×

FO-CAL[フォーカル]

Special Interview 葵わかなさん

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん

――これまで熊本県を旅したことはありますか?

熊本県には過去に一度撮影で訪れたことがあり、その時は南阿蘇村の方に行きました。益城町へは今回が初めてです。

――今回の益城町の旅をするにあたってどんな風景を想像しましたか?

益城町の名前は聞いたことがあったぐらいの知識量でしたので、どんな町で何があるのかな? と気になっていました。ちょうど阿蘇に行ったばっかりだったこともあって、近しい雰囲気かなと思いつつ、とにかく緑がたくさんあるのが印象的でした。

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん

――益城町では自然に触れたり新たなスポットを回ったりしましたが、
特に印象に残っているのは?

熊本地震の被害状況がそのまま残されている「潮井神社」が印象的に残っています。すごく興味深かったですし、もっと話を聞いてみたかった。写真で元の姿を見せていただいたのですが全く違う印象で、地震の前の状態も見てみたかったです。地震によって御神木が倒れたり、落差70センチの断層が見えたり……言葉にするのが難しいですが、地震の威力を感じつつも、それらを乗り越えてなお存在する。そんなところに強さもあって。現在の神社はすごく独特な雰囲気で、地震の爪痕が残っているものの生命力を感じました

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん

――神社ではたくさん写真を撮られていました。

たくさん撮りました! 雨に濡れた緑がより濃く見えて、なんだかきれいだな、神秘的だなって思って収めました。今回の映像のナレーションに“自然の恩恵と脅威を同時に感じさせられます”という一節があるのですが、まさにその通り! 地震が起こったからこそ見えてきたものがあると感じました。

―――撮影の前にちょうど雨が上がって美しかったですね。

地震によって崩れたものの、それによってまた凄みを増した感じがしました。神社に対する人が持つ感情と、神社の持つ雰囲気ってまた違うような気がして。実は2000年前にも大きな地震があって、それによって湧水が通ったと聞いて、そんな自然のすごさを感じたり。自然ってちょっとこう“すん”としたところがあるよな、こっちは大変なのにって。そんなところも神聖に感じて、“こちら(自然)はびくともしません”みたいな雰囲気がカッコ良かったです。

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん

――益城町には「マシキラリ」など若者向けのスポットも続々と誕生しています。

おしゃれで、食べ物もどれもおいしかったです。最初に「マシキラリ」を目にしたときは、町内に住むのは若者だけではないので、誰がどのようにして若い人向けの施設を作ったのだろうと気になっていました。「復興まちづくりセンターにじいろ」で“創造的復興を目指している”と紹介されていて、なるほど! と。町全体で新しく創造しながら復興を目指すスタイルだと知って、すごく新しい考え方だなと思いました。地震によって失ったものと同じものを作るのではなく、創造していくというのはけっこう勇気がいると思うんです。自分みたいな年齢からすると、こういったスポットがあると町にすごくタッチしやすい。

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん

――旅としての益城町はいかがでしたか?

旅行者としてはすごく行きやすい街だと感じました。震災の爪痕が残っていて、被災された方たちの悲しみはもちろんあると思いますが、それでも前を向いて、復興をポジティブに捉えている。町全体が明るくて、前向きな雰囲気でとても接しやすかったです。

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん
FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん

――益城町のグルメの思い出は?

グレープガーデン益城のぶどう、そして「ミモザ」で食べたサンドウィッチがとてもおいしかったです。もともと私はご飯派で、パンは年に数えるほどしか食べないのですが、これまでの記憶が一新されるほどミモザのサンドウィッチはおいしかった。もっとゆっくりしたかったな(笑)。ぶどうも酸味が強い紅瑞宝(べにずいほう)がおいしくて、家でテレビを観ながら食べたらあっという間になくなっちゃいそう。

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん

――益城町を旅してどんな言葉が浮かびましたか?

古き良き新しいまち、でしょうか。「自然」「古い」「新しい」が浮かびました。自然があって古き良きを知りながら新しい町を創っていく。町役場も新しくなりますし、まだまだ見るところもたくさんありそう。シーズンごとのおいしいもの巡りをしにまた来てみたいです。

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん
Special Interview 葵わかなさん
©尾田栄一郎/集英社
FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん

――葵さんの“旅のスタイル”を教えてください。

旅行が大好きなので、毎年すごい数を旅してきました。最近はコロナ禍で減りましたが、以前は車で温泉地に行って、「今日はもう何もしない」という宿と温泉がメインの旅もあれば、反対に九州など飛行機や新幹線に乗って遠出するときはビジネスホテルに泊まって観光をメインにした旅も。朝から観光スポットを回って、食事は全て外食。寝に帰ってまた翌朝出かける、そんなアクティブな旅もします。車の運転も好きでレンタカーを借りて移動することも。両親も祖母も旅好きなので、子どもの頃は姉妹と祖母の3人で旅行に行ったり、毎年家族旅行に行ったり。母や姉との2人旅もあります。

FO-CAL[フォーカル]
Special Interview 葵わかなさん

――旅先ではどんなお土産を買いますか?

お酒が好きなので、ワイナリーや酒蔵に行ってはその土地ならではのお酒を買ったり、市場では海鮮や野菜を買って家族に送ったり。旅の思い出として自分用にコースターなどの小物を買うこともあります。

――旅の必需品は?

旅があまりにも身近すぎて、必需品は特にありません(笑)。計画して旅をすることもあれば、ドライブに出かけてそのまま泊まって帰ってきたりすることもあるくらい。しいていえば身軽さが必需品かもしれませんね。

FO-CAL[フォーカル]
葵 わかな
葵 わかな
Profile

1998年6月30日生まれ。神奈川出身。2009年に女優デビューし、テレビドラマ、映画、CM、ナレーション、最近では番組MCを務めるなど幅広い分野で活躍中。2017年に連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)で、ヒロイン・藤岡てん役を演じたのに続き、2019年にはミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で初舞台&初ミュージカルに挑戦。同年、第43回エランドール賞新人賞を受賞。Amazon Originalドラマ『結婚するって、本当ですか』が、10月7日(金)よりPrime Videoで独占配信。また、2023年9月10月公演ミュージカル『アナスタシア』の再演が決定。大の旅行好きで、趣味は猫を愛でることと料理。

衣装協力

・1ポーズ目/ブラウス75,900円、スカート103,400円(共にフォルテ フォルテ/03-5216-6518)、イヤリング33,000円(ドナテラ・ペリーニ/日本橋三越本店 本館3階ミグジュアリー 03-3274-8248)、バッグ41,800円(アントネッロ テッデ/オーガスト 03-6434-1239)

・2ポーズ目/リオールインワン52,800円(エンフォルド/03-6730-9191)、バッグ30,800円 (アントネッロ テッデ/オーガスト 03-6434-1239)、ピアス11,000円(マナ ローザ ジュエル/マナ ローザ 011-616-0106)

FO-CAL[フォーカル]

協力

熊本県益城町

FO-CAL[フォーカル]

編集長

播磨雄介

編集

福田桃子

アドバタイジング

折田隆人

デザイナー

永井洋二(サンメッセ株式会社)

HTMLコーダー

株式会社KGスカイ

発行人

井上秀嗣

発行元

株式会社ブランジスタメディア

東京都渋谷区桜丘町20番4号ネクシィーズスクエアビル

03-6415-1183

豊かな水と緑の恵み益城町のうまかもん5選

FO-CAL[フォーカル]
contents