町名の通り、豊かな湧き水がこんこんと湧き出している湧水町。農作物の栽培に欠かせない水がきれいだと、そこで採れる農作物も自然とおいしくなります。霧島山麓に囲まれ、温泉が湧く火山もあるなど、恵まれた自然から、土地に根付いた多彩な名産品が生まれています。
町名の通り、豊かな湧き水がこんこんと湧き出している湧水町。農作物の栽培に欠かせない水がきれいだと、そこで採れる農作物も自然とおいしくなります。霧島山麓に囲まれ、温泉が湧く火山もあるなど、恵まれた自然から、土地に根付いた多彩な名産品が生まれています。
霧島連山から豊富な地下水が湧き出る湧水町。その豊かな水源は生活用水だけでなく、農業用水にも使われています。かごしま湧水米は、日本名水百選に選ばれている「丸池湧水」や疏水百選の「筒羽野の疏水」の湧き水で栽培しているお米のこと。湧き水はミネラルが豊富なので、おいしいお米を育ててくれます。また盆地特有の寒暖の差も米作りに最適。恵まれた環境で育ったお米は、もちもちとした食感で、ほんのり甘みを感じます。
栗野岳等の山々に囲まれている湧水町は、日中と夜間の寒暖差と、太陽の光を均等に取り入れられる山麓傾斜地帯であることから、香り豊かなお茶が育つ条件が整った場所。鹿児島茶発祥の地ともいわれ、室町幕府の初代将軍足利尊氏が吉松の般若寺に本陣を定めた際、宇治の茶種子を同寺院境内に播いたのをきっかけに、お茶の栽培が広まったという説も。江戸時代後期に編纂された「三国名勝図絵」にも、当地のお茶は名品と記されています。
霧島山麓に降り注いだ雨水が、約35年の歳月を経てろ過され、こんこんと湧き出している丸池湧水。この天然の湧き水を加熱処理して、ミネラルウォーターにしています。硬度47.0mgの軟水でシリカ、サルフェート成分が多く含まれ、コラーゲンを助長する働きや、新陳代謝を高める作用があると言われています。美容や健康のために、手軽に利用できるペットボトルの湧き水はいかがですか。
湧水町には霧島連山で最も古い火山と言われる栗野岳があり、栗野岳温泉の源となる噴気孔のひとつが八幡大地獄。鶏の地獄蒸しとは、この八幡大地獄の蒸気熱を利用して、鶏を1羽丸ごと蒸した、栗野岳温泉の名物です。県内産のハーブ鶏に塩で下味をつけ、2時間ほど蒸した蒸し鶏は、鶏の旨みが凝縮され、身は手でほぐせるほどのやわらかさに。マヨネーズと唐辛子を合わせたソースでいただくのがおすすめです。
鹿児島の食文化に欠かせない地鶏。鶏の煮付けやさつま汁、奄美大島の郷土料理・鶏飯などが有名ですが、地鶏をいただくなら、まずはタタキがおすすめ。もも肉は濃厚な旨みと抜群の歯応えが特徴で、むね肉はしっとりやわらかい質感と上品であっさりした味わいが持ち味。部位ごとに異なる味わいを楽しめるのも魅力です。古くから新鮮な鶏肉を刺身で食べる文化があるため、生食用食鳥肉の独自の基準を設けているので、安全性も徹底しています。
地下水で育てた湧水町のうなぎ。細やかな管理の下で大切に育てられているため、脂のりがよく、肉質はふっくらやわらか。コク深い旨みも自慢です。さらに湧水町のきれいな水は、うなぎ特有の匂いを洗い流してくれるため、クセのない味わいに仕上がります。良質なうなぎは、炭火でじっくり焼いて甘辛いタレで食べてもよし、時間をかけてふっくら蒸し焼きにしてもよし。きれいな地下水が育てた、クセのないうなぎをどうぞ。