《滋賀編》
今から約1200年前、最澄によって開湯されたのが始まりだとされる「おごと温泉」。古より多くの旅人たちを癒してきたそのいで湯は、今も湖畔の景勝地として、また大津・京都の奥座敷として多くの人々に愛され続けている。そんなおごと温泉の一角に佇む「湯元舘」の一番人気は、月心亭最上階(11階)にある露天風呂「月心の湯」だ。雄大な琵琶湖を一望する開放感たっぷりの近江の佳景、美しい四季の移ろいを五感で感じる露天風呂で至福の時間に夢紡ぐひと時を。
近年では、湯処にさまざまな趣向を凝らした施設も増えてきています。貸切風呂を複数備え、檜の風呂や壺風呂、岩風呂などと、それぞれ趣の異なる湯船を取り揃えている湯宿もあるので、宿の中で湯めぐりするのもまた楽しそうですね。また、サウナやジャグジー、岩盤浴といったスパ施設や、専用の湯上がりラウンジを設けている施設もあります。興味のある湯宿を探して、“命の洗濯”をする湯浴み三昧の旅に出かけましょう。