
滋賀県のおすすめの神社仏閣
滋賀県の神社仏閣では龍潭寺や正法寺(藤の寺)、聖衆来迎寺がおすすめです。
湖と歴史の調和する場所の寺社をおすすめ順に紹介します。
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龍潭寺
龍潭寺は1600年に行基によって創建された臨済宗の寺院で、江戸幕府末期に大老としてアメリカとの条約締結を強行し開国へ導いた井伊直弼を排出した井伊家の菩提寺である。龍潭寺は「庭の寺」と呼ばれるほど境内には庭園が多くある。これは、龍潭寺に禅宗の大学寮があり、その中に造園を学ぶ園頭科があったことが関係している。 ※大老:江戸幕府の役職で、将軍を補佐する最高職
- 滋賀県彦根市古沢町1104
- 9:00~16:00
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正法寺(藤の寺)
奈良時代(710年~794年)創建と伝わり、元禄5年(1692年)に近くの八坂神社にあった観音堂をこの地に移して再興したと言われている。境内に樹齢300年を越える藤の木が3本あり、「藤の寺」として親しまれている。見頃は5月上旬~中旬で、幅5m、奥行80mの藤棚が見事。重要文化財の石造宝塔もある。
- 滋賀県蒲生郡日野町鎌掛2145
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聖衆来迎寺
延暦9年(790年)最澄による創建。織田信長の家臣である森可成の墓があったことから焼討ちを逃れ、そのため文化財の宝庫といわれるほど国宝・重要文化財が多く残っており、毎年8月16日に公開される。県指定名勝の庭園も有名。
- 滋賀県大津市比叡辻2-4-17
- 9:00~15:00
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興聖寺(旧秀隣寺庭園)
興聖寺は1240年、当地の領主・佐々木信綱により創建された。当地の地形が京都宇治にある興聖寺の地形に似ていたため、道元(曹洞宗の開祖)が同じ名前を付けた。境内にある旧秀隣寺庭園(別名:足利庭園)は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県高島市朽木岩瀬374
- 9:00~17:00
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賀茂神社
736年、聖武天皇により創建。天智天皇時代、境内に国営牧場が造られ馬の繁殖と騎馬技術発展が図られた。創建当初から「馬の聖地」として崇敬されており、例祭(賀茂祭)では馬の競争(足伏走馬)が行われる。
- 滋賀県近江八幡市加茂町1691
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大池寺
奈良時代末期、高僧・行基が4つの溜め池を造り、その中央に本堂を立てたのが始まりといわれる寺。枯山水の「蓬莱庭園」は、江戸時代の茶人で「遠州流茶道」の祖・小堀遠州の作といわれる
- 滋賀県甲賀市水口町名坂1168
- 9:00~17:00(冬期は16:00まで)
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大通寺
「東本願寺」の別院。本願寺の12代法主・教如上人が「長浜城」に道場を開いたことに始まる。本堂・大広間・長浜城から移築した門などの重要文化財、そのほかにも国の名勝に指定された庭園など見どころが多い。
- 滋賀県長浜市元浜町32-9
- 9:00~16:30
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竹生島神社(都久夫須麻神社)
正式名称は「都久夫須麻神社」。日本三大弁天のひとつとされ、長浜城主時代の豊臣秀吉が篤く崇拝したことで知られる。本殿は国宝に指定されている。
- 滋賀県長浜市早崎町1821
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永源寺
1361年に創建された臨済宗永源寺派の大本山。紅葉の名所として知られ、秋には多くの観光客で賑わう。秘仏の聖観音像を本尊とし、祈願すれば子供や跡継ぎに恵まれると伝わる
- 滋賀県東近江市永源寺高野町41
- 9:00~16:00(紅葉時期は8:00~17:00)
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苗村神社
創設時期は不詳だが、962年に社殿(現在の西本殿)が造営された記録が残っており境内にある社殿の多くが国宝や国の重要文化財に指定されている。神仏混合時代の名残りから、不動堂には明王像が安置されており、一般の明王像が直立不動なのに対し、この像は動きのある特徴的な像になっている。
- 滋賀県蒲生郡竜王町綾戸467
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三井寺(園城寺)
天台寺門宗の総本山で、686年創建の古寺。天智・天武・持統の三天皇の産湯が汲まれた「御井」の井戸が境内にあることから、「三井寺」と通称される。100点以上の国宝・重要文化財があり、多くの見どころを持つ。近隣には歴史博物館などの施設もある。
- 滋賀県大津市園城寺町246
- 8:00~17:00
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石道寺
石道寺は726年に創建された真言宗の寺院で、もとは現在地よりも1kmほど山奥にあったが、1914年に現在地に移設された。本尊の十一面観音像は国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県長浜市木之本町石道
- 9:00~16:00
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浮御堂(満月寺)
「近江八景」のひとつとして知られる景勝地。正式名称は「海門山満月寺」。10世紀末、恵心僧都が湖上の安全と衆生済度を祈願して建立したとされる。現在の建物は1937年に再建されたもの。
- 滋賀県大津市本堅田1-16-18
- 8:00~17:00
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石山寺
747年に創設された古寺。境内には寺の名の由来となった硅灰石がそびえる。国宝の本堂・多宝塔をはじめ多くの文化財を所蔵。本堂には、世界最古の長編物語のひとつ『源氏物語』をその作者・紫式部が起筆した「源氏の間」がある。
- 滋賀県大津市石山寺1-1-1
- 8:00~16:00
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小野神社
創建年代不詳。祭神の「米餠搗大使命」は、遣隋使として随の国に赴いた小野妹子の先祖で、日本で初めて餠つきをしたと伝えられている。そのため、製菓の神として菓子業者から広く信仰を集めている。境内にある「小野道風神神社」は、国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市小野1961
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長寿寺
