【大阪から2時間以内】関西の絶景スポット28選! 春の日帰りドライブ

【大阪から2時間以内】関西の絶景スポット28選! 春の日帰りドライブ

自然・絶景

2023/11/21更新

関西エリアには、日本を代表する歴史ある名所から広大な眺望を楽しめる公園まで、春の訪れを感じさせるお花見スポットがたくさん! そこには、桜並木や枝垂れ桜、ライトアップされた夜桜、スカイブルーが一面に広がるネモフィラなど、思わずシャッターをきりたくなるような多彩なシーンが広がっています。
今回は、大阪から2時間以内でアクセスできる、春におすすめの絶景日帰りスポットを28箇所ご紹介します。

【奈良県】吉野山

吉野山の樹氷

約200種類3万本の桜が咲き誇る桜の名所

大阪市内から車で約1時間半の場所にあるのが奈良県「吉野山」。こちらはシロヤマザクラを中心に約200種類3万本の桜が咲き誇る、日本屈指の桜の名所として知られています。吉野山は4つのエリアに分かれており、なかでも「花矢倉展望台」では、眼下に上千本や中千本蔵王堂を一望できます。遠方には金剛山や二上山(ふたかみやま)を見渡すことができる絶景スポット。3月下旬~5月上旬にかけての観桜期には交通規制、ピーク時にはマイカー入山規制が実施されることもあるので注意しましょう。
夜には「桜まつりライトアップ」と称して桜のライトアップも。闇夜に浮かぶ桜の幻想的な姿を楽しむことができます。 初夏はあじさい、秋は紅葉、冬は樹氷と、季節ごとに移り変わる吉野山の大自然を堪能してみてはいかがでしょうか。

【奈良県】奈良公園

鹿が桜の下でまどろむ姿が絵になる観光名所

奈良県で最も人気の観光地「奈良公園」。広大な敷地に東大寺、二月堂、正倉院、若草山、春日大社、興福寺、浮見堂、氷室神社、奈良国立博物館などの世界遺産や観光名所が点在しています。
長い歴史を語る古社寺と文化施設が隣接し、芝生や木々など周囲の自然が調和した公園で、約1200頭の野生の鹿が生息しています。桜の名所としても知られ、ナラノヤエザクラ、ナラノココノエザクラ、ソメイヨシノなど約1600本の桜木があります。
奈良公園の中でも見所となっている桜スポットは、鹿がまどろむ春日野園地、浮見堂、飛火野あたり。なかでも春日野園地からは大きな大仏殿の屋根も見えるので奈良らしい桜景色に出合えます。

【奈良県】谷瀬の吊り橋

絶景によるスリルと感動が味わえる歴史的な橋

「谷瀬(たにぜ)の吊り橋」は高さ約54m、長さ297mの吊り橋で、日本で最初に吊り橋が架かった場所の一つとして知られています。江戸時代に架けられたこの吊り橋は、当時の技術力を結集して造られました。現在でも、橋の構造や歴史的な価値を端々に感じることができます。
吊り橋を渡る時の揺れや高所からの景色は、スリルが感じられるかも。しかし、渡りきった後には360度の美しい景色が広がります。春には桜やツツジなどの美しさを楽しみながら、吊り橋を渡るスリルと感動を味わってみてはいかがでしょうか。

【奈良県】若草山

若草山山上の鹿

自然と眺望を楽しみながら鹿と触れ合える場所

「若草山」は、全面が芝生で覆われたなだらかな山。標高342mで 頂上からは大仏殿や奈良盆地一帯の見晴らしはもちろん、天気が良ければ左手には二上山や葛城山、右手には京都まで望めることもあります。年に一度の「 若草山焼き行事」でも有名な若草山は、三つの笠を重ねたように見えるため「 三笠山」とも呼ばれています。
山麓のゲート(南北)から入山し、一重目、二重目、山頂(三重目)、鶯塚古墳周辺道など、それぞれ異なる景観を楽しめます。山麓ゲートから山頂までは徒歩約30分~40分。若草山山頂からは、東大寺、興福寺など、奈良の景観を眺めることができます。また「奈良奥山ドライブウェイ」を通り、車で山頂(三重目)へアクセス可能。山頂から眺める夕日や夜景(新日本三大夜景)は圧巻です。
また、若草山は奈良公園の東側にあり、山全体に芝が生い茂っているので、 鹿がたくさん生息しています。奈良の自然と眺望を楽しみながら、鹿と触れ合ってみませんか。

