【群馬観光】7つの神玉を集め願いを叶える!上州神社巡拝~神玉巡り~

2024/04/11

【群馬観光】7つの神玉を集め願いを叶える!上州神社巡拝~神玉巡り~

叶えたい願いがある方、開運を願う方は必見! 群馬県で7つの神社を巡拝し、神の力が宿るとされる「神玉(かみだま)」を集める企画「神玉巡り」が話題となっています。古来より日本人が行っていた大願成就の慣習に立ち返り、2022年8月より群馬県の神社が開始した「神玉巡り」。その歴史や実施している7つの神社、楽しみ方などについてご紹介します。

神玉巡りとは?

神玉巡りとは、2022年8月より始まった群馬県内にある7つの神社を巡って、神玉を授かる巡礼企画のこと。授与してもらえる神玉は直径約1.5センチの木製で、表面に神社名と関わりのある家紋やモチーフが刻まれています。7つを納めることのできる専用ケースに入れて持ち歩きが可能。神玉巡りは、開運や結願を祈願するのはもちろんのこと道中の景色を楽しみ、寺社がある地域の文化に触れ、名物を味わうといった楽しみもあります。神玉巡りに参加している神社は、群馬県の広範囲に点在しているので、休日ごとにドライブがてら巡ってみるのもおすすめです。

神玉巡りの7つの神社をご紹介

神玉巡りには、以下7つの神社が参加しています。
①前橋東照宮
②伊勢崎神社
③進雄神社
④榛名神社
⑤中之嶽神社
⑥富士浅間神社
⑦貴船神社
1日で回るのは難しいので、遠方から訪れる方は群馬県内に宿をとるのもおすすめです。各神社の社務所では、巡礼マップや周辺の観光MAPなども配布しているので、活用してみてください。

【前橋市】前橋東照宮

前橋の安全と平和を見守り続けてきた神社

群馬県前橋市に鎮座する「前橋東照宮」は、江戸初期の大名・松平直基(なおもと)公によって建立されました。当初は福井県内に創建され、埼玉県川越、そして現在の地へと松平家の異動とともに移転されてきました。現在の社殿は明治4年に移築されたもので、以来前橋の方々の信仰を集めています。ご祭神は家紋「三葉葵」が神玉のモチーフにもなっている徳川家康公のほか、富士山の女神・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)、学問の神・菅原道真公、姫路城の天守閣に祀られていた女性の妖怪・長壁(おさかべ)様です。木花咲耶姫や長壁様は安産の神様としても有名で、地元の方が安産祈願に訪れます。また「合格(ゴーカク)」にちなんだ五角形の絵馬も見どころです。

【伊勢崎市】伊勢崎神社

鏡餅のような大饅頭が焼かれる「福まん神事」が有名

伊勢崎市にある「伊勢崎神社」は、鎌倉時代末期に建立された歴史ある神社です。八坂神・稲荷神・菅原神の三神を祀っています。社殿には自動車メーカー「スバル」の前身である「中島飛行機」の社員が奉納した木製の大きなプロペラがあり、神玉のマークにもなっています。伊勢崎神社には渡航安全、航空安全のご利益があるので、旅行に行く予定のある方は旅の安全を願ってお参りされてはいかがでしょうか? このほか、毎年1月11日には「上州焼き饅祭」が開かれ、「福まん神事」という巨大なお饅頭を焼き上げる神事が有名です。伊勢崎銘仙で作られたお守りも、若い女性を中心に人気があります。

【高崎市】進雄神社

神楽塚の捻れ杉・白孔雀が見どころ

高崎市にある「進雄(すさのお)神社」は、平安時代中期に清和天皇が流行していた疫病を鎮めるために建立を命じた神社です。戦国時代には、武田・上杉・北条といった名のある武将が戦勝祈禱の文書を納めていたことでも有名。現在は、速須佐之男命(はやすさのおのみこと)を祀り、病気平癒や厄除けのご利益があるとして地元の方を中心に信仰を集めています。境内には、火を吹く神楽面を埋めた跡に杉を植えたところ、不思議と幹がねじれたとの伝説が残る「神楽塚の捻れ杉」や、神苑で見られる白孔雀など見どころが豊富。こちらの神玉には、この白孔雀がデザインされていますよ。

