鹿児島県の徳之島は、鹿児島市から南へ約468キロも離れた南西諸島の島。南国ムード漂う絶景スポットや美食の宝庫である徳之島町を、藤原紀香さんと巡ります。ゆったりと時間が流れる徳之島町は、日々の忙しさを忘れて大自然に癒される、リフレッシュの旅にぴったりです。
写真/佐野円香 スタイリング/今井聖子 ヘアメイク/佐々木博美 文/若宮早希
※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状態が変更になっている場合もあります。最新の公式情報をご確認ください。
鹿児島県の徳之島は、鹿児島市から南へ約468キロも離れた南西諸島の島。南国ムード漂う絶景スポットや美食の宝庫である徳之島町を、藤原紀香さんと巡ります。ゆったりと時間が流れる徳之島町は、日々の忙しさを忘れて大自然に癒される、リフレッシュの旅にぴったりです。
写真/佐野円香 スタイリング/今井聖子 ヘアメイク/佐々木博美 文/若宮早希
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地元の人との触れ合いも
旅の楽しみ
岬の高台にあるカフェレストランCafe Ohanaは、海の目の前という最高のロケーション。広々としたオープンエアのテラス席からは穏やかで遠浅の海を望み、潮の満ち引きによりさまざまな表情を見せてくれます。鶏丸ごと一羽をオーブンでじっくり焼き上げたローストチキンは絶品。島バナナのジュースを味わった紀香さん、「バナナの甘みだけでこんなにおいしいんですね!」と感激でした。
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住所/徳之島町山1434-17
電話/080-5314-4075
時間/11:00~日没
定休日/月~水曜日
自分で磨き上げる、
世界でひとつの宝物
「工房 海彩」は、緑に包まれた母間集落にある体験工房。徳之島の近海で獲れる夜光貝を使ったアクセサリーを手作りできます。夜光貝は、真珠層を持つ大きな巻き貝。表面をやすりで磨くとツヤツヤになり、優しい光を放ちます。ネックレス作りに挑戦した紀香さんは、出来栄えに大満足。「魂を込めて磨きました」「優しい気持ちでやるのが大切ですね」と、体験の過程も楽んだようです。
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住所/徳之島町母間8157
電話/0997-84-1045
時間/予約時に相談
定休日/不定休
料金/アクセサリー作り2,500円(所要約2時間)
旅の思い出に、
島の特産品を持ち帰る
徳之島のお土産をまとめ買いするなら、「美農里館」がおすすめ。徳之島産の食材を使ったお菓子や調味料、ジャムなどグルメ土産は多彩なラインナップ。なかでも地元農家から直接仕入れるフルーツや薬草を使う「とくのしまジェラート」が大人気です。紀香さんは、徳之島の方言「おぼらだれん(ありがとう)」と書かれたポチ袋や、ヤマ・シークニン果汁を購入していました。
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住所/徳之島町徳和瀬615-1
電話/0997-83-4111
時間/10:00~17:00
定休日/祝日
絶景が目の前に広がる
料理自慢の民宿へ
海の目の前に位置する民宿にステイ。お部屋は2組限定で、波音を聴きながら静かにくつろぐことができます。夕食のお目当ては、地元では「長寿鍋」「漁なぐさみ」などと呼ばれる豪華な伊勢エビ鍋。かつて島の人々が砂浜で鍋を準備し、漁で捕れた魚や伊勢エビを鍋に入れて、みんなで一緒に味わったという郷土料理です。希望すれば、残った鍋つゆで、おじやを作ってくれます。旨みがとけたおじやは絶品!
