広島・宮島・岩国周辺には、広島県の伝統的工芸品である熊野筆や江戸時代の面影が残る町並みをはじめとした文化や歴史を体感できる場所がたくさんあります。そのほか、壮大な景色を望める山やお土産を手に入れるのに最適な店など、ジャンルを問わず8スポットを紹介しているので気になる場所にぜひ足を運んでみてください。
文/松澤都呼(旅色編集部)
広島・宮島・岩国周辺には、広島県の伝統的工芸品である熊野筆や江戸時代の面影が残る町並みをはじめとした文化や歴史を体感できる場所がたくさんあります。そのほか、壮大な景色を望める山やお土産を手に入れるのに最適な店など、ジャンルを問わず8スポットを紹介しているので気になる場所にぜひ足を運んでみてください。
文/松澤都呼(旅色編集部)
標高438メートルの山頂には360度のパノラマを体感できる展望台があります。山々の連なりや美しい緑の風景、遠くに広がる海岸線まで一望でき、見通しのいい時には四国や九州まで見えるのだとか。高さ約100メートルの風車も建っており、回転する羽根の迫力も満点です。
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住所/山口県熊毛郡平生町佐賀
電話/0820-56-7117(平生町産業課)
日本一の“筆”の産地である熊野町には、筆にまつわる芸術・工芸を展示している博物館があります。見どころは重さ約400キログラムの「世界一の大筆」や、ヤギやリスなどさまざまな動物の毛・羽根で作られた筆のコレクション。体験コーナーも充実しており、水をつけて書くと筆跡が見える水書板を使った水書き書道で筆の違いを比べたり、筆づくりや絵手紙といった創作体験もできます。
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住所/広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
電話/082-855-3010
時間/10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※臨時休館あり
入館料/大人800円、小中高生250円、未就学児無料
※展示内容によって変更あり
広島県のほぼ中央に位置する世羅町にある世羅高原農場。「花はみんなをしあわせにする」というコンセプトのもと、四季折々の花で彩られています。春はしだれ桜を中心に多数のカラフルな花々や、約75万本のチューリップが咲き誇り、夏は65,000平方メートルの畑に60品種のひまわり、秋は550品種、約7,500株のダリアや30品種、約13,000株のガーデンマムが見事な景色を作り出します。
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住所/広島県世羅郡世羅町別迫1124-11
電話/0847-24-0014
時間/9:00~18:00(ダリアとガーデンマム祭は17:00まで)
定休日/イベント期間中は無休
入園料/大人700~1,200円、小人300~600円
※開花状況に伴い変動
戦後の日本を代表する作詞家であり、北島三郎の『函館の女』や美空ひばりの『みだれ髪』などを手掛けた星野哲郎氏は周防大島町の名誉町民として知られています。星野哲郎記念館では、映像ホール「星野劇場」や、親しい仲間と通ったという新宿の屋台「さくらい」を復元した「星野工房」など作品の世界観にどっぷりと浸れる資料などを展示しています。また、周防大島の岸辺に繋がれた回廊型の美しい建物も必見です。
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住所/山口県大島郡周防大島町平野417-11
電話/0820-78-0365
時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/水曜日
入館料/大人520円、小中学生300円
江戸時代中期の面影を残す商家が約200メートルにわたって並ぶ柳井市の町並みは、昭和59(1984)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。石畳や白壁の建築物が連なる通りを散策すると、風情豊かで思わずタイムスリップしたかのような気分になります。周辺マップを白壁ふれあい広場(観光案内所)で手にし、古き良き歴史の息吹を感じる体験に出かけましょう。
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白壁ふれあい広場
住所/山口県柳井市柳井3714-1
電話/0820-23-3655(柳井市観光協会)
天正17 (1589) 年に中国地方の大半を領有していた毛利輝元によって築城が開始された広島城。交通の便を考え河口へ建築を始め、10年の歳月をかけて完成させました。明治時代の廃藩置県を機に多くの建物が取り壊されるなか、天守閣やいくつかの建物は残りましたが、第二次世界大戦中の原子爆弾投下により全壊。天守閣は昭和33 (1958) 年に再建され、現在内部は資料や模型等で歴史を紹介する博物館として見学可能です。また、三の丸エリアでは令和7(2025)年3月から商業施設が順次開業予定で、幅広い世代の方が楽しめます。
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住所/広島県広島市中区基町21-1
電話/082-221-7512
観覧料/天守閣 大人370円、シニア・高校生180円、中学生以下無料
宮島へと向かうフェリー乗り場の近くにある「みやじまぐちの想い出Shop epilo」。広島で活躍する作家の作品や、地元にゆかりがあるお菓子・食材などを販売しており、お土産にもぴったりな町の想いがこもった商品が並びます。2階には古本図書館&CAFÉもあり、コーヒーやビールを飲みながらゆっくりと過ごせます。宮島の旅の初めや終わりに立ち寄って、かつて酒蔵だったという建物の木のぬくもりに癒されてみるのも素敵です。
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住所/広島県廿日市市宮島口1-5-11あなごめしうえの奥
電話/080-3879-0016
時間/平日10:30~18:00、土日祝10:30~19:00
定休日/不定休
江戸時代に栄えた港町として知られる御手洗。発展により多くの建造物が建てられた町並みは平成6(1994)年に重要伝統的建造物群保存地区として国から選定されました。商家、茶屋、船宿などが入り混じる集落は趣があり、まるで江戸時代で時が止まったかのようなレトロ空間。防波堤や高燈籠(たかとうろう)など、港町の生活に必要な土木的建造物も当時のまま現存しているので歴史や文化を体感する散策に最適です。
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住所/広島県呉市豊町御手洗
電話/0823-67-2278(御手洗休憩所)