鉄砲伝来の地として有名な種子島。種子島の北部に位置する西之表市は、昔懐かしい農村風景や、人情あふれる島の人々に恵まれたあたたかい町です。世代を超えて愛されてきた数多くの名産品の中から、食べ物やドリンク、伝統工芸品など、5つをピックアップしてご紹介します。大切な人へのお土産や贈り物としてもおすすめです。
鉄砲伝来の地として有名な種子島。種子島の北部に位置する西之表市は、昔懐かしい農村風景や、人情あふれる島の人々に恵まれたあたたかい町です。世代を超えて愛されてきた数多くの名産品の中から、食べ物やドリンク、伝統工芸品など、5つをピックアップしてご紹介します。大切な人へのお土産や贈り物としてもおすすめです。
種子島の豊かな風土が育てる安納いも。「安納」地域発祥であることからその名がつけられました。「蜜いも」と呼ばれるほど、ねっとりとした濃厚な甘さと香りが特徴で、全国的にも知名度が高いさつまいもです。一定期間貯蔵し加熱することでとろけるような口どけになり、「まるでクリームを食べているようだ」という人も。そのままの味もおいしいですが、じっくり加熱して甘さを引き出し、お好みでバターを乗せて食べるのもおすすめです。
火縄銃とともに伝わった「鋏(はさみ)」。その技術が伝わったのは1543年のことでした。もともと良質な砂鉄に恵まれていた種子島には優秀な鍛冶職人が多く、伝来した鋏をもとに日本初の国産鋏である「種子鋏」が誕生したのは必然だったのかもしれません。大量生産が主流となった現在において、伝統的な製法で1本1本手造りするのは種子島のみとなりました。種子鋏とともに切れ味の鋭く美しい種子包丁も人気の品で、贈答品として親しまれています。
西之表市には、種子島産の質のいい芋と天然深層地下水を使用したこだわりの芋焼酎を作る酒造がいくつかあります。昔ながらの伝統製法をもとに作られた本格焼酎は、無添加かつ糖質ゼロなのが魅力。種子島産のさつまいもは、糖度が高く、でんぷん質が多いため、焼酎の原料にぴったりです。さらに甘くとろりとした舌触りの清らかな天然深層地下水を使用することで、やわらかくマイルドな焼酎に仕上げています。紫芋や黒こうじを使ったものもあるので、飲み比べを楽しんでみるのもいいでしょう。お酒好きな方へのお土産にもおすすめです。
西之表市で作られる黒糖はさとうきびだけで作った完全無添加の純黒糖。先代から受け継いだ製法を大切に作る黒糖はまさに芸術といえます。あえて糖度が低いさとうきびを選ぶことで程よい絶妙な甘さに。また、ミネラル成分を多く含むことから身体にやさしく、島の人々の生活に根付いています。お菓子作りや料理に使用される黒糖ですが、西之表市の黒糖はそのままが一番おいしいのだそう。お茶のおともにもぴったりです。
地元の高校生が製造から封入、梱包、ラベル貼りまで行うフルーツジュース。生徒1人1人が細かい部分にまで気を配って商品化。「種子島からあなたに笑顔をとどけます!」をキャッチフレーズとした、種子島の特産品であるパッションフルーツとたんかんがおいしいジュースで味わえます。ジューシーかつさっぱりした味わいのジュースは、そのままでもおいしく飲めますが、炭酸やお酒で割ってアレンジするのもおすすめです。パッションとたんかんを飲み比べするのもいいでしょう。