【大阪府】万博記念公園

自然文化園

日本庭園 つつじヶ丘

「太陽の塔」で有名な風光明媚な文化公園

吹田市にある「万博記念公園」は、1970(昭和45)年にアジアで初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博)の跡地を整備した、文化・スポーツ・レジャー施設も兼ね備える文化公園。
総面積は約98万平方メートルで、芸術家・岡本太郎が制作した「太陽の塔」を中心に、さまざまな樹木や草花が咲き誇る「自然文化園」、未公開を含む約3,000点の万博の遺産を展示する「EXPO'70パビリオン」など、さまざまな施設が併設しています。
敷地内には9種類約5,500本の桜が植えられていて、「日本さくら名所100選」に選ばれているお花見スポットです。3月中旬頃からは早咲きのカンヒザクラやヒガンザクラ、続いてソメイヨシノが咲き競い、園内をピンク色に染め上げます。3月下旬~4月上旬にかけては「桜まつり」、4月には自然文化園で「チューリップフェスタ」や「ポピーフェア」が開催されます。
4月下旬からは赤や紫、淡桃など、色鮮やかな日本原産のクルメツツジなど、3種類のツツジが咲く日本庭園「つつじヶ丘」。3月下旬~4月下旬には一重咲きや八重咲きなど多数のチューリップ、そして4月~5月にかけては瑠璃色のかわいらしいネモフィラが一面に広がる自然文化園「チューリップの花園」。さらには芳醇なバラの香りに包まれる「平和のバラ園」など、季節の花々が続々と見頃を迎えます。

【大阪府】花博記念公園 鶴見緑地

風車の丘の大花壇

風車の丘の大花壇

風車や丘一面に咲く花々で異国情緒に包まれる

1972(昭和47)年に「鶴見緑地」として開園し、1990(平成2)年に開催された「国際花と緑の博覧会(通称・花の万博、花博)」のメイン会場となった都市公園。約123ヘクタールの敷地には、熱帯から乾燥地帯まで地球上のさまざまな気候帯に生育する約5,500種、1万5,000株を温室栽培する「咲くやこの花館」など、自然にあふれたゾーンが備わっています。ほかにも、乗馬体験ができる「乗馬苑」やバーベキュー広場、キャンプ場など、レジャーにぴったりなスポットも併設しています。
風車の丘の大花壇」では、3月下旬になると風車の周りをチューリップやビオラが彩り、4月上旬~5月上旬には、一面に青い絨毯が広がるネモフィラが見頃を迎えます。空と溶け込むように丘一面に咲く姿は、まるで異国に来たような感覚を味わえますよ。

【大阪府】大阪まいしまシーサイドパーク

ネモフィラ

大阪湾とネモフィラ

一面を青色に染めるネモフィラの美しさ

大阪湾を望む「大阪まいしまシーサイドパーク」では、4月頃から約4.4ヘクタールの広大な敷地に約100万株ものネモフィラが咲き誇ります。空と海、そしてネモフィラの鮮やかな青色のグラデーションで一面が染まる美しい光景は、思わず見惚れてしまうほどの美しさです。4月には「ネモフィラ祭り」も開催され、ネモフィラをイメージしたフードなど、オリジナルメニューが登場します。
園内の奥に位置する海岸沿いには、桜やチューリップとネモフィラのコラボレーションが楽しめるスポットも設置。淡いピンクと春風に揺れるブルーのコントラストは、SNS映えも間違いなしの息をのむほどの絶景が広がります。

【大阪府】箕面大滝

日本の滝百選にも選ばれえた名瀑

明治の森箕面国定公園にあり、「天下の名瀑」として知られる「箕面大滝」。日本の滝百選にも選ばれている大滝の落差は33mあり、岸壁から水が一気に流れ落ちる様子はとてもダイナミックです。箕面大滝の流れ落ちる姿が農具の「箕」に似ていることからこの名で呼ばれるようになり、地名もこれに由来しているといわれています。箕面駅の北側から滝までは緩やかな滝道が続きます。大滝周辺には自然が広がり、夏はクールスポットとして、秋は燃え立つような真っ赤な紅葉が、滝をより美しく引き立てています。冬は雪化粧の滝も人気です。とくに春は新緑のモミジが映え、4~5月には小さく咲く花を付ける楓や満開の桜は格段の美しさです。

