南小国町は、九州のほぼ中央に位置する里山地域。九州最大の河川、筑後川の源流域として大小七つの川が流れており、豊富な水資源と自然に囲まれた町です。阿蘇外輪山のふもとに位置しているため、標高が高く、昼夜の寒暖差が生まれるのも里山ならでは。清らかな水とともに風味豊かなお米作りに適しています。
農薬や化学肥料を使わず栽培した「きよら米」をはじめ、食味コンクールAランク常連の「星空米」、冷めてもおいしい「瑠璃米」など、もちもちとした甘みのある米が育ちます。

阿蘇といえば、あか牛を思い浮かべる人も多いはず。あか牛は褐毛和種（あかげわしゅ）という和牛の一種で、国内の飼育頭数はわずか2万頭と希少な牛です。肉質は、赤身が多く程よく脂肪分を含んでいるため、旨味とやわらかさがあり、ヘルシーな牛肉として注目されています。
コクがありながらもさっぱりとした赤身なので、年齢を問わず人気のお肉です。ジューシーなステーキのほかに、ローストビーフや餃子、ハンバーグとさまざまなメニューでおいしく味わえます。

清らかな水資源にあふれた南小国町は、そばの名所としても知られています。町内にはそばを提供するお店が多数あり、「そば街道」と呼ばれるおいしいそば屋が連なったエリアもあります。お店ごとにそば粉の割合を変えたり、こだわりの薬味や山菜の天ぷらをセットにしたりと、個性あふれる味を楽しむことができます。お土産には、そば街道にある蕎麦屋さんが作ったそば粉の風味が際立つ「蕎麦まんじゅう」がおすすめです。

標高の高い南小国町は、夏は冷涼、冬は降雪が多い気候で、高冷地野菜の栽培が盛んです。きゅうりや大根、ほうれん草など、季節ごとに種類豊富で新鮮な野菜が楽しめます。ふるさと納税では、その時期に採れた野菜を、産地直送で味わえる高冷地野菜ときのこのセットが人気です。ほかにも、旬の野菜を厳選して漬け込んだ漬物もファンが多い一品。日持ちがするほか、季節を問わず南小国町の野菜をいただけます。

南小国町の冷涼な気候は、きのこ栽培にもぴったり。虫が出にくいため、農薬を使わずにきのこが栽培できるのだそう。しいたけは、市場にはあまり出回らない原木栽培が盛んです。乾燥させても肉厚で栄養満点なため、自宅用だけでなく贈答用としても人気を集めています。また、一株約300gもある特産のまいたけは香り豊かで栄養豊富な自慢の逸品。
さまざまな料理に使いやすいきのこ類を、この機会に味わってみてはいかがでしょうか？