【沼田市】榛名神社

代々城主の崇敬を受けてきた利根・沼田の総鎮守

沼田市に鎮座する「榛名(はるな)神社」は、沼田・真田・本多・土岐と代々城主の崇敬を受けてきた利根・沼田の総鎮守。四柱のご祭神は「埴山姫命(はにやまひめのみこと)」「倭建命(やまとたけるのみこと)」「菅原道真命」「建御名方命(たけみなかたのみこと)」であり、開運・学問守護・健康長寿などのご利益があるといわれています。1615年に真田信之公がご社殿を改築された際、御扉の上に描かれた家紋「六文銭」は要チェック。神玉のモチーフにもなっているので、ぜひ探してみてください。また、本殿の裏手にある面々美様(めめよしさま)を撫でた手で自分の顔をこすると美人になる、という逸話が伝わっているので、興味のある方はぜひ。

【下仁田町】中之嶽神社

高さ20m・日本一のだいこく様を祀る

妙義山の西側の山中に鎮座する「中之嶽(なかのたけ)神社」は、社殿の後ろにそびえる巨岩・轟岩(とどろきいわ)をご神体とする神社です。創建は平安時代で、妙義山に登ったとされる日本武尊と、空海が妙義山に奉斎したとされる大国主(だいこく様)をご祭神としています。 開運・厄除けのご利益があるとして人々の信仰を集めてきました。境内には高さ20mを誇る日本一のだいこく様の像があり、インパクトは抜群。小槌ではなく剣を持っている珍しいお姿で、悪霊を払い、福を招くご利益があるといわれています。こちらの神玉は、そんな大国主大神像と日本神話の聖地・出雲大社ゆかりの「二重亀甲剣花菱紋」が黄色で鮮やかに描かれています。

【藤岡市】富士浅閒神社

子どもに関するご利益があるとされる

藤岡市にある「富士浅間(ふじせんげん)神社」は、平安時代から信仰を集めている神社です。創建当初は別の名前でしたが、鎌倉時代に日蓮宗の開祖「日蓮」が富士の御霊を祀ったことで現在の「富士浅間神社」になったといわれています。その神社名がきっかけで、この地域の地名は「常が岡」から「富士岡」へ、さらに「藤岡」へと変わり、全国各地にある地名「ふじおか」の発祥地となりました。ご祭神である富士山の女神・木花咲耶姫は子どもの守り神でもあり、安産祈願から子どもの厄除けまで、子どもに関するご利益があるとして有名です。神玉は、ご祭神ゆかりの桜と境内に立つ一本松がモチーフとなっていますよ。

【みどり市】貴船神社

関東地方を干ばつから守ってきた水の神様

みどり市にある「貴船神社」は、平安時代末期に関東地方一帯がひどい干ばつに見舞われた際、京都の貴船神社から分霊されて創立されました。その結果、干ばつは解消されて豊作に恵まれ、以来雨ごいや五穀豊穣のご利益があるとして信仰されています。現在の地に社殿が建てられたのは江戸時代のこと。近年は水の浄化力から厄除けの神、水の力が願い事を成就させるとして心願成就の神、そして交通安全の守護神としても信仰を集めています。こちらの神玉には、貴船神社に祀られる水をつかさどる龍神様が描かれています。また、水の神様がいる貴船神社ならではの「水みくじ」はおすすめ。水に浮かべると結果が浮かび上がり、ワクワク感が楽しめます。

まとめ

今回は、神玉巡りを実施している群馬県の7つ神社をご紹介しました。神玉巡りをすれば、群馬県内に点在するさまざまなご利益がある神社に参拝できて、良いこと尽くめ。神玉だけでなく、神社ごとに特色あるお守りや御朱印も授与してもらっても良いですよね。休日にドライブがてら、ひとつずつ神社を巡って、開運祈願や心願成就を願ってみてはいかがでしょうか?

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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