
滋賀県のおすすめの神社仏閣
滋賀県の神社仏閣では観音正寺や善水寺(湖南三山)、三尾神社がおすすめです。
湖と歴史の調和する場所の寺社をおすすめ順に紹介します。
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観音正寺
観音正寺の創建年は不詳だが、近江を遍歴していた聖徳太子が湖面から現れた人魚と出会ったことをきっかけに当寺を建立し、聖徳太子自らが千手観音像を彫って寺の本尊にしたという言い伝えが残されている。中世以降は南近江一帯を統治していた六角氏の庇護を受けて繁栄した。1993年、本堂が火災に遭った際に本尊の千手観音像も焼失したため、新たに千手観音像が造られた。新しい観音像は高さ6.3mの巨大な坐像で、インド国内で伐採や輸出が規制されているものの特別に許可を得て取り寄せた23トンの白檀の木が使われている。
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺2番地
- 8:00~17:00
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善水寺(湖南三山)
「常楽寺」「長寿寺」とならぶ天台宗の古寺で「湖南三山」のひとつ。8世紀初めの建立で、天皇の病を治した霊水が湧くことから今の名となった。国宝の本堂には約30体の仏像が安置され、そのうち15体が重要文化財に指定されている。
- 滋賀県湖南市岩根3518
- 9:00~17:00(11月~2月は16時まで)
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三尾神社
859年、園城寺(三井寺)の鎮守として創建された。本殿は1426年に室町幕府第4代将軍・足利義持により建造されたもので、国の重要文化財に指定されている。ウサギは、当社の創建に関係深い三尾明神の遣いとされることから、境内各所にウサギの彫刻がある。
- 滋賀県大津市園城寺町251
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天寧寺(五百羅漢)
1811年、彦根藩の11代藩主・井伊直中が建立した寺。秋に咲く萩が美しく「萩の寺」とも呼ばれる。羅漢堂に並ぶ「五百羅漢」は京都の名工・駒井朝運の作。
- 滋賀県彦根市里根町232
- 9:00~17:00
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胡宮神社
胡宮神社は、聖徳太子が創建したと言われる敏満寺の鎮守社として栄えた。戦国時代には戦火で消失したが、1638年に江戸幕府将軍・徳川家光によって再建された。境内にある「胡宮神社社務所庭園」は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町敏満寺49
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大野神社
天台宗の古刹「金勝寺」の鎮守として平安時代後期に創建され、多くの武将からの崇敬を集めた。楼門は鎌倉時代初期に建築されたもので、滋賀県内にある楼門としては最古のものである(国の重要文化財に指定されている)。
- 滋賀県栗東市荒張896
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大池寺
奈良時代末期、高僧・行基が4つの溜め池を造り、その中央に本堂を立てたのが始まりといわれる寺。枯山水の「蓬莱庭園」は、江戸時代の茶人で「遠州流茶道」の祖・小堀遠州の作といわれる
- 滋賀県甲賀市水口町名坂1168
- 9:00~17:00(冬期は16:00まで)
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膳所神社
奈良時代の創建といわれる古社。中世以降は武将からの崇敬を集め、豊臣秀吉や徳川家康たちが神器を奉納したという記録が残っている。明治時代になり、明治政府が進めた廃城政策により膳所城が廃城となった。境内にある表門は、この時に膳所城から移築したもので国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市膳所1丁目14-14
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石塔寺
西暦500年前後、聖徳太子により創建されたと伝わる。境内には阿育王塔と呼ばれる石造三重塔を中心に、数万基の石塔や石仏が並んでおり、毎年8月末には「石塔寺万燈祭」が開かれる。石造三重塔、石造宝塔、石造五輪塔が国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県東近江市石塔町860
- 9:00~18:00(11月~4月:~17:00)
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鶏足寺
735年、行基によって創設された古寺。その後荒廃したが799年最澄により再興。中世は繁栄したが江戸幕府の終焉とともに衰退し、 現在は廃寺となっている。秋は紅葉の名所として、多くの人で賑わう。
- 滋賀県長浜市木之本町古橋
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太郎坊宮(阿賀神社)
正式な名称は「阿賀神社」。標高350mの赤神山の中腹にあり、社を守護する天狗「太郎坊」の名で親しまれる。本殿の前には、神力によって左右に別れたという巨岩「夫婦岩」や、周囲の景観を一望できる展望台がある。
- 滋賀県東近江市小脇町2247
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長命寺
聖徳太子の創建と伝わる寺院。千手観音を本尊とし、すべての建造物が国や県の文化財に指定されている。健康長寿の御利益があるとされ、多くの参詣者が訪れる。境内からは琵琶湖を一望できる
- 滋賀県近江八幡市長命寺町157
- 8:00~17:00
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常楽寺(西寺・湖南三山)
「善水寺」「長寿寺」とならぶ天台宗の古寺「湖南三山」のひとつ。東の「長寿寺」に対し「西寺」と呼ばれる。8世紀初め、高僧・良弁による創建と言われ、国宝の本堂・三重塔をはじめとして多くの文化財を有する
- 滋賀県湖南市西寺6丁目5-1
- 10:00~15:00
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金勝寺
733年、奈良の都(平城京)の東北鬼門を守護するために創建。興福寺(奈良)の山岳仏教道場でもあり、897年には菅原道真が登山するなど湖南地方の仏教寺院として栄えた。1549年に火災で焼失し、現在の本堂は約400年前に建てられた仮堂のままである。
- 滋賀県栗東市荒張1394
- 9:00~17:00(12月~3月:~16:30)
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釈迦山 百済寺(湖東三山)
百済寺は606年に聖徳太子によって創建された天台宗の寺院で、金剛輪寺と西明寺とともに湖東三山と称される。百済寺という名称からこの寺は朝鮮半島からの渡来人に関係が深いと推察される。中世以降は火災や戦乱さらに織田信長による焼き討ちなどで、焼失と再建が繰り返された。百済寺の境内地は国の史跡に指定され本堂は国の重要文化財に指定されているほか、紅葉の名所として知られる。
