桜井日奈子さんが訪れたのは、北陸有数の温泉地・石川県七尾市。七尾湾に面した1200年の歴史を持つ「和倉温泉」、新鮮な能登の食材を使ったランチやスイーツ、地域に伝わる風習や伝統的な祭りを体験できる施設など、能登半島の“粋”を求めて、桜井さんの1泊2日の旅がスタートです。
※新型コロナウイルス感染症の影響により、施設の営業状態が変更になっている場合もあります。
最新の公式情報をご確認ください。
桜井日奈子さんが訪れたのは、北陸有数の温泉地・石川県七尾市。七尾湾に面した1200年の歴史を持つ「和倉温泉」、新鮮な能登の食材を使ったランチやスイーツ、地域に伝わる風習や伝統的な祭りを体験できる施設など、能登半島の“粋”を求めて、桜井さんの1泊2日の旅がスタートです。
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幕末から能登・加賀・越中に始まり、今なお続く婚礼の風習、「花嫁のれん」。乗車する人々の幸せを願う思いからこの名をつけた七尾線観光列車「花嫁のれん」の外観は北陸の伝統である輪島塗や加賀友禅をイメージ。日本庭園の飛び石をイメージした絨毯を敷き、8つの半個室には友禅のオールドコレクションをあしらった1号車、流水をイメージした通路と回転椅子の2号車からなる、北陸の和と美を感じられる列車です。
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運行区間/金沢~七尾
運賃/乗車券 おとな1,230円、こども610円、指定席特急券 おとな1,490円、こども740円(指定席特急券は通常期の値段)
※スイーツセット等、食事は全てtabiwa by WESTERから申込み可能
申込先/JR西日本、JR四国の駅のみどりの窓口、および主な旅行会社、
JR東日本、JR東海、JR九州の主な旅行会社
七尾湾に面した和倉温泉には、新鮮な能登の食材を提供している店がたくさんあります。JR七尾線、のと鉄道七尾線七尾駅より徒歩約13分の「能登前寿司 千代ずし」では、能登半島で獲れた魚を毎朝市場で買いつけ、その日のうちに提供。地元の旬のネタ、日頃見たことがないような貴重な魚も、能登前の技法で味わうことができます。寒ブリやイカ、赤西貝など新鮮な魚を使った寿司が人気です。
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住所/石川県七尾市松本町ニ25-1
電話/0767-57-5316
時間/11:30~14:00、17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日/水曜日
一生に一度しか使わない
美しい伝統文化
七尾市の図書館跡地に2016年4月に開館した、この土地の婚礼文化を伝える展示館。明治から平成までの「花嫁のれん」が展示された常設展示室では、時代による移り変わりや特徴を見ることができます。中には「婿入り」の場合に使った、「花婿のれん」も。企画展示室では地域の婚礼衣装や道具等、婚礼文化を紹介する展示を随時行っています。要予約で白無垢または打ち掛けを着て仏間にかけられた「花嫁のれん」をくぐる体験もできます。
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住所/石川県七尾市馬出町ツ部49
電話/0767-53-8743
時間/9:00〜17:00(最終受付は16:30)
休館日/年末年始(12月29日〜1月3日)
能登旅行の醍醐味!
海の幸をたっぷり堪能
能登の魅力、おいしさを最高の状態で体験してもらうべく「いい品・いい味・いい接遇」を合言葉に、日本版のフィッシャーマンズワーフとして1991年に開業した「能登食祭市場」。新鮮な海の幸を購入できる生鮮市場や、発酵食品のセレクトショップ、能登の美味を楽しめるレストランなど、「見る」「買う」「食べる」を一気に楽しめる商業施設。七尾港であがった新鮮な魚介類を、その場で焼いて食べられる「浜焼きコーナー」は、生鮮市場一番の名物。
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住所/石川県七尾市府中町員外13-1
電話/0767-52-7071
時間/9:00〜18:00(1F 能登生鮮市場)、11:00〜21:00(2F 能登グルメ館)
※グルメ館は店舗によって異なります
旅情緒に浸りながら
ほっとひと息
大同年間(806年〜810年)に開湯。豊富な塩分が特徴の“ 海の温泉”として、1200年の歴史を持つ「和倉温泉」。殺菌・保温・美肌の3大効果を期待できるといわれるこの名湯を、気軽に楽しめるスポットが人気です。90度という高温の源泉を、熱交換器を設置することにより加水せず楽しめる「和倉温泉 総湯」は、地元民から観光客までに人気の“街の温泉”。施設外の足湯は無料で誰でも利用可能。右手に能登島大橋、左手にツインブリッジを眺めながら足湯を楽しめる「湯っ足りパーク」、夜はライトアップされ、大正ロマンを感じさせる「渡月橋」散策などで、ゆったりとした時間を過ごし1日の幕を閉じます。
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和倉温泉 総湯
住所/石川県七尾市和倉町ワ部6-2
電話/0767-62-2221 時間/7:00〜21:00 定休日/毎月25日