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住所/徳之島町金見526
電話/0997-84-9027
料金/1泊2食付き7,150円~(1階)、8,250円(2階)~
サンゴ礁や海の生き物を観察できる、海の目の前にある体験型リゾート施設。徳之島名物の夜光貝や伊勢エビ料理を提供するレストランがあり、日帰りで楽しめるほか、宿泊施設もあります。全室オーシャンビューのツインルームがおすすめで、グループで利用できる大部屋やシングルルームも用意されています。
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住所/徳之島町下久志1132-1
電話/0997-84-1186
料金/1泊2食付き1万3,000円~
(ツインルーム2名1室利用時の1室料金)
南国ムードを味わうなら、海沿いに建つリゾートホテルへ。客室はすべてオーシャンビューで、季節ごとに表情を変える美しい海を眺めることができます。開放的なアウトドアプールもあり、のんびりとリゾートステイを楽しむのがおすすめです。併設のレストランカフェ「ふわりcafé くじら岬」では、徳之島産の食材を使用した創作料理を堪能しましょう。
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住所/徳之島町諸田1410-1
電話/0997-83-3501
料金/1泊朝食付き8,800円~(本館)、1万2,100円~(新館)
ここは、朝陽を浴びる
パワースポット
「民宿 金見荘」の目の前に広がる金見海岸は、恐竜時代の深海の地層が隆起してできたという「メランジ堆積物」が分布し、まるで太古の時代にタイムスリップしたよう。海岸にある、ぽっかりと空いたトンネル状の岩は「トゥッカ」と呼ばれ、5~9月には岩の穴から朝陽が昇る神秘的な光景を見ることができます。早起きして海岸を散策した後は、宿に戻って朝食を楽しみましょう。
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住所/徳之島町金見
電話/0997-83-0731(徳之島町おもてなし観光課)
時間/見学自由
ソテツのトンネルをくぐって
非日常の世界へ
金見崎ソテツトンネルは、集落内にある樹齢約300~350年のソテツ群生地。もとは畑の境界線として植えられたもので、暴風対策の役割も果たしていたといいます。そのソテツが時間をかけてゆっくりと成長し、葉の重みで現在のようなアーチ状に。約250メートル続く自然のトンネルは南国ムード満点です。紀香さんは「まるでジュラシック・パークの世界みたい!」と散策を楽しみました。
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住所/徳之島町金見
電話/0997-83-0731(徳之島町おもてなし観光課)
時間/見学自由
眼下に見下ろす
生命の海に魅せられる
ソテツトンネルの終点にある絶景スポットへ。太平洋と東シナ海の2つの海を一度に見渡す大パノラマが広がります。釣りのポイントとして有名なトンバラ岩がぽっかりと浮かび、天気のいい日には加計呂麻島や奄美大島も。眼下の海には1~3月頃、ザトウクジラが回遊し、悠々と泳ぐクジラの姿を見られることも。展望台の最上部に登った紀香さん、「潮風が気持ちいい!」と景色を堪能しました。
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住所/徳之島町金見
電話/0997-83-0731(徳之島町おもてなし観光課)
時間/見学自由
秘境の絶景スポット、
見つけた!
展望台から景色を楽しんだら、すぐそばにある灯台にも足をのばしましょう。灯台下にある木立に包まれた小道を抜けると、海に突き出た穴場の絶景スポットが現れます。地元ガイドによると、下に広がる海はまるで天然の水族館のようだとか。5~8月には、黒潮にのってやってくるアオウミガメやアカウミガメが産卵するそう。「秘境感たっぷりですね!」と話す紀香さん、海をバックに記念写真を撮りました。
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住所/徳之島町金見
電話/0997-83-0731(徳之島町おもてなし観光課)
時間/見学自由
森のごちそう、
ジビエをいただきます
金見集落のあまちゃん(お母さん)たちが営む食堂。周辺の山で獲れるイノシシなどのジビエ肉をひと晩寝かせて臭みを取り、手作り料理を提供しています。看板メニューの「あまちゃん定食」は、落花生ごはんや地鶏出汁の味噌汁、地元野菜の天ぷらなどボリューム満点。「ジビエカフェ とうぐら」を運営する金見あまちゃんクラブは、農業体験やエコツアー、ナイトツアー、マリンアクティビティなどの体験プログラムも行っています。
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住所/徳之島町金見474
電話/0997-84-9911
時間/11:00~14:00
定休日/月・火曜日
美しい海辺を歩く
贅沢なひと時
白い砂浜が1.5キロ続く海浜公園。当時の皇太子・明仁殿下(のちの第125代天皇・上皇)と美智子妃殿下が訪れたことから、「プリンスビーチ」と名付けられました。サンゴ礁に囲まれた海は透明度が高く、浅瀬が海岸から最大約200メートルまで広がっているそう。クマノミやスズメダイなどの熱帯魚も多く、シュノーケリングスポットとして人気です。紀香さんは「砂がサラサラ!」とビーチを散策しました。
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住所/徳之島町畦
電話/0997-83-0731(徳之島町おもてなし観光課)
時間/見学自由
時間があれば、今SNSで話題のスポットへ。「母間ハート」は母間集落の池間の堤防にあるハート型の穴で、まだ観光客にあまり知られていない穴場的なスポットです。海岸に降りて穴の反対側に周り、ハートの中に入って写真を撮るのがおすすめ。海や空を背景にかわいい写真が撮れると注目を集めています。
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住所/徳之島町母間10950
電話/0997-83-0731(徳之島町おもてなし観光課)
時間/見学自由