トリンドル玲奈さんが今回体験したのは、道の駅に近接するホテルに泊まって地元の魅力を発見する旅。全国に展開する「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」のなかでも、自然豊かな「フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫但馬やぶ」を拠点に、歴史ある出石や自然豊かな八鹿(ようか)・神鍋(かんなべ)など、兵庫県の但馬地方を渡り歩く旅へ出かけました。
撮影/佐野円香 スタイリング/小松千鶴 ヘアメイク/青山理恵 文/若宮早希
トリンドル玲奈さんが今回体験したのは、道の駅に近接するホテルに泊まって地元の魅力を発見する旅。全国に展開する「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」のなかでも、自然豊かな「フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫但馬やぶ」を拠点に、歴史ある出石や自然豊かな八鹿(ようか)・神鍋(かんなべ)など、兵庫県の但馬地方を渡り歩く旅へ出かけました。
撮影/佐野円香 スタイリング/小松千鶴 ヘアメイク/青山理恵 文/若宮早希
美しい城下町を
ぶらり歴史さんぽ
豊岡市にある出石は、「古事記」や「日本書紀」にもその名が登場するほど歴史のあるまち。慶長9(1604)年に、有子山(ありこやま)の麓に出石城が築かれました。その際に城下町として整備されたまち並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区として現代に受け継がれています。トリンドルさんは、出石城跡や時計台の辰鼓楼(しんころう)などを訪ね、「美しいまち並みですね」とうっとり。300年以上の歴史を持つ出石酒造に立ち寄り、甘酒でひと休みしました。
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住所/豊岡市出石町
電話/0796-52-4806(但馬國出石観光協会)
豊岡市は豊岡鞄の産地であることから、“鞄のまち”と呼ばれています。「かばん工房 遊鞄」では、本革を使った多彩な製品を製作・販売。お買い物が楽しめる「かばんギャラリー遊鞄」のほか、製作体験施設の「かばん工房 遊鞄01」があり、手軽にレザーのバッグや小物を手作りできます。使用する革やボタンなどのパーツはたくさんのなかから選ぶことができ、迷ってしまうほど。トリンドルさんは、コインケース作りに挑戦しました。
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住所/豊岡市出石町町分129-1
電話/0796-52-5055
営業時間/10:00~15:00(土・日・祝日は~16:00)
定休日/木曜日(祝日の場合営業、前日休み)
料金/鞄制作8,250円~
お買い物は、地元のいいものが揃う道の駅へ。蔵をイメージした建物内に、お土産処・食事処・野菜やお米の直売所があります。広いお土産スペースには、養父市八鹿町朝倉地区が発祥の特産品・朝倉山椒をはじめ、但馬地方の名産品ずらり。山椒好きのトリンドルさんは、「たくさんあって迷う!」と悩んだすえに調味料などをお買い上げしました。屋外のスペースには、但馬の山並みを眺めながらくつろげる足湯もあります。
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住所/養父市八鹿町高柳241-1
電話/079-662-3200
営業時間/売店9:00~17:30(土・日・祝日は~19:00)、食事処11:00~17:00(土・日・祝日は~18:30)
定休日/無休
宿泊は「フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫但馬やぶ」へ。道の駅に近接する旅の拠点にぴったりのホテルです。チェックイン後はロビーラウンジで休憩。ソファや電源付きのテーブル、屋外テラスがあり、宿泊ゲストが自由に過ごせる空間になっています。無料のコーヒーメーカーや電子レンジがあり、道の駅などで買った食べ物を持ち込んでもOK。トリンドルさんは道の駅で買ってきたケーキとコーヒーでのんびり過ごしました。
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住所/養父市八鹿町高柳168-1
電話/079-666-8645
料金/1泊1室15,730円(税サ込)~
ホテルから歩いて行ける「とがやま温泉 天女の湯」は、木立に囲まれた高台にある日帰り温泉施設。周辺の山並みを望む開放的な大露天風呂やサウナ、ジェットバス、水風呂など設備が充実しています。温泉の泉質は炭酸水素塩泉。肌に潤いを持たせる炭酸水素イオン(重曹)を含んでおり、美肌効果が期待できるそう。館内には食事処やお土産コーナー、休憩スペースがあり、湯上がりにのんびり過ごせるのもうれしいところ。
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住所/養父市八鹿町高柳488-1
電話/079-665-6677
営業時間/10:00~21:00(最終受付は20:15)、食事処は12:00~20:00(LO19:30)
定休日/木曜日(祝日は営業)
料金/700円
地元ならではの味を
いただきます