湯っ足りパーク(妻恋舟の湯)
住所/石川県七尾市和倉町ひばり1−1
竹林の清々しい空気と青く美しい風景を感じるなら、やはり早朝。静寂を感じたまま、曹洞宗の寺院「青林寺」を訪問しました。希望により、6時から18時の間に坐禅か写経を体験できるプログラムがあります。坐禅は住職に坐禅をするときの心得である「調身・調息・調心」の教えを請い、精神を統一し、自分自身の心を静かに見つめ直す20分間。終わった後は、「朝一番で集中できたし、心がすっきりした」と、桜井さん。
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住所/石川県七尾市和倉町レ部61青林寺
電話/0767-62-1555(体験の予約 和倉温泉観光協会)
時間/9:00〜17:00
静謐な空気に包まれる
幻想的な空間
精神統一をした後は、住職の案内で寝殿風総檜造りの本殿「御便殿」を訪問。明治42年、皇太子時代の大正天皇が和倉を訪れる際、休息するために建築されたこの「御便殿」。昭和51年に「青林寺」に移築されました。「御便殿」と坐禅や写経の体験がセットでできるのは、日本ではここだけなのだそう。夜は「御便殿」と庭をライトアップするプログラムもあり、SNS映えするスポットとして人気です。
七尾市を代表する青柏祭(青柏祭の曳山行事)、能登島向田の火祭、石崎奉燈祭、お熊甲祭(熊甲二十日祭の枠旗行事)の4つの祭りを中心に、能登の祭りの歴史や文化を紹介する施設。展示ホールには青柏祭に登場する“日本一の大きさ”ともいわれる、およそ高さ12m、重さ20tの山車「でか山」をはじめとした実物展示も。それぞれの祭りの特徴を生かした臨場感あふれる展示になっています。4つの祭りの「お祭り体験」や、「お祭りグッズ」の販売コーナーなども楽しめます。
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住所/石川県七尾市和倉町2部13番地1
電話/0767-62-4332
時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日/第2・第4水曜日、年末年始(12月31日~1月1日)
2012年にオープンした、地元に愛されるイタリアンレストラン。独自にブレンドした小麦粉を使用した自家製生地を、能登の珪藻土を使用した窯で焼き上げるピッツアや、上品な香りと旨味で能登牛の中でも特に品質が高く希少な「能登牛プレミアム」のパスタからローストビーフまで多種用意。おいしい能登の食材をシンプルに生かした、オリジナリティあふれる料理が楽しめます。
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住所/石川県七尾市和倉町ワ部13-1
電話/0767-62-4188
時間/11:00〜14:30(L.O.14:00)、17:30〜20:30(L.O.20:00)
定休日/月曜日(祝日含む)
旅に「おいしい」は
欠かせません!
食後のスイーツは、epice(エピス)すぐそば、能登の地乳とそのミルクを使った商品を販売する「能登ミルク」で。店長を務めるのは、社長の堀川昇吾さんの長女である堀川宙(そら)さん。東京とイタリアで2年間修行し、帰国後に日本ジェラート協会認定「日本最年少ジェラートマエストロ」の称号を得た宙さんが、日々新しい味のジェラートを作っています。桜井さんは人気の「能登ミルク」+「宙」(杏仁豆腐+マンゴー+ブラッドオレンジ)をいただきました。
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住所/石川県七尾市和倉町ワ部13-6
電話/0767-62-2077
時間/9:00~17:00
定休日/水・木曜日
2007年4月にオープン。館長が約30年かけて収集した、明治初期から昭和40年代のおもちゃ約10,000点を展示する。1階は懐かしいお茶の間や家電、駄菓子屋や看板、ブロマイドなど、昭和30年〜40年代の風景を忠実に再現した「昭和博物館」、2階はブリキのロボットやロケット、キューピーやペコちゃん、メンコや塗り絵、雑誌やポスターを展示した「おもちゃ館」。古くて新しいものが満載で、昭和を知らない世代にとっても、新鮮な時間が過ごせます。
[DATA]
住所/石川県七尾市和倉町9−20-1
電話/0767-62-1161
時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日/年末年始
夕方の和倉町の町並みを眺めながら歩いて、旅のラストは七尾市出身の世界的パティシエ・辻󠄀口博啓氏が2006年にオープンしたカフェで締めくくります。七尾湾が目の前に広がる最高のロケーションで、能登の赤ワインを使ったイチジクのコンポートとショウガのビスキュイや、能登の旨みたっぷりの「のとミルク」と栄養バランスに優れた「セイアグリー健康卵」を使用した「セゾン・ド・ガトー」など能登の素材を生かしたオリジナルスイーツを楽しみました。
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住所/石川県七尾市和倉町ワ部65-1
電話/0767-62-4002
時間/9:00〜18:00(L.O.17:30)
定休日/無休
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