
滋賀県のおすすめの神社仏閣
滋賀県の神社仏閣では盛安寺や賀茂神社、長寿寺がおすすめです。
湖と歴史の調和する場所の寺社をおすすめ順に紹介します。
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盛安寺
創建は不明だが、文明年間(1469年~1487年)に杉若盛安が再興し、自分の名を付けたと伝えられる。観音堂に安置される十一面観音立像は、平安時代(794年~1185年)の作とされており、国の重要文化財に指定され、5・6・10月の土曜日とGW、1月1日~3日のみ公開される。
- 滋賀県大津市坂本1-17-1
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賀茂神社
736年、聖武天皇により創建。天智天皇時代、境内に国営牧場が造られ馬の繁殖と騎馬技術発展が図られた。創建当初から「馬の聖地」として崇敬されており、例祭(賀茂祭)では馬の競争(足伏走馬)が行われる。
- 滋賀県近江八幡市加茂町1691
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長寿寺
創建時期は不詳だが、奈良時代(710年-794年)に聖武天皇の勅願によって創建されたとされる。常楽寺・善水寺とともに湖南三山の1つに数えられる。本堂は、鎌倉時代初期における純和風の建造物として装飾が優れており、建物の構造が技術史的に価値が髙いことから国宝に指定されている。
- 滋賀県湖南市東寺5丁目1-11
- 9:00~16:00
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常楽寺(西寺・湖南三山)
「善水寺」「長寿寺」とならぶ天台宗の古寺「湖南三山」のひとつ。東の「長寿寺」に対し「西寺」と呼ばれる。8世紀初め、高僧・良弁による創建と言われ、国宝の本堂・三重塔をはじめとして多くの文化財を有する
- 滋賀県湖南市西寺6丁目5-1
- 10:00~15:00
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奥石神社
創建時代は不詳。藤原氏の祖である「天津児室根命」を祭神とする。本殿は、織田信長が家臣・柴田家久に命じて1581年に建造されたもので、国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県近江八幡市安土町東老蘇1615
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滋賀院門跡
1615年創建。1655年、後水尾天皇から「滋賀院」の名が与えられた。滋賀院御殿は1878年に火災で焼失し、比叡山無動寺から3棟を移築し再建された。庭園(撮影不可)は、江戸時代初期に名庭師・小堀遠州により作庭された池泉式のもの。
- 滋賀県大津市坂本4-6-1
- 9:00~16:30
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浄厳院
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられる。太子が全国に建てた48伽藍のうち、近江国の12伽藍の1つだともいわれている。天正7年(1579年)5月には、信長の命により浄土宗と日蓮宗の僧による仏教論争(いわゆる安土宗論)が当寺で行われたことで知られる。国の重要文化財に指定されている本堂は信長が多賀村(現・近江八幡市)の興隆寺の弥勒堂を移したものである。
- 滋賀県近江八幡市安土町慈恩寺744番地
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宝厳寺
724年、行基により創建。厳島神社・江島神社(神奈川県)とともに日本三大弁才天の1つに数えられている。境内にある唐門は、豊国廟(豊臣秀吉の霊廟)から移設したものであり、極彩色の彫刻と飾金具で飾った華麗な装飾が桃山時代の雰囲気を伝える貴重なものとして国宝に指定されている。
- 滋賀県長浜市早崎町1664
- 9:30~16:30
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延暦寺
滋賀と京都の県境にある標高848mの比叡山全域を境内とする寺院。平安時代初期に伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山であり、日本仏教の母山と呼ばれる。山内は東塔、西塔、横川の3エリアからなり、数百の堂宇や伽藍が立ち並ぶ。
- 滋賀県大津市坂本本町4220
- 通年9:00~16:00(閉門、時期により異なる)
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興聖寺(旧秀隣寺庭園)
興聖寺は1240年、当地の領主・佐々木信綱により創建された。当地の地形が京都宇治にある興聖寺の地形に似ていたため、道元(曹洞宗の開祖)が同じ名前を付けた。境内にある旧秀隣寺庭園(別名:足利庭園)は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県高島市朽木岩瀬374
- 9:00~17:00
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円満院
円満院は、987年に村上天皇の皇子・悟円法親王により創建された。以後、皇族が関係する門跡寺院として繁栄した。宸殿は国の重要文化財、庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県大津市園城寺町33番地
- 9:00~16:30
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多賀大社
多賀大社の創建時期は不詳だが、平安時代に編纂された延喜式に「多何神社二座」という記述があることからこの頃には神社が存在し二神が祀られていたことが分かる。神社に残された文献では15世紀末頃からの出来事が記述されているが、古来から人々の信仰を集めていたようである。多賀社で配られるお守りが杓子の形をしているのは、元成天皇の病になった際、多賀社の神官が治癒を祈願して炊いた飯にシデの木で作った杓子を添えて献上したところ天皇の病が完治したという逸話が元になっている。境内の庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
- 8:00~16:00
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青岸寺
室町時代初期、佐々木道誉による創建。戦国時代に焼失したが1650年に再興された。国の名勝に指定されている庭園は、江戸時代初期に井伊家の家臣・香取氏によって作庭されたもの。
- 滋賀県米原市米原669
- 9:00~17:00(冬期16時まで)
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永源寺
1361年に創建された臨済宗永源寺派の大本山。紅葉の名所として知られ、秋には多くの観光客で賑わう。秘仏の聖観音像を本尊とし、祈願すれば子供や跡継ぎに恵まれると伝わる
- 滋賀県東近江市永源寺高野町41
- 9:00~16:00(紅葉時期は8:00~17:00)
