徳之島を訪れたら必ずチェックしてほしいのが、島の農産物。大自然のなかでのびのびと育ったサトウキビやフルーツが自慢です。さらにそれらを加工した特産品は、お土産としても大人気。島内のお店で買えるほか、ふるさと納税の返礼品として受け取ることもできます。
文/若宮早希
徳之島を訪れたら必ずチェックしてほしいのが、島の農産物。大自然のなかでのびのびと育ったサトウキビやフルーツが自慢です。さらにそれらを加工した特産品は、お土産としても大人気。島内のお店で買えるほか、ふるさと納税の返礼品として受け取ることもできます。
文/若宮早希
徳之島町総合食品加工センター「美農里館」では、島の農産物の加工品の商品開発に取り組んでいます。大ヒット商品のひとつが、「とくのしまジェラート」です。「“島アザミ”と呼ばれる薬草や徳之島産ミネラルたっぷりのましゅ(塩)、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、シークニン(島みかん)、生姜など、徳之島ならではの薬草やフルーツを使ったフレーバーが8種類あります」と教えてくれたのは、商品開発に携わった徳之島町役場職員の清田さん。「フルーツは島内の農家さんから直接仕入れ、新鮮なものを使用しています。たんかんは50%以上、マンゴーは45%以上と、とにかく原料がたくさん入っているのがこのジェラートの特徴。香料や着色料は使用していないので、果実そのままのおいしさが味わえるのが最大の魅力です」と自信をのぞかせます。
一番人気のフレーバーは、ドラゴン&パッションフルーツソルベ。「鮮やかなピンク色はドラゴンフルーツ本来の色です。パッションフルーツの酸味が加わり、さっぱりとした味わいです」。リピーターが多いのは生姜ジェラート。「徳之島の赤土で栽培された生姜をパウダーにして使用しているのですが、後からピリッとくる辛味が生姜そのものだと評判なんです」。藤原紀香さんもその味に「本物の生姜!という感じがします」と絶賛していました。
農業の島である徳之島は、サトウキビの栽培が盛ん。島内の至るところにサトウキビ畑が広がっています。黒糖焼酎は、サトウキビと米麹から造られる蒸留酒。奄美群島のみで生産されている焼酎で、島内にはいくつかの酒造があります。「島のナポレオン」や「黒奄美」、「きらめきの島」などが代表銘柄。それぞれの銘柄ごとに味わいが異なるので、飲み比べをしてみるのもおすすめです。地元の料理とのマリアージュを楽しんでみては?
沖縄などと同じ亜熱帯気候に属する徳之島は、南国らしい温暖な気候が特徴。そのため本州ではなかなかお目にかかれないトロピカルフルーツの宝庫です。グァバやマンゴー、パッションフルーツ、ヤマ・シークニン、徳之島たんかん、島バナナなど、その種類は季節によりさまざま。島内の飲食店でジュースやジェラートなどとして味わえるほか、お土産として発送すれば喜ばれること間違いなしです。