創建時期は不詳だが、奈良時代(710年-794年)に聖武天皇の勅願によって創建されたとされる。常楽寺・善水寺とともに湖南三山の1つに数えられる。本堂は、鎌倉時代初期における純和風の建造物として装飾が優れており、建物の構造が技術史的に価値が髙いことから国宝に指定されている。
- 滋賀県湖南市東寺5丁目1-11
- 9:00~16:00
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建部大社
「近江一の宮」といわれる、全国屈指の古社。古代の英雄・日本武尊を祀る。古くから信仰を集め、平安時代の末期、流刑途中の源頼朝が源氏再興を祈願し、のちに鎌倉幕府を開いて願いを叶えたという逸話がある。
- 滋賀県大津市神領1-16-1
- 9:00~16:00(建部大社宝物殿)
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豊国神社
長浜の豊国神社は、長浜城主としてこの地域を統治した豊臣秀吉の三回忌にあたる1600年に創建された。1603年に江戸時代が始まると、江戸幕府によって秀吉を祀ることが禁止されたため社殿が壊された。その後明治時代になると、秀吉の三百回忌にあたる1898年に拝殿が再建されて現在に至る。現在では、豊臣秀吉の他、戦国武将の加藤清正や木村重成などが祀られている。
- 滋賀県長浜市南呉服町6-37
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釈迦山 百済寺(湖東三山)
百済寺は606年に聖徳太子によって創建された天台宗の寺院で、金剛輪寺と西明寺とともに湖東三山と称される。百済寺という名称からこの寺は朝鮮半島からの渡来人に関係が深いと推察される。中世以降は火災や戦乱さらに織田信長による焼き討ちなどで、焼失と再建が繰り返された。百済寺の境内地は国の史跡に指定され本堂は国の重要文化財に指定されているほか、紅葉の名所として知られる。
- 滋賀県東近江市百済寺町323
- 8:30~17:00
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油日神社
創建年代は不詳だが7世紀頃の創建と伝わる。油日岳の山頂に油の火のような光とともに油日神が降臨したことから「油日」の名がついたと言われる。本殿・拝殿・楼門・廻廊が国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県甲賀市甲賀町油日1042
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日吉大社
約2100年前に創建された古社で、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮。平安京遷都の際(794年)、この地が平安京の表鬼門(北東)にあたることから、魔除・災難除を祈る社として祀られた。以来、この神社には方除けのご利益があるとされる。
- 滋賀県大津市坂本5-1-1
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石塔寺
西暦500年前後、聖徳太子により創建されたと伝わる。境内には阿育王塔と呼ばれる石造三重塔を中心に、数万基の石塔や石仏が並んでおり、毎年8月末には「石塔寺万燈祭」が開かれる。石造三重塔、石造宝塔、石造五輪塔が国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県東近江市石塔町860
- 9:00~18:00(11月~4月:~17:00)
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清瀧寺徳源院
1286年創建。中世、北近江地域を支配した京極家の菩提寺。境内の京極家墓所は国の史跡に指定されているほか、秋は池泉回遊式庭園の紅葉が美しい。
- 滋賀県米原市清滝288
- 9:00~16:00
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兵主大社(兵主神社)
兵主大社は718年に創建された。「兵主」という名前から鎌倉時代以降は武士からの信仰を集め、源頼朝からの神宝寄贈、足利尊氏による楼門造営、徳川将軍家からの社領寄進などを受けて繁栄した。庭園は平安時代後期に作庭されたものといわれ、国の名勝に指定されている。
- 滋賀県野洲市五条566
- 9:00~16:00
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鶏足寺
735年、行基によって創設された古寺。その後荒廃したが799年最澄により再興。中世は繁栄したが江戸幕府の終焉とともに衰退し、 現在は廃寺となっている。秋は紅葉の名所として、多くの人で賑わう。
- 滋賀県長浜市木之本町古橋
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多賀大社
多賀大社の創建時期は不詳だが、平安時代に編纂された延喜式に「多何神社二座」という記述があることからこの頃には神社が存在し二神が祀られていたことが分かる。神社に残された文献では15世紀末頃からの出来事が記述されているが、古来から人々の信仰を集めていたようである。多賀社で配られるお守りが杓子の形をしているのは、元成天皇の病になった際、多賀社の神官が治癒を祈願して炊いた飯にシデの木で作った杓子を添えて献上したところ天皇の病が完治したという逸話が元になっている。境内の庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
- 8:00~16:00
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天皇神社
鎌倉時代後期の創建とされる。本殿は滋賀県内に3棟しかない切妻造のもので、国の重要文化財に指定されている。また、境内には室町時代のものと思われる石造宝塔や層塔が残っている。
- 滋賀県大津市和邇中
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教林坊
教林坊は、聖徳太子によって創建された観音正寺の塔頭として605年に創建された寺院で、新緑の春と紅葉の秋のみ一般公開される。聖徳太子が林の中で教えを説いたことから「教林」と名付けられ、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩がある。また、小堀遠州によって作庭された庭園にも苔が生えた庭石や巨石が点在することから「石の寺」とも呼ばれる。 ※塔頭:大寺院内に設けられた小寺や庵
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺1145
- 9:30~16:30
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善水寺(湖南三山)
「常楽寺」「長寿寺」とならぶ天台宗の古寺で「湖南三山」のひとつ。8世紀初めの建立で、天皇の病を治した霊水が湧くことから今の名となった。国宝の本堂には約30体の仏像が安置され、そのうち15体が重要文化財に指定されている。
- 滋賀県湖南市岩根3518
- 9:00~17:00(11月~2月は16時まで)