【大阪府】金剛山

初心者から楽しめるハイキングコースにも注目

「金剛山」は、日本の近畿地方に位置する標高約600mの山。古くから信仰の山として知られており、多くの人々に愛されている観光スポットです。こちらの魅力は、その豊かな自然にあります。山頂からは、大阪湾などの景色を一望することができます。また、山中にはさまざまな植物が生息しており、季節によって美しい花々が咲き誇る姿は絶景です。
金剛山には、多くのハイキングコースもあります。初心者でも楽しめる簡単なコースから、経験者向けの難易度の高いコースまで、さまざまなコースが用意されています。ご自身のレベルに合わせて挑戦してみては。

【兵庫県】姫路城

天守閣や城壁に映える満開の桜が幻想的

1951(昭和26)年に天守群が国宝に指定され、1993(平成5)年には日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録された姫路城。2009(平成21)年から約5年半に及んだ大天守の保存修理が終了し、2015(平成27)年春には待望の一般公開が再開しました。姫路のシンボルとして、各地から多くの人が訪れています。
日本さくら名所100選」にも選定されている姫路城の約1,000本の桜は、毎年3月下旬からソメイヨシノやヤマザクラなどが咲き始めます。城を背景にした三の丸広場の桜並木や、西の丸庭園のシダレザクラは必見。天守閣や城壁に映える幻想的な満開の桜は、ここならではの絶景です。

【兵庫県】兵庫県立公園あわじ花さじき

アースワーク

約5,000平方メートルにもわたる地上絵は必見

淡路島を代表する県立公園「あわじ花さじき」は、一年中季節の花を楽しめるスポット。島北部丘陵地域の頂上部から海に向かう丘の斜面を、色鮮やかな花々が染め上げます。園内は「癒しの花園」「共生の花園」などのテーマで構成。3月~4月中旬にかけて菜の花、ムラサキハナナ、リナリアの花畑が、4月下旬は愛らしいアイスランドポピーが満開に。さらに、小高い展望デッキに上がれば、明石海峡・大阪湾を背景に花の大パノラマが展開する壮大な風景を楽しめます。季節限定で約5,000平方メートルの牧草畑を刈り込んで描く壮大な地上絵「アースワーク」も必見です。

【兵庫県】姫路城西御屋敷跡庭園 好古園

風流を感じる日本庭園と桜の組み合わせ

姫路城を望む姫路城西御屋敷跡庭園「好古園(こうこえん)」。市制百周年を記念して建造された約1万坪の広大な日本庭園は文化財の保全と活用を兼ねた新しい文化の場として平成4年4月に開園しました。
自然にあふれ、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、どの季節に訪れても美しい風景を眺望でき、姫路城に並ぶ姫路の観光スポットとして有名です。
とくに園内に11種70本もの桜が咲き乱れる春は必見。「御屋敷の庭」や「流れの平庭」にある枝垂れ桜の花が降りそそぐように満開になる姿は圧巻です。
毎年見頃を迎える4月上旬からはライトアップイベントも開催されているので、ぜひチェックを。

【兵庫県】六甲ガーデンテラス

眼下に広がる圧巻の大パノラマ

明石海峡大橋から関西空港までを一望できる「六甲ガーデンテラス」。眼下に広がる大パノラマの景色は圧巻で、夜には1000万ドルの夜景も見渡せます。
六甲ガーデンテラスのシンボルである六甲枝垂れは、季節ごとに異なるテーマで景色を堪能できる新スタイルの自然体感展望台。大きな木を想像させる印象的なモニュメントで、LEDライトによる幻想的なイルミネーションは必見です。
ヨーロッパ風の可愛らしい建物も人気の理由。テラス周辺にはグルメやショッピングを楽しめるお店が立ち並び、景色以外にも魅力満載です。四季折々の風景を感じながら、食事や買物を楽しめます。暖かく遠出したくなる春にドライブで訪れるのもいいかも。

