雄大な四万十川と周囲の山々、そして太平洋。四万十市には、川・山・海それぞれの幸が盛りだくさんに揃っています。自然の恵みがたっぷり詰まった食材たちは、全てがメイン級の逸品です。四万十市が誇る名産品の数々を、ふるさと納税の返礼品で手軽に味わってみませんか?
文/長谷川創介(Penseur)
雄大な四万十川と周囲の山々、そして太平洋。四万十市には、川・山・海それぞれの幸が盛りだくさんに揃っています。自然の恵みがたっぷり詰まった食材たちは、全てがメイン級の逸品です。四万十市が誇る名産品の数々を、ふるさと納税の返礼品で手軽に味わってみませんか?
文/長谷川創介(Penseur)
四万十川の清流と天然の苔類を食べて育ったうなぎは、味、香り、食感のどれをとっても一級品。筒や箱の仕掛けを使うコロバシ漁や、岩を積み上げる石ぐろ漁など、四万十川に伝わる伝統漁法で捕った天然うなぎは、まさに四万十市を代表する食材。金色に輝く腹が特徴的で、夏は身が締まり、秋頃から脂がのっていくのだとか。また、豊かな自然の中で手間ひまをかけて育てられた養殖物も、しっかりとした肉質で天然物と遜色ない味わいです。
四万十市は、過去に最高気温41℃を記録したことがあるほど暑い地域。日中は晴れて気温が上昇する一方で、夜間は霧の影響でグッと下がります。この寒暖差のある気候条件は、美味しいお米作りにぴったり。さらに四万十川のキレイな水、豊かな田が揃ったまさに理想的な環境です。四万十川のほとりで育ったお米はふっくらと柔らかで粘り気があり、しっかりした米粒の食感を楽しめます。ツヤと香りにも優れ、冷めても美味しいのでお弁当やおにぎりにも最適。
川の恵みの代表格といえば、天然鮎が欠かせません。石についた苔を主食とする鮎にとって、手付かずの山々に囲まれ、ミネラルが豊富な四万十川はまさに食の宝庫。苔をたっぷり食べて美味しく育った四万十川の鮎は「香魚」といわれ、捕れたてはスイカのような香りを纏い、頬張ると豊かな川の香りが口いっぱいに広がります。また、運動量が豊富で、身が締まっていることも特徴。定番の塩焼きのほか、コンフィやパエリアなど、さまざまな食べ方で楽しめます。
四万十牛とは、四万十川へ注ぎ込む奥深い山からの自然水と、四万十市の稲藁や乾草などを食べ、四万十市で育った黒毛和牛の雌牛(メスウシ)のことをいいます。年間で約100頭しか出荷されないため、“幻の牛”として人気を集めています。車や人の往来のない静かな山間部で、ストレスなく健康にのびのびと育てられた牛は、濃厚な甘味のとろけるような肉質に。ステーキや焼肉はもちろん、四万十牛のミンチ肉を使った四万十牛コロッケもおすすめです。
四万十市のふるさと納税の返礼品として、多くのリピーターに愛されているのが、市内にあるパンの名店の品々です。生クリームを贅沢に使用した話題の生食パンは、ふんわりしっとりした口どけで、少し甘口。ほかにも高知県産のおからを練り込んだカロリー控えめのベーグルや、本場で修業した職人による本格的なドイツパン、高知のご当地パンとして知られる「ぼうしパン」をはじめとする菓子パンなど、バリエーション豊かなパンが揃っています。
全国一の鰹の消費量を誇る高知県。鰹のタタキは全国的に有名な名物料理です。高知市内では塩を振るのみのシンプルな味付けですが、四万十市の中村では塩や酢などと四万十市の柑橘・ぶしゅかんをはじめとする酢ミカンを効かせたタレで叩いた「塩タタキ」が定番です。柑橘が効いた爽やかな風味は、食べ始めたらとまりません。玉ねぎやニンニクなどの薬味をたっぷりのせてご賞味ください。