奈良時代から平安時代に機能していた検問所で、奥州三古関の一つ。関の役目を終えたのちは、都人憧れの歌枕の地に。西行や松尾芭蕉など多くの歌人・俳人がこの地に憧れ、歌を詠み、句を残しました。寛政12（1800）年に白河藩主・松平定信が建立した古閑蹟碑の周辺には、中世の遺構や、古歌碑、樹齢約800年といわれる巨木「従二位（じゅにい）の杉」などがあり、遠い昔を偲ばせます。

25種類のブルーベリーを栽培する観光農園。樹で完熟した果実の摘み取りを体験できます。粒の大きさ、自然味あふれるおいしさに感動！　品種による食味の違いも楽しめます。農園の隣には、慶長5（1600）年に上杉景勝が家臣・直江兼続とともに徳川軍を迎え撃つため築いたとされる「革籠原の防塁跡」が約370mにわたって現存。あわせて観光するのもおすすめです。

醤油ベースの淡麗スープに、多加水の手打ち縮れ麺が定番の白河ラーメン。市内には多くの店がひしめきます。その元祖的存在が、昭和44（1969）創業の「中華そば とら（現・とら食堂）」。職人が全工程を手作業でつくる、基本の一杯は「手打中華そば」（730円）。丸鶏や鶏ガラ・豚ガラでダシをとるスープに、平打ちの縮れ麺がよく絡んで絶品！　炭火で燻した香ばしいチャーシューもこの店ならでは。

全国のカフェ好きが注目する栃木県・黒磯発祥の人気カフェが、2019年5月、南湖の湖畔にオープン。カウンターで注文・会計を先に済ませる気軽なセルフスタイル。小部屋風に仕切られた店内はコーナーごとに雰囲気も異なり、お気に入りの席を見つける楽しみも。南湖の風景が満喫できるテラス席もおすすめです。紙コップやプラカップで提供されるドリンクは、水辺の散策のおともにもぴったり！

住所／白河市南湖14
電話／0248-21-6828
時間／12:00～17:00
定休日／火・水曜日