


ドラマ「ふろがーる!」では、風呂をこよなく愛する主人公を好演した桜井日奈子さん。北陸有数の温泉地である石川県七尾市を訪れたのは、今回が初めてなのだそう。
――ドラマの影響からか、桜井さんにはお風呂好きなイメージがありますが、実際のところはどうですか?
お風呂に入るのは大好きです。実は昨日泊まらせていただいた旅館には半露天の内風呂温泉がついていたんですが、2時間くらい入りました(笑)。自宅ではスマホを持ち込んだりもするんですが、外出先では1日を振り返ったりしながら本当にボーッと入っています。温泉も大好きなので、家族で旅行をするときは行く場所を温泉で選んだりもしますね。
――和倉温泉源泉の「足湯」も体験していただきましたね。浴衣がとてもお似合いで、撮影中は地元の方々からも「可愛い!」という声が上がっていました。
ありがとうございます。やはり温泉街を浴衣で歩けるのは、テンションが上がりますよね。足湯をちゃんと体験したのは今回が初めてだったんですが、足だけなのに身体中がこんなにポカポカするとは思いませんでした。
――着物といえば花嫁さんを思い出しますが、「花嫁のれん館」はいかがでしたか? 婚家に花嫁のれんを持参する風習について、熱心にお話を聞かれていましたね。
嫁ぐタイミングで自分だけのために作ってもらえる「花嫁のれん」の風習は、本当に素敵だなと思います。2021年にミュージカルに初めて出演させていただいたんですが、そのときファンの方からお祝いに「楽屋のれん」をいただいたんです。世界で1枚だけの自分ののれんをいただいてとても感動したので、この「花嫁のれん」を作ってもらった花嫁さんの気持ちはわかる気がします。
――その名を冠した観光列車「花嫁のれん」にも、ずいぶん興味津々でしたね。
伝統工芸の輪島塗や加賀友禅をイメージしたという車両の外観も素敵だし、座席は柵で区切られた半個室になっているからゆったりできて、ひとりでも旅をくつろげるようになっているんですよね。私は以前から電車旅にあこがれがあるので、見ているだけですごくテンションが上がりました。車内で辻口博啓シェフのスイーツがいただけたり、お酒が飲めたりするのも最高ですよね!
――おいしいものといえば、能登食祭市場の「浜焼き」や、「能登ミルク」のジェラートはいかがでしたか?
殻つきの牡蠣をそのまま焼いて食べる経験は初めてでしたし、他の魚介類も新鮮でとてもおいしかったです。次は家族を連れて来たいな、と思いましたね。ジェラートは「ミルク+宙(そら)(杏仁豆腐+マンゴー+ブラッドオレンジ)」をいただいたんですが、濃厚なんだけどさらっと食べられる軽さで、大人気なのも納得でした。
――「青林寺」では静寂の中で、坐禅を組んでいただきました。そばで見ていましたが、20分の坐禅中ビクともせず、素晴らしかったですね。
中学校の修学旅行で「選べる体験」があったんですが、釣りやカヌーもある中で、私はバスケット部の友人たちとお寺での坐禅体験を選んだんです。坐禅で集中力が高められるようになれば、試合に勝てるんじゃないかと思って(笑)。今回の坐禅体験は久しぶりでしたが、集中力というより雑念を払うのが精一杯で。でも、いい体験をさせていただきました。
――体験といえば、「和倉温泉お祭り会館」では、石崎奉燈祭の奉燈をかつぐステップの体験を楽しんだり、青柏際の「でか山」など、実物サイズの展示も見学していただきました。
奉燈をかつぐステップの体験、結構神経を使うし、難しかったですね。実際のお祭りで奉燈をかつぐと肩に20~30kgくらいの負担がかかるわけですよね? 大変だなって。お祭りといったら地元の小さなお祭りしか体験したことがないんですよ。だから「青柏祭」で登場する山車の「でか山」の大きさには本当にびっくりしちゃって。これが実際に町を練り歩いているところが見られたらもっと感動しますよね。お祭りが元どおりに開催されるようになったら、家族を連れて見に来たいですね。
――やはり今旅行に行くならば、家族と行きたいですか?
ここ数年、家族旅行も行けていないので、おいしいものが食べられたり、温泉でくつろげたり、楽しい体験ができるところに連れて行って親孝行をしたいという思いはあります。最近はなかなか旅行ができない分、“どこかに行きたい欲求”は高まっていますね。基本的には行くまでの腰は重いんだけど、行ったら行ったで目一杯楽しむタイプです(笑)。ですが、これからはいろいろと調べて、自分から計画していい思い出を作りたいですね。
――2022年、桜井さんは25歳になられるんですね。
漫画原作の作品に出演させていただくことが多かったからか、10代のイメージが強いようで、“アラサーになる”と言うと他の方々からびっくりされます(笑)。これからは新しい挑戦、ヒール役や母親役もやってみたいですね。アラサーになって役柄が広がるのはとても楽しみです。いろんな体験を経て、女優として成長していければと思っています。
1997年4月2日生まれ。岡山県出身。「岡山美少女・美人コンテスト」で「美少女グランプリ」に選出され、2015年にCMでデビュー。2016年女優デビュー。映画「ママレード・ボーイ」(18年)、「ういらぶ。」(18年)、「殺さない彼と死なない彼女」(19年)などに出演。近年の出演作に、テレビドラマ「ふろがーる!」(20年)、「ごほうびごはん」(21年)、ウェブドラマ「マイルノビッチ」(21年)、ミュージカル「17AGAIN」(21年)など。現在、ウェブドラマ「君と世界が終わる日に Season3」がHuluにて配信中。5月4日〜17日まで、東京・紀伊國屋ホール、5月29日、30日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて「富美男と夕莉子」に出演。
衣装協力
1日目/ジャケット59,400円(EZUMi / Ri Design.Ltd 03-6447-1264)、ノースリーブワンピース26,400円、ロングスカート24,200円 共に(–by RYOJI
OBATA http//ryojiobata.com)、ネックレス42,900円(DELPHINE CHARLOTTE Parmentier / H.P.FRANCE
03-5778-2022)、ショルダーバッグ21,450円(efffy 03-3654-5343)、トップス、ブーツ(スタイリスト私物)
1日目(浴衣)/ゆかた32,890円、兵児帯14,190円、三分紐6,490円、帯留(参考商品)、羽織32,890円、羽織紐4,290円、下駄10,890円、各かんざし(参考商品) 以上全て(KIMONO
by NADESHIKO 0120-18-8880)、バッグ53,900円(JAMIN PUECH / H.P.FRANCE 03-5778-2022)
2日目/トレンチコート56,100円、ニットベスト28,600円 共に(ottod'Ame / STOCKMAN 03-3796-6851)、ワンピース63,800円(EZUMi / Ri
Design.Ltd 03-6447-1264)ティアードプリーツスカート¥29,700円(Lois CRAYON 03-3709-1811)、ショルダーバッグ137,500円(JACQUES LE
CORRE / H.P.FRANCE 03-5778-2022)、ブーツ(スタイリスト私物)
協力
石川県七尾市
編集長
播磨雄介
編集
福田桃子
アドバタイジング
三浦繁人
デザイナー
尾崎淳子(ヒストリアル)
HTMLコーダー
ヒストリアル
発行人
井上秀嗣
発行元
株式会社ブランジスタメディア
東京都渋谷区桜丘町20番4号ネクシィーズスクエアビル
03-6415-1183