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石塔寺
西暦500年前後、聖徳太子により創建されたと伝わる。境内には阿育王塔と呼ばれる石造三重塔を中心に、数万基の石塔や石仏が並んでおり、毎年8月末には「石塔寺万燈祭」が開かれる。石造三重塔、石造宝塔、石造五輪塔が国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県東近江市石塔町860
- 9:00~18:00(11月~4月:~17:00)
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観音正寺
観音正寺の創建年は不詳だが、近江を遍歴していた聖徳太子が湖面から現れた人魚と出会ったことをきっかけに当寺を建立し、聖徳太子自らが千手観音像を彫って寺の本尊にしたという言い伝えが残されている。中世以降は南近江一帯を統治していた六角氏の庇護を受けて繁栄した。1993年、本堂が火災に遭った際に本尊の千手観音像も焼失したため、新たに千手観音像が造られた。新しい観音像は高さ6.3mの巨大な坐像で、インド国内で伐採や輸出が規制されているものの特別に許可を得て取り寄せた23トンの白檀の木が使われている。
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺2番地
- 8:00~17:00
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聖衆来迎寺
延暦9年(790年)最澄による創建。織田信長の家臣である森可成の墓があったことから焼討ちを逃れ、そのため文化財の宝庫といわれるほど国宝・重要文化財が多く残っており、毎年8月16日に公開される。県指定名勝の庭園も有名。
- 滋賀県大津市比叡辻2-4-17
- 9:00~15:00
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弘誓寺
正応3年(1290年)に創建。古い町並みが続く静かな金堂地区に、堂々とひときわ高くそびえ立つ。現在の本堂は宝暦5年(1753年)再建されたもので国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県東近江市五個荘金堂町615
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天皇神社
鎌倉時代後期の創建とされる。本殿は滋賀県内に3棟しかない切妻造のもので、国の重要文化財に指定されている。また、境内には室町時代のものと思われる石造宝塔や層塔が残っている。
- 滋賀県大津市和邇中
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長命寺
聖徳太子の創建と伝わる寺院。千手観音を本尊とし、すべての建造物が国や県の文化財に指定されている。健康長寿の御利益があるとされ、多くの参詣者が訪れる。境内からは琵琶湖を一望できる
- 滋賀県近江八幡市長命寺町157
- 8:00~17:00
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善水寺(湖南三山)
「常楽寺」「長寿寺」とならぶ天台宗の古寺で「湖南三山」のひとつ。8世紀初めの建立で、天皇の病を治した霊水が湧くことから今の名となった。国宝の本堂には約30体の仏像が安置され、そのうち15体が重要文化財に指定されている。
- 滋賀県湖南市岩根3518
- 9:00~17:00(11月~2月は16時まで)
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浮御堂(満月寺)
「近江八景」のひとつとして知られる景勝地。正式名称は「海門山満月寺」。10世紀末、恵心僧都が湖上の安全と衆生済度を祈願して建立したとされる。現在の建物は1937年に再建されたもの。
- 滋賀県大津市本堅田1-16-18
- 8:00~17:00
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膳所神社
奈良時代の創建といわれる古社。中世以降は武将からの崇敬を集め、豊臣秀吉や徳川家康たちが神器を奉納したという記録が残っている。明治時代になり、明治政府が進めた廃城政策により膳所城が廃城となった。境内にある表門は、この時に膳所城から移築したもので国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市膳所1丁目14-14
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石山寺
747年に創設された古寺。境内には寺の名の由来となった硅灰石がそびえる。国宝の本堂・多宝塔をはじめ多くの文化財を所蔵。本堂には、世界最古の長編物語のひとつ『源氏物語』をその作者・紫式部が起筆した「源氏の間」がある。
- 滋賀県大津市石山寺1-1-1
- 8:00~16:00
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大笹原神社
986年の創建。応永21年(1414年)の建立。良質なもち米が採れるこの地域は鏡餅発祥の地とされ、鏡餅の元祖を祀った「鏡の宮」が境内に建てられている。本殿は国宝に指定されており、小規模ではあるが細部手法が美しく、中世の神社建築の傑作の1つと言われる。
- 滋賀県野洲市大篠原2375
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白鬚神社
滋賀県で最古、約2000年の歴史を誇る神社。長寿・縁結びなどの神・猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀る。「近江の厳島」とも呼ばれ、朱塗りの大鳥居が湖中に立ち、島を背景にした風景が美しい。9月の例大祭には多くの参拝者が訪れる。
- 滋賀県高島市鵜川215
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旧竹林院
延暦寺里坊群の一つで、旧竹林院境内にある回遊式庭園。里坊庭園の中で最大の広さを誇る。もとは江戸時代初期に作庭された庭園だが、明治時代に竹林院は譲渡され、現在の庭園はこの時期に整備されたもの。坂本地区は非公開の庭園が多いが、ここは通年で公開されている。
- 滋賀県大津市坂本5丁目2番13号
- 9:00~17:00
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大通寺
「東本願寺」の別院。本願寺の12代法主・教如上人が「長浜城」に道場を開いたことに始まる。本堂・大広間・長浜城から移築した門などの重要文化財、そのほかにも国の名勝に指定された庭園など見どころが多い。
- 滋賀県長浜市元浜町32-9
- 9:00~16:30
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胡宮神社
胡宮神社は、聖徳太子が創建したと言われる敏満寺の鎮守社として栄えた。戦国時代には戦火で消失したが、1638年に江戸幕府将軍・徳川家光によって再建された。境内にある「胡宮神社社務所庭園」は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町敏満寺49