NIPPONIA 出雲平田木綿街道

エリア: 島根県 / 出雲市平田
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約220年の時を経た蔵元の館で和文化の魅力を体感

蔵元として知られた旧石橋酒造の、推定築220年の建物をそのまま活かした宿。江戸末期から明治初期にかけてにぎわいを見せた木綿街道の街並みに溶け込んだ歴史を感じる空間で、ゆるやかに流れる時に浸ることができる。蔵や客間、蔵人の下台所などを改修した全6部屋の客室は、それぞれ異なる特徴があり、すべて制覇するのもまた一興。「左桟瓦」「なまこ壁」など独特な意匠が今も残る平田、木綿街道。この土地の文化に魅せられて集う人々とのふれあいもまた、旅の特別な思い出になるだろう。

アクティビティ

平田の歴史と文化を知る体験型ステイ
「木綿街道」で人とのふれあいを満喫

宿のある「木綿街道」の街並みは、かつて綿花に栄えた時代にタイムスリップしたかのよう。国の有形文化財「本石橋邸」をはじめとする歴史的建物や、創業100年を超える酒蔵、醤油蔵が点在し、わくわくの散策が愉しめる。故郷のように温かく迎え入れてくれる地元の人々とふれあいながら、ほっこりとしたひとときを満喫したい。

客室

「道具廻（どうぐまわし）」

造りが異なる6つの個性的な客室のなかのひとつ「道具廻」は、酒造りの道具が大切に保管されていた蔵を、魅力あるその雰囲気を活かしつつ、開放的でモダンな空間に改修した客室だ。

「蔵元（くらもと）」

1階と2階から成り、1階からは御成門のある庭を眺めることのできる和室が広がっている。壁や梁をそのまま残して納屋を改装した2階は、小上がりのロフトに2台のベッドが並び、落ち着いた雰囲気が魅力。

「杜氏（とうじ）」

客間として使われていた部屋を改修した、日当たりが心地よい客室。縁側の先に美しい庭を望む、和の情緒にあふれる広々とした空間が魅力だ。石と檜造りの風呂では、庭を眺めながらの湯浴みが愉しめる。

「麹屋（こうじや）」

大きな窓から庭の一本松を望む「麹屋」。味のある美しい土壁が囲む高天井の空間は、アンティークの優麗な照明に照らされて、唯一無二の雰囲気を醸し出している。石と檜で造作した風呂では、ゆったり湯浴みを愉しめる。

「もと屋」と「頭（かしら）」

「もと屋」は、蔵人が使っていた下台所を改修した客室。1本の松が凛と立つ中庭を眺める、居心地いい部屋だ。書斎付きの「頭」は、思考をじっくりと巡らせるのに最適な空間。浴槽からは、歳月を重ねた大梁を望む。
※「もと」は酉偏に元。写真は「頭」

料理

日本酒と愉しむ“居酒”がテーマの夕食

もともと造り酒屋だったことから、日本酒と愉しむ“居酒”が夕食のテーマ。地元の老舗蔵元「酒持田本店」が造る地酒を用意し、日本海の海鮮やしゃぶしゃぶなど酒と相性抜群な料理を、季節によって異なる献立で提供する。

朝食でも地元の味を満喫

職人の伝統技術を受け継ぐ手作りの醤油、酒粕や地元の新鮮な野菜をふんだんに使った滋味深い朝食を提供。徒歩約2分の「持田醤油店」にて、どこか懐かしい家庭的な朝食がいただける「水曜日限定の朝食プラン」も好評だ。

館内施設

居酒（いざけ）

夕刻から愉しむ居酒。昔は酒屋の店先で立ち飲む酒を「居酒」と言い、現代の「居酒屋」のスタイルが生まれたとか。エントランスホールに置かれた大樽の円卓は、旧石橋酒造で醸造に使われたもの。立ち飲みの居酒に最適だ。

インフォメーション

NIPPONIA 出雲平田木綿街道 ( ニッポニアイズモヒラタモメンカイドウ )
島根県 / 出雲市平田

住所

島根県出雲市平田町新町831-1
地図を見る

アクセス

電車：一畑電車北松江線雲州平田駅から木綿街道方面へ徒歩約10分車：山陰自動車道　斐川ICから約20分　※宿から駐車場への案内あり飛行機：出雲縁結び空港から車で約15分
TEL

0853-31-9202
公式HP

https://nipponiaizumo.jp/hirata/
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