- 滋賀県東近江市百済寺町323
- 8:30~17:00
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賀茂神社
736年、聖武天皇により創建。天智天皇時代、境内に国営牧場が造られ馬の繁殖と騎馬技術発展が図られた。創建当初から「馬の聖地」として崇敬されており、例祭(賀茂祭)では馬の競争(足伏走馬)が行われる。
- 滋賀県近江八幡市加茂町1691
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石山寺
747年に創設された古寺。境内には寺の名の由来となった硅灰石がそびえる。国宝の本堂・多宝塔をはじめ多くの文化財を所蔵。本堂には、世界最古の長編物語のひとつ『源氏物語』をその作者・紫式部が起筆した「源氏の間」がある。
- 滋賀県大津市石山寺1-1-1
- 8:00~16:00
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正明寺
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられ、戦国時代の戦火を受けて消失したが江戸時代に入り再興された。本堂は国の重要文化財に指定されており、桃山時代の建築であった京都御所の一棟を江戸初期に移したもの。
- 滋賀県蒲生郡日野町松尾556
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教林坊
教林坊は、聖徳太子によって創建された観音正寺の塔頭として605年に創建された寺院で、新緑の春と紅葉の秋のみ一般公開される。聖徳太子が林の中で教えを説いたことから「教林」と名付けられ、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩がある。また、小堀遠州によって作庭された庭園にも苔が生えた庭石や巨石が点在することから「石の寺」とも呼ばれる。 ※塔頭:大寺院内に設けられた小寺や庵
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺1145
- 9:30~16:30
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大笹原神社
986年の創建。応永21年(1414年)の建立。良質なもち米が採れるこの地域は鏡餅発祥の地とされ、鏡餅の元祖を祀った「鏡の宮」が境内に建てられている。本殿は国宝に指定されており、小規模ではあるが細部手法が美しく、中世の神社建築の傑作の1つと言われる。
- 滋賀県野洲市大篠原2375
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盛安寺
創建は不明だが、文明年間(1469年~1487年)に杉若盛安が再興し、自分の名を付けたと伝えられる。観音堂に安置される十一面観音立像は、平安時代(794年~1185年)の作とされており、国の重要文化財に指定され、5・6・10月の土曜日とGW、1月1日~3日のみ公開される。
- 滋賀県大津市坂本1-17-1
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白鬚神社
滋賀県で最古、約2000年の歴史を誇る神社。長寿・縁結びなどの神・猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀る。「近江の厳島」とも呼ばれ、朱塗りの大鳥居が湖中に立ち、島を背景にした風景が美しい。9月の例大祭には多くの参拝者が訪れる。
- 滋賀県高島市鵜川215
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長寿寺
創建時期は不詳だが、奈良時代(710年-794年)に聖武天皇の勅願によって創建されたとされる。常楽寺・善水寺とともに湖南三山の1つに数えられる。本堂は、鎌倉時代初期における純和風の建造物として装飾が優れており、建物の構造が技術史的に価値が髙いことから国宝に指定されている。
- 滋賀県湖南市東寺5丁目1-11
- 9:00~16:00
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多賀大社
多賀大社の創建時期は不詳だが、平安時代に編纂された延喜式に「多何神社二座」という記述があることからこの頃には神社が存在し二神が祀られていたことが分かる。神社に残された文献では15世紀末頃からの出来事が記述されているが、古来から人々の信仰を集めていたようである。多賀社で配られるお守りが杓子の形をしているのは、元成天皇の病になった際、多賀社の神官が治癒を祈願して炊いた飯にシデの木で作った杓子を添えて献上したところ天皇の病が完治したという逸話が元になっている。境内の庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
- 8:00~16:00
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金剛輪寺(湖東三山)
「百済寺」「西明寺」とともに、紅葉の名所として有名な「湖東三山」のひとつ。奈良時代の高僧・行基によって741年に開山。本尊の聖観世音菩薩は行基の作と伝えられ、住職一代につき一度のみ公開される
- 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
- 8:30~17:00
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伊香具神社
伊香具神社の創建年は不詳だが、各種記録によれば千年以上の歴史を誇る湖北地域において随一の名社である。参道の先には「伊香具式」と呼ばれる珍しい形の鳥居がある。また、参道に立ち並ぶ八重桜は例年4月中旬~5月上旬に見頃を迎える。
- 滋賀県長浜市木之本町大音688
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聖衆来迎寺
延暦9年(790年)最澄による創建。織田信長の家臣である森可成の墓があったことから焼討ちを逃れ、そのため文化財の宝庫といわれるほど国宝・重要文化財が多く残っており、毎年8月16日に公開される。県指定名勝の庭園も有名。
- 滋賀県大津市比叡辻2-4-17
- 9:00~15:00
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奥石神社
創建時代は不詳。藤原氏の祖である「天津児室根命」を祭神とする。本殿は、織田信長が家臣・柴田家久に命じて1581年に建造されたもので、国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県近江八幡市安土町東老蘇1615
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御上神社
孝霊天皇時代、三上山を神体として祀ったのが当社の始まりとされ、718年に現在の場所に社殿が造営されたと言われる。境内には、鎌倉時代後期の造営と推定される本殿(国宝)のほか、木造狛犬・拝殿・楼門(いずれも重要文化財)など、多くの貴重な文化財が存在する。
- 滋賀県野洲市三上838