【兵庫県】淡路島国営明石海峡公園

スワンボートの上から眺める色とりどりの花

「淡路島国営明石海峡公園」は、平成12年に開催された「淡路花博ジャパンフローラ」の跡地を利用して「自然と人との共生、人と人との交流」をテーマに整備された国営公園です。公園内には美しい自然風景が広がっており、遠くには山々が見えます。また公園内には、さまざまな遊具や施設があり、家族連れやカップルにも人気。
なかでも春には「花の中海」と呼ばれる湖や水路を漕げるスワンボートの上から、色とりどりの美しいチューリップが眺められますよ。
そのほか大規模花壇、園路沿いのボーダー花壇、そして珍しい花が咲く散策路など、さまざまな形で四季折々の花を楽しめます。とくに「春一番の丘」に咲く河津桜は春の訪れを知らせ、心を和ませてくれることでしょう。

【兵庫県】六甲山

「六甲山天覧台」からの眺め

周囲にも絶景スポットが点在する日本三百名山の一つ

「六甲山」は、神戸市の北に位置する山で、宝塚付近を東端、須磨付近を西端に広がる六甲山系。その主峰が標高931mの六甲山です。
周囲にはさまざまな観光スポットが点在していますが、特に景色を堪能したい方は六甲ケーブル」がおすすめ。六甲山上駅からは、神戸市街地や大阪湾が一望できます。夜景も美しく、光り輝く神戸は絶景です。季節によっては、山頂から見る海と山のコントラストが絶妙な景色を見ることができます。
また、標高931mに位置する六甲山天覧台」は、天気が良ければ南アルプスや淡路島、瀬戸内海の島々まで見られます。ほかにも、六甲山頂にある「六甲山牧場」からの眺めも◎。牛や羊などの動物と触れ合いながら、牧場内から神戸市街地や大阪湾が一望できます。動物たちに癒やされながら楽しむのもいいでしょう。

【兵庫県】舞子海上プロムナード

舞子海上プロムナードから見る明石海峡大橋

1.2kmの散歩道を歩きながら神戸湾を一望

「舞子海上プロムナード」は、世界一のつり橋「明石海峡大橋」の神戸市側に添加施設として同時施工され1998年4月5日に開設された回遊式遊歩道です。この長さ1.2kmの木製の散歩道からは、神戸湾を一望することができます。
途中には展望スポットや休憩スペースが設けられているので、休憩に立ち寄ってみてもいいかも。昼間は爽やかな海風が吹き抜け、夜には神戸市内のライトアップされた夜景を眺めることができます。
特におすすめなのは、散歩道の先にある「夢見が丘公園からの眺めです。公園からは、神戸市内の街並みとともに神戸港の大型客船や貨物船を見ることができ、圧倒的な迫力を感じることができます。

【京都府】清水寺

本堂と桜

「清水の舞台」でも有名な古刹

約1200年の歴史を誇り、世界遺産にも認定された「清水の舞台」でも有名な古刹。境内に進むと、鮮やかな朱塗りの正門である「仁王門(におうもん)」や、荘厳な佇まいを見せる「三重塔」など、多くの国宝や重要文化財を目にすることができます。
には、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラなど約1,500本の桜がさまざまな場所で咲き誇ります。奥の院から望む本堂や、三重塔の周辺は特に絶景が見られるスポット。西日を迎える夕刻は桜を黄金色に染めて、日中とは違った雰囲気が味わえます。

【京都府】渡月橋

景勝地・嵐山のシンボル

「渡月橋」が架かる川は大堰川(おおいがわ)といい、その上流が保津川、下流が桂川と呼ばれています。橋ができたのは834〜848年頃、その後1259〜1274年頃に大堰川に架かる橋の様子が月が渡るさまに似ているところから亀山天皇が「渡月橋」と命名したと伝わっています。

渡月橋は春夏秋冬、時間帯によって表情を変え、京都の自然を存分に楽しめるのも魅力のひとつ。とくに春には周囲の桜が満開になり美しさも格別で、いつまでも眺めていたいほど。近辺は観光スポットもたくさんあり、買い物や食べ歩きを楽しんだり、ちょっとくつろいだりとさまざまな楽しみ方ができます。