夜ごはんもホテルから歩いて行けるお店をチョイス。「お箸紫」は但馬地方の食材をふんだんに使った料理を味わえる食事処です。綿田こうのとり但馬牛、神鍋清流サーモン、八鹿豚、但馬野菜など、使用する食材の8割以上が但馬のもの。店主の堂垣さんが自ら生産者の元に足を運び、選んでいます。人気メニューは10~15品目の野菜を味わえるせいろ蒸しや、八鹿豚のしゃぶしゃぶなどで、どれも絶品。お箸紫厳選カニ三昧6,820円もおすすめ。兵庫・香美町の「香住鶴」など、地酒とともに味わって。
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住所/養父市八鹿町高柳250-2
電話/079-660-1991、070-7611-6879
営業時間/11:00~14:00(LO13:30)、ディナーは金・土・日曜日の18:00~21:00(LO20:30) ※売り切れ次第終了
定休日/不定休
朝来市にある竹田城跡は、江戸時代以前の石積みがほとんどそのまま残されている貴重な史跡。標高353.7mの山頂にあり、絶景スポットとしても知られています。特に秋から冬にかけては、気象条件が揃えば「雲海」を見ることができます。近くの円山川(まるやまがわ)から発生する霧が辺り一面にたちこめ、幻想的な景色に。雲海が現れるのは朝8時頃までなので、早起して出掛けましょう。駐車場から山頂までは歩いて40分程度。道は途中まで舗装されているものの歩きやすい靴がおすすめです。
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住所/朝来市和田山町竹田古城山
電話/079-672-2120(情報館「天空の城」)
営業時間/9~11月は4:00~17:00(最終登城~16:30)※季節により異なる
定休日/冬季閉山(1月4日~2月末日)
料金/500円
「ハチ高原」は養父市の鉢伏山(はちぶせやま)の中腹に広がる標高800~900mの高原リゾート。4~11月頃のグリーンシーズンは登山やハイキング、バギーライドなど、さまざまなアクティビティを体験できます。グランピングやキャンプ、テントサウナなどの施設もあり、大自然のなかで心身ともにリフレッシュできること間違いなし。12月下旬以降はスキーシーズンになり、ゲレンデでスキーやスノーボードを楽しめます。
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住所/養父市ハチ高原
電話/079-667-8535(ハチ高原観光協会)
〝おいしい〟って
しあわせ
三角屋根が目印の一軒家レストランは、まるで友人の家に遊びに来たような、くつろいだ雰囲気が魅力です。メニューは八鹿豚や但馬牛、但馬どり、近郊農家の野菜など、但馬ならではの食材を満喫できるものばかり。トリンドルさんがいただいたのは、トンテキやハンバーグ、肉巻きおにぎりなど、豚料理尽くしの八鹿豚トリプルプレート。「八鹿豚、甘みがあってあっさりしていておいしいです」とにっこり。
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住所/養父市八鹿町伊佐61-1
電話/079-666-8389
営業時間/11:00~14:30、17:30~20:30
定休日/水曜日
午後は兵庫県北部にある日高町の神鍋に足をのばします。広葉樹の森に囲まれた神鍋高原は、広大な田んぼや畑が広がるのどかなエリア。静かな別荘地にある「八反の滝」は、エメラルドグリーンに輝く大きな滝壺が美しい秘境的なスポットです。森の中の階段を5分ほど下ると、落差約24mの滝が間近に見られます。「自然が多い場所に行くと、深呼吸をしたくなりますね」とトリンドルさん。マイナスイオンあふれる滝壺で森林浴を満喫しました。
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住所/豊岡市日高町名色
電話/0796-45-0800(日高神鍋観光協会)
高原地帯である日高町ならではの、ふるさとの味が揃う道の駅。採れたての野菜をはじめ、名物のとち餅や日高みそなどが人気です。名産のキャベツを使った「神鍋高原キャベツチップ」は、地元のキャベツのおいしさを一年中味わえるようにと作られた道の駅オリジナル商品。キャベツの香りがしっかりするこだわりの品です。キャベツチップのクレーンゲームがあり、トリンドルさんも挑戦。「難しい! もう1回」とついつい夢中に。
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住所/豊岡市日高町栗栖野59-13
電話/0796-45-1331
営業時間/9:00~17:00(土・日・祝日は~17:30)※施設により異なる
定休日/無休(温泉・食事処は水曜日 ※繁忙期を除く)
「道の駅 神鍋高原」に隣接するホテル。すぐそばにキャンプ場やゲレンデがあり、秋は紅葉狩り、冬はスキーと、周辺地域の魅力を存分に楽しめる立地が最大の魅力です。共有スペースのロビーラウンジは、地域の工芸品を展示するライブラリーや、地域にまつわる書籍があり、第2の客室のようにくつろげる空間。豊岡特産の杞柳(きりゅう)細工のランプシェードなど、その土地らしさが取り入れられているのも特徴です。
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住所/豊岡市日高町栗栖野59-30
電話/0796-45-0200
料金/1泊1室15,730円(税サ込)~