月刊旅色

瀞峡(どろきょう)は、吉野熊野国立公園内、和歌山県、三重県、奈良県の三県を流れる熊野川の支流、北山川に形成された31kmに及ぶ峡谷です。紀伊半島随一といわれるこの大峡谷は、上流から順に、奥瀞、上瀞、下瀞に分かれており、特に「瀞八丁」と呼ばれる下瀞の美しさは格別。両岸にそびえる高さ50mにもなる断崖絶壁、巨石や奇岩、洞窟などが1km以上に渡って続く見事な渓谷美を眺めることができ、国の特別名勝及び天然記念物に指定されています。両岸に迫る、自然が造った彫刻のような断崖と、そこに広がる四季折々の自然を船上から楽しむことができるウォータージェット船が人気だとか。紅葉の見頃は11月上旬から12月中旬頃まで。

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断崖絶壁に圧倒され美しい水の流れに癒される峡谷の魅力 [瀞峡/新宮市北山川・和歌山県]

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