【京都府】天橋立

晴れた温かい日にはレンタサイクルで渡るのもおすすめ

「天橋立」とは京都府北部・宮津市にある日本三景の一つです。天橋立は観光地としても有名で寺社仏閣が点在しており、恋愛成就やパワースポット、知恵を授かる文殊さんなど、老若男女問わず観光を楽しめるスポットがあります。天橋立といえばとくに「股のぞき」が有名。足を広げて前屈し、股から顔を出して天橋立を見ることを「股のぞき」と言います。なぜこのような特徴的な見方をするかというと、龍が天へ舞い上っているように見えるからです。龍が天へ舞い上っているように見える天橋立ビューランドからの景色は「飛龍観」と呼ばれています。
天橋立を渡るなら徒歩、自転車、船の三つの方法があります。徒歩なら所要約50分ですが、松並木の道を散歩しながら砂浜に出るのも楽しいですよ。自転車ならレンタサイクルを活用して所要約20分。観光船なら所要約12分で渡ることができます。

【京都府】竹林の道

幻想的な小道を歩いてリラックス

「竹林(ちくりん)の道」は、京都市内の嵐山地区にあり、大河内山荘から野宮神社の間を約200mにわたって続く風情のある散策路です。周辺には嵐山や世界遺産の天龍寺など見どころも多く、京都嵐山の代表的な観光名所のひとつ。竹林の道の周りには小道が張り巡らされおり、のんびり歩いてみると趣を感じられるはず。
竹林の道のもう一つの入り口にある「天龍寺」は竹林の中にあるお寺で、緑豊かな境内が広がっています。竹林の中から見上げる塔隙間から見えるお寺の景色は、また格別です。車でお越しの際は、渡月橋周辺の駐車場や天龍寺周辺のコインパーキングを利用されるのがおすすめです。

【滋賀県】玄宮園

水面に写り込んだ桜のリフレクションが見どころ

滋賀県の観光名所として広く知られている彦根城。 「玄宮園」は、彦根城北側にある池泉回遊式庭園で、江戸時代には「槻之御庭(けやきのおんにわ)」と呼ばれていました。延宝5(1677)年、4代藩主井伊直興により造営が始まり延宝7年に完成したと伝えられ、昭和26年には国の名勝に指定されています。現在は庭園部分を「玄宮園」、御殿部分を「楽々園」と称しています。
春が来ると玄宮園をはじめ、天守周辺に約1200本もの桜が咲き乱れます。玄宮園そばの乗船上から屋形船を利用し、水上からの花見も可能。水辺に咲く桜が水面に映り込んだリフレクションの様子が美しい、近年とても人気のスポットです。

【滋賀県】草津市立水生植物公園みずの森

植物園のなかでレジャーシートを広げてお花見を

琵琶湖に面した風光明媚な場所にあり、季節ごとに移り変わる草花を楽しむことができる植物園「草津市立水生植物公園みずの森」。春から秋にはガーデニングのヒントになる珍しい草花が咲き誇ります。温室では国内外の多彩な水生植物や熱帯植物を展示しており、一年中楽しめます。実はこちらの植物園は隠れ桜スポット。ソメイヨシノに枝垂れ桜と楽しめる場所が多数あります。園内ではレジャーシートを広げてお花見もできますので、満開になったら遊びにいってみてはいかがでしょうか。

【滋賀県】伊吹山

「古事記」にもその名が記された名山

「伊吹山」は日本百名山のひとつで、滋賀県と岐阜県の県境に位置します。山頂からは眼下に琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで一望の大パノラマが広がります。古くは「古事記「や「日本書記」にその名が記され、日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にも登場する歴史的な山。古来より著名な薬草や亜高山植物、野鳥、昆虫の宝庫としても有名です。山頂のお花畑は、国の天然記念物に指定されています。
標高1,377mの「伊吹山」には、麓から9合目を結ぶ伊吹山ドライブウェイがあります。全長17㎞の頂上への道のりでは、新緑や紅葉など四季折々の伊吹山の大自然がお出迎え。山頂からは360度遮るもののない雄大なパノラマ風景が眼下に広がります。

【滋賀県】琵琶湖

彦根城から眺めた琵琶湖と桜

ドライブに最適な日本最大の淡水湖

淡水湖で、その面積は滋賀県の約6分の1を占めます。およそ400万年もの長い歴史をもつ 日本最古の湖で、世界中で20ほど存在する古代湖のうちの一つです。
広域な琵琶湖の周辺には観光スポットが満載。歴史を感じられる「比叡山延暦寺」や「安土城跡」をはじめ、親子で楽しめる「びわこどもの国」、インスタ映え間違いなしのフォトジェニックスポット「琵琶湖バレイ」近江八幡の町並みを楽しめる「水郷めぐり」など、世代を問わず楽しめる観光地があります。アクセスがいいので、関西地方の人はドライブで訪れるのもおすすめ。ぜひおでかけの計画に役立ててください。

