―― 道の駅に近接するホテル「フェアフィールド･バイ･マリオット･兵庫但馬やぶ」を訪ねました。どんな印象でしたか？

旅行に行くと、毎回必ず道の駅に立ち寄ります。だから道の駅周辺を拠点にして旅をするというコンセプトは、すごく私好みですね。道の駅って地域のおいしいものがたくさん集まっていて、地元の方もお買い物に来るところなので、一番いいものが手に入る感じがします。お土産だけでなく、道の駅のそばにホテルがあれば、周辺にある温泉などいろいろな施設も歩いて回れて楽しそうです。

―― ロビーラウンジも充実していましたね。

道の駅で買ったおやつをロビーラウンジでいただきました。ドリンクも用意されていて、飲食OKというのがいいですよね。お部屋だと食べ物の匂いが残ったりするのが気になりますけど、その点も安心。友達や家族とおしゃべりしてもいいし、ひとりでもくつろげそうです。旅行先で毎回外食すると疲れてしまうこともあるので、道の駅でお土産を買うついでにおやつや軽食を買って、好きなタイミングで食べられるのはすごくいいですよね。

―― 道の駅で気になったものはありましたか？

養父（やぶ）市の「道の駅 ようか 但馬蔵」と、豊岡市の「道の駅 神鍋高原」に行きました。養父市は山椒が特産品だそうで、佃煮やお菓子など山椒を使ったアイテムがたくさんありました。私が買ったのは山椒が練り込まれた海苔です。私の父は「こんなに山椒が好きな人を見たことがない」というくらい（笑）、無類の山椒好きなので、父へのお土産には山椒やオリーブオイル、ニンニクなどが入ったシーズニングを買いました。これでパスタを作ったらおいしいんじゃないかな。神鍋高原はキャベツの名産地だそうで、キャベツを使ったスナック菓子があるんです。そのお菓子のクレーンゲームがあったので挑戦したんですけど、なかなか難しくて……とれずに悔しかったので、お土産や自分用に買いました。

―― 「道の駅 ようか 但馬蔵」では山椒のスイーツにも挑戦しましたね。

ロールケーキは山椒が効いたクリームを使っていて、すごくおいしかったです。辛みはあまりないけれど、風味や香りがしっかりと感じられました。山椒のソフトクリームは爽やかな香りとチョコフレークのつぶつぶした食感がいいアクセント。山椒って甘いものにも合うんだな、と新発見です。

―― 今回は神鍋高原など自然の多い場所へも行きました。

神鍋高原の「八反の滝」は、駐車場を抜けて階段を下りて行くんですけど、森の中に入っていくようで素敵でした。最近は自然を感じたい！ と思うようになって、月に1回くらい、時間ができたら自然の多い場所に行くようにしています。ずっと都会にいると、深呼吸をすることってあまりないですよね。木がたくさんあったり、マイナスイオンが感じられたりする場所に行って深呼吸をすると、体の中からきれいになるような気がするので、自然に囲まれた場所へ行くのは私にとって大事な時間です。

―― 革の小物作りはいかがでしたか？

革かばんの工房で、コインケースを作らせていただきました。使う革は、色や質感などが違う種類がたくさんあって、選ぶのが楽しかったです。製作も難しいのかなと思っていたら、15分くらいで完成したのでびっくり。旅行先でのもの作りって、すごくいい思い出になりますよね。今回はコンパクトなものだったけれど、かばんとか大きいものを作るのも楽しいと思います。私は旅先ではいつも、お茶をしてのんびり過ごすことが多いのですが、新しい発見があるので体験ってやっぱりいいな、と改めて感じました。

―― 旅先ではのんびり派なんですね。

実家で飼っている犬や猫を連れて家族で自然の多いところに行くことが多いです。特に今年の夏は暑かったので、何度も避暑地に足を運びました。犬とお散歩したり、カフェに行ったり。カフェは滞在中、何軒も行っちゃいます。最近は、ペットたちと一緒に行ける場所かどうかも重視しています。

―― 最近、海外旅行はしましたか？

先日妹とふたりでオーストリアとフランスを旅行しました。オーストリアでは祖父母に会って、フランスではパリに滞在して南仏にも行きました。妹がすごく旅慣れていて、初めて乗る電車でもすぐチケットが買えたり、アプリを駆使してフランス語のメニューを翻訳してくれたり。すごく頼りになるんです（笑）。海外ではアパートメントに泊まって、暮らすように過ごすことが多いですね。スーパーで買い物して、お部屋で簡単に料理して食べたり。そういう旅がすごく好きです。ひとり旅もしてみたいと思っているんですけど、海外だと少し怖いので、まずは国内でなかなか行けない場所を開拓してみたいです。でもひとりだとご飯を食べるとき寂しいかな。私にとっての旅は、誰かと一緒だとより楽しめるものですね。