で、6人兄弟の末っ子として誕生。姉や兄の影響で芸能の仕事に興味を持ち、小学校6年生のときに映画『奇跡』のオーディションに合格、俳優デビュー。2015年に映画『案山子とラケット 〜亜季と珠子の夏休み〜』で初主演を飾る。同年、連続ドラマにも初主演を果たす。映画やドラマ、バラエティ、CMなど各方面で活躍し、映画『ReLIFE リライフ』(2017年)、『未成年だけどコドモじゃない』(2017年)、『10万分の1』(2020年)など主演作が相次ぐ。岡山でロケを行った映画『恋は光』が現在上映中。