愛媛県松山市にある道後温泉は、3,000年もの歴史を誇る日本最古の温泉地。多くの小説や文献に登場し、また、さまざまな文人を輩出した“文学の街”としても有名です。そんな道後温泉で文学に触れる旅に出かけてみませんか。舞台となった小説を読んでから訪れれば、旅がもっと楽しくなるはず。

訪れる前に知っておきたい 道後温泉の文学情報

  • 道後温泉
    俳人・正岡子規の故郷で多くの文人を輩出した街

    「万葉集」「日本書紀」「源氏物語」などに名湯として登場する道後温泉。近代俳句の祖といわれる正岡子規など、文学を語るうえで欠かせない多くの文人を輩出した街でもあります。松山駅から車で約20分の場所にある「松山市立子規記念博物館」では正岡子規をはじめ、松山が生んだ文人たちの業績や作品について学ぶことができるのでぜひ訪れてみて。

  • 坊ちゃん団子
    夏目漱石「坊ちゃん」の世界観がそのまま体感できる

    道後温泉の中心に位置する重要文化財「道後温泉本館」は、夏目漱石や正岡子規も頻繁に通っていたとされる温泉施設。夏目漱石の代表作「坊っちゃん」など、いくつもの名作に登場しています。温泉街では「坊ちゃん電車」や「坊ちゃん団子」といった、小説に登場する名物が実際に楽しめるので、登場人物になった気分で堪能しましょう。

  • 小説ゆかりのスポット
    司馬遼太郎が描いた「坂の上の雲」舞台の地

    司馬遼太郎の「坂の上の雲」は松山を舞台とした歴史小説で、正岡子規と松山出身の軍人・秋山兄弟を主人公にした内容です。テレビドラマにもなったことがあり、松山城の山麓には、小説の世界観が忠実に作られた記念館「坂の上の雲ミュージアム」があります。周辺にはほかにも小説ゆかりのスポットが多数あるので、車で巡ってみるのも良いかも。

あわせて楽しみたい寄り道スポット

道後商店街

お土産選びなら「道後ハイカラ通り」の愛称で親しまれる、道後温泉本館隣接の商店街がおすすめ。ふわふわの手触りに抜群の吸水性を誇る「今治タオル」や、松山の人気銘菓「六時屋のタルト」など、愛媛の名産品や道後でしか買えない商品が並びます。特別なひと品を探してみては。

足湯

道後温泉街には気軽に利用できる足湯や手湯のスポットが点在しています。多くの旅館やホテルなどの玄関脇に足湯の設備が備えられていて、宿泊者以外でも無料で利用することができるんです! すべすべした肌触りの名湯が、散策疲れを心地よく癒してくれること間違いなし。

「道後温泉で文学に触れる旅」
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