《山陰・山陽編》
蔵元として知られた旧石橋酒造の、推定築220年の建物をそのまま活かした宿。江戸末期から明治初期にかけてにぎわいを見せた木綿街道の街並みに溶け込んだ歴史を感じる空間で、ゆるやかに流れる時に浸ることができる。蔵や客間、蔵人の下台所などを改修した全6部屋の客室は、それぞれ異なる特徴があり、すべて制覇するのもまた一興。「左桟瓦」「なまこ壁」など独特な意匠が今も残る平田、木綿街道。この土地の文化に魅せられて集う人々とのふれあいもまた、旅の特別な思い出になるだろう。
四方を海に囲まれた日本は、“お魚天国”。北海道から沖縄まで、各地で特色ある海の幸を楽しめます。暖流と寒流が流れる列島の周囲は大陸棚に囲まれ、三陸金華山沖や富山湾、玄界灘など、世界に誇る好漁場に恵まれています。春はサワラやタイ、夏はアナゴやカンパチ、秋はサバや戻りガツオ、冬はブリやカニなど、春夏秋冬、旬の魚を味わえるのも魅力。海鮮料理が美味しい宿ランキングなどをチェックして、旅に出るのもおすすめです。
神庭・荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡にほど近く、歴史と謎に包まれた地にたたずむ「松園」は、古代の暮らしを再現した高床式の離れが特長的。伝説の八上姫が癒されたといわれ、龍神温泉(和歌山)、川中温泉(群馬)と並ぶ日本三美人の湯のひとつである湯の川温泉や、古代食を再現した食事など、まるで当時の王族になったような貴重な体験ができる。出雲大社への拠点・出雲市駅から2駅というアクセスも抜群。パワースポットとして有名な出雲の地で、古代の思いを巡らす浪漫旅を。