【滋賀県】比叡山(滋賀県)

ロープウェイに乗って比叡山ドライブ

「比叡山」は、滋賀県と京都府の境界に位置する標高848mの山。古代から霊山として崇拝されてきました。
比叡山には、多くの見どころがあります。まず、比叡山頂上にある「比叡山延暦寺」は、日本で最も古い寺院の一つです。こちらは9世紀に最初に建てられ、その後何度か火災や戦争によって破壊されましたが、現在も多くの仏像や歴史的建造物が残っています。また、延暦寺から見下ろす景色が絶景で、琵琶湖などを一望できます。
比叡山には、自然に触れながら楽しめるアクティビティもあります。例えば、山頂からの眺望を楽しみながらのハイキングや、ロープウェイに乗って比叡山ドライブもおすすめです。また山腹には、比叡山エンゼルリゾートがあり、温泉やレストランなどの施設も充実しています。

【三重県】赤目四十八滝

約3.3Kmの遊歩道を歩いてマイナスイオンを浴びよう

「赤目四十八滝」は、滝川の清らかな流れと深い森がつくる静かな大自然。滝をつなぐ約3.3Kmの回遊路は遊歩道となっていて、往復3時間程度で滝壺を含め大小23瀑もの滝を眺めながら、桜、新緑、紅葉と四季折々の鮮やかな風景を堪能できます。「赤目四十八滝」は、「平成の名水百選」「日本の滝100選」「森林浴の森100選」「遊歩100選」にも選ばれており、ハイキングや森林浴などを楽しむことができます。ところで渓流が岩に当たってしぶきを散らすとき、心身を癒してくれることで知られる大量のマイナスイオンを発生していることをご存じでしょうか。また、森に一歩足を踏み入れると独特の香りが漂います。これは木々が放つ森の精気で、人体にひそむ病原菌に対しても効力があるといわれています。つまり赤目四十八滝は天然のとびきりピュアなアロマテラピー空間なのです。冬の寒さで凝り固まった身体を、癒やしに行ってみてはいかがでしょうか。

【三重県】御在所岳

ロープウェイに乗って空中散歩

「御在所岳」は、三重県の中央部に位置する標高1,212mの山で、周囲には多くの自然景観が広がっています。御在所岳の頂上では、北側には伊勢湾、南側には紀伊水道、東側には伊賀盆地、西側には熊野灘と360度のパノラマビューを体験できます。
また、頂上には「天空の散歩道」があり、山頂から吊り橋を渡る形で続き、こちらも標高1,212m の高さから周囲の景色を見渡すことができます。
また 御在所岳には美しい岩場が多く存在。特に、北斜面の「ダイヤモンド谷」と呼ばれる場所は、美しい岩肌と清流が広がる景色が見られます。
特に春には山桜、ミツバツツジ、ヤマツツジなどを楽しめる場所として多くの人に愛されています。

【三重県】大杉谷

原生林の生い茂る近畿最後の秘境

「大杉谷」は、大台ヶ原の日出ヶ岳の東に広がる峡谷。近畿最後の秘境といわれる自然の宝庫で滝が多いのが特徴です。最大の魅力は、緑豊かな自然に囲まれた清々しい空気。四季折々の風景が楽しめ、いつも多くの観光客が訪れます。また、谷底に流れる清流も美しく、川遊びや釣りなどのアウトドアアクティビティを楽しむこともできます。また、大杉谷には、古代から続く歴史的な遺跡や文化財が多く残っています。大杉谷神社や磐座などの神社仏閣、古墳や石塔などの遺跡があり、歴史や文化に興味のある人にとっても魅力的な場所です。

まとめ

ご紹介した28スポットのどれもが大阪から2時間以内で行ける場所ながら、四季折々で表情を変える自然、歴史ある名勝など、日本を代表する風景を体感することができる絶景ばかり。春の訪れが近づいてきたら、関西に点在する絶景でリフレッシュしに、日帰りドライブ旅に出かけましょう!

旅色編集部 たじま

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記事企画・監修:旅色